| 第54回余白句会記録 |
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| 天 | 目の端に秋がひよつこり来て笑ふ | 蝉息 | 赤帆◎ 銅羅○ 裏長屋△ 宗道△ | 7点 |
| 地 | 厨房の小窓に檸檬月上る | やよい | みなと◎ あき子◎ | 6点 |
| 〃 | いわし雲空にもいつか行き止まり | あき子 | 蝉息◎ 裏長屋◎ | 6点 |
| 〃 | 虫の音や机の果ての遥かなる | 沖仲仕 | 銅羅◎ 山羊○ 蝉息△ | 6点 |
| 〃 | 腐らせてしまうレモンを今日も買う | あき子 | 山羊◎ 騒々子△ 赤帆△ 銅羅△ | 6点 |
| 人 | おみやげはこれ一個です青れもん | 裏長屋 | 騒々子◎ 赤帆○ | 5点 |
| 〃 | 鰯雲汽車に窓から乗りし日よ | 沖仲仕 | やよい◎ 昶△ 赤帆△ | 5点 |
| 〃 | 頭目は隻眼の猫盂蘭盆会 | やよい | みなと○ 蝉息○ 銅羅△ | 5点 |
| 〃 | 虫の音のベンチで会ってそれっきり | やよい | 騒々子○ 宗道△ あき子△ 山羊△ | 5点 |
| 〃 | 虫の音や曳舟夜間中学校 | 銅羅 | 裏長屋○ みなと△ 赤帆△ 宗道△ | 5点 |
| 佳作A | 愛さるることなき乳房いわし雲 | 蝉息 | 宗道◎ 裏長屋△ | 4点 |
| 〃 | デスマスクのやうな山並檸檬の香 | 沖仲仕 | みなと○ 宗道○ | 4点 |
| 〃 | 浜に出て貝拾う子や鰯雲 | 騒々子 | 昶○ 宗道○ | 4点 |
| 〃 | 街宣車の男が齧る檸檬かな | 赤帆 | 裏長屋○ みなと△ 山羊△ | 4点 |
| 〃 | 鰯雲ヌードのまんま消えてゆく | 銅羅 | 沖仲仕○ みなと△ 蝉息△ | 4点 |
| 〃 | 宿題はいまだ終らず鰯雲 | 山羊 | 昶◎ | 3点 |
| 〃 | 船底に居り虫の音とビア樽と | あき子 | 沖仲仕◎ | 3点 |
| 〃 | 秋麗やウマヅラハギの目がやさし | 沖仲仕 | 山羊○ 裏長屋△ | 3点 |
| 〃 | 目玉焼きは太陽である夏休み | 赤帆 | あき子○ やよい△ | 3点 |
| 〃 | 風呂のまど草たけ伸びてむしのこえ | みなと | 赤帆○ 騒々子△ | 3点 |
| 〃 | 東京の父の恋しき鰯雲 | 宗道 | 沖仲仕○ 昶△ | 3点 |
| 〃 | そのむかし船長でした鰯雲 | やよい | 昶○ あき子△ | 3点 |
| 〃 | 落書きに眼鏡を加え小鳥来る | あき子 | やよい○ 騒々子△ | 3点 |
| 佳作B | 橋の上にレモン転がる九月かな | 騒々子 | 銅羅○ | 2点 |
| 〃 | 眼疾の眼を洗ふかな今朝の秋 | 昶 | 騒々子○ | 2点