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第54回余白句会記録
日時
2004・8・21(土)
場所  
吉祥寺本町コミュニティーセンター
参加者
井川博年(騒々子) 有働薫(みなと) 小長谷清実(裏長屋)  清水昶(昶) 清水哲男(赤帆) 白川宗道(宗道) 辻憲(銅羅) 土肥あき子(あき子) 三宅やよい(やよい) 八木忠栄(蝉息) 八木幹夫(山羊)
欠席者
小沢信男(巷児) 国井克彦(裏通) 多田道太郎(道草) 木坂涼(紙子) アーサー・ビナード(ペダル) 投句なし。
中上哲夫(ズボン堂) 投句あり。
ゲスト
今井聖(沖仲仕)
兼題
虫の音・鰯雲・檸檬・目(または眼)
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

目の端に秋がひよつこり来て笑ふ 蝉息 赤帆◎ 銅羅○ 裏長屋△ 宗道△ 7点
厨房の小窓に檸檬月上る やよい みなと◎ あき子◎ 6点
いわし雲空にもいつか行き止まり あき子 蝉息◎ 裏長屋◎  6点
虫の音や机の果ての遥かなる 沖仲仕 銅羅◎ 山羊○ 蝉息△ 6点
腐らせてしまうレモンを今日も買う あき子 山羊◎ 騒々子△ 赤帆△ 銅羅△ 6点
おみやげはこれ一個です青れもん 裏長屋 騒々子◎ 赤帆○ 5点
鰯雲汽車に窓から乗りし日よ 沖仲仕 やよい◎ 昶△ 赤帆△ 5点
頭目は隻眼の猫盂蘭盆会 やよい みなと○ 蝉息○ 銅羅△ 5点
虫の音のベンチで会ってそれっきり やよい 騒々子○ 宗道△ あき子△ 山羊△ 5点
虫の音や曳舟夜間中学校 銅羅 裏長屋○ みなと△ 赤帆△ 宗道△ 5点
佳作A 愛さるることなき乳房いわし雲 蝉息 宗道◎ 裏長屋△ 4点
デスマスクのやうな山並檸檬の香 沖仲仕 みなと○ 宗道○ 4点
浜に出て貝拾う子や鰯雲 騒々子 昶○ 宗道○ 4点
街宣車の男が齧る檸檬かな 赤帆 裏長屋○ みなと△ 山羊△ 4点
鰯雲ヌードのまんま消えてゆく 銅羅 沖仲仕○ みなと△ 蝉息△ 4点
宿題はいまだ終らず鰯雲 山羊 昶◎ 3点
船底に居り虫の音とビア樽と あき子 沖仲仕◎ 3点
秋麗やウマヅラハギの目がやさし 沖仲仕 山羊○ 裏長屋△ 3点
目玉焼きは太陽である夏休み 赤帆 あき子○ やよい△ 3点
風呂のまど草たけ伸びてむしのこえ みなと 赤帆○ 騒々子△ 3点
東京の父の恋しき鰯雲 宗道 沖仲仕○ 昶△ 3点
そのむかし船長でした鰯雲 やよい 昶○ あき子△ 3点
落書きに眼鏡を加え小鳥来る あき子 やよい○ 騒々子△ 3点
佳作B 橋の上にレモン転がる九月かな 騒々子 銅羅○ 2点
眼疾の眼を洗ふかな今朝の秋 騒々子○ 2点
蹴り込んで破顔の汗や鰯雲 赤帆 やよい○ 2点
虫の音の道来て別れ話かな 宗道 あき子○ 2点
ころがりし蝉の目夏の空に向く 銅羅 蝉息○ 2点
虫の音の凹んでをりぬひとところ 蝉息 あき子△ 沖仲仕△ 2点
金色の目の猫もゐて秋祭り ズボン堂 沖仲仕△ 1点
虫の音を手探りすれば薮の中 蝉息△ 1点
いわし雲飛行機低く行く基地へ みなと 銅羅△ 1点
トンボの目ににらまれて「食えるのかな」 みなと やよい△ 1点
檸檬一顆月の雫と思ひけり 宗道 昶△ 1点
故郷の新木の墓碑や鰯雲 裏長屋 沖仲仕△ 1点
送舟一寸先を目でおもう 裏長屋 山羊△ 1点
レモンミロジローさぼうる巌南堂 銅羅 やよい△ 1点
選外 朝寝して昼寝して聞く虫の音や ズボン堂    
薄切りの紅茶のレモン恋淡し    
船旅の道連れにする鰯雲    
虫の音やどこまで行ってもついてくる 騒々子    
鰯雲秘めたる恋のふたつみつ ズボン堂    
虫の音や猪口を手にして品定め 裏長屋    
絶望という名の眼 茸生え 山羊    
檸檬を追いかけるひと団子坂 ズボン堂    
虫の音や職安通りを行き交う人 赤帆    
干し竿にとまるとんぼの目玉かな みなと    
八月の君の遺影と黒目がね 宗道    
てきぱきと働く人や檸檬の香 山羊    
今日からは阿修羅とならん鰯雲 蝉息    
病人の窓を開けてる鰯雲 騒々子    
バイオリン虫の音聞きしこともなし 山羊    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 三宅やよい やよい 19点 厨房の小窓に檸檬月上る         6点
頭目は隻眼の猫盂蘭盆会         5点
虫の音のベンチで会ってそれっきり    5点
そのむかし船長でした鰯雲        3点
2 今井聖 沖仲仕 18点 虫の音や机の果ての遥かなる       6点
鰯雲汽車に窓から乗りし日よ       5点
デスマスクのやうな山並檸檬の香     4点
秋麗やウマヅラハギの目がやさし     3点
2 土肥あき子 あき子 18点 いわし雲空にもいつか行き止まり     6点
腐らせてしまうレモンを今日も買う    6点
落書きに眼鏡を加え小鳥来る       3点
船底に居り虫の音とビア樽と       3点
4 八木忠栄 蝉息 13点 目の端に秋がひよつこり来て笑ふ     7点
愛さるることなき乳房いわし雲      4点
虫の音の凹んでをりぬひとところ     2点
今日からは阿修羅とならん鰯雲
5 辻憲 銅羅 12点 虫の音や曳舟夜間中学校         5点
鰯雲ヌードのまんま消えてゆく      4点
ころがりし蝉の目夏の空に向く      2点
レモンミロジローさぼうる巌南堂     1点
6 清水哲男 赤帆 9点 街宣車の男が齧る檸檬かな        4点
目玉焼きは太陽である夏休み       3点
蹴り込んで破顔の汗や鰯雲        2点
虫の音や職安通りを行き交う人
7 小長谷清実 裏長屋 7点 おみやげはこれ一個です青れもん     5点
送舟一寸先を目でおもう         1点
故郷の新木の墓碑や鰯雲         1点
虫の音や猪口を手にして品定め
8 井川博年 騒々子 6点 浜に出て貝拾う子や鰯雲         6点
橋の上にレモン転がる九月かな      2点
虫の音やどこまで行ってもついてくる
病人の窓を開けてる鰯雲
8 白川宗道 宗道 6点 東京の父の恋しき鰯雲          3点
虫の音の道来て別れ話かな        2点
檸檬一顆月の雫と思ひけり        1点
八月の君の遺影と黒目がね
10 有働薫 みなと 5点 風呂のまど草たけ伸びてむしのこえ    5点
いわし雲飛行機低く行く基地へ      1点
トンボの目ににらまれて「食えるのかな」 1点
干し竿にとまるとんぼの目玉かな
11 八木幹夫 山羊 3点 宿題はいまだ終らず鰯雲         3点
絶望という名の眼 茸生え
てきぱきと働く人や檸檬の香
バイオリン虫の音聞きしこともなし
11 清水昶 3点 眼疾の眼を洗ふかな今朝の秋       2点
虫の音を手探りすれば薮の中       1点
薄切りの紅茶のレモン恋淡し
船旅の道連れにする鰯雲
13 中上哲夫 ズボン堂 1点 金色の目の猫もゐて秋祭り        1点
朝寝して昼寝して聞く虫の音や
鰯雲秘めたる恋のふたつみつ
檸檬を追いかけるひと団子坂

【本日の出席者12名@吉祥寺本町コミュニティセンター前】

前列左から みなと、やよい
後列左から 山羊、沖仲仕、あき子、宗道、騒々子、赤帆、蝉息、裏長屋、銅羅
昶行方不明中

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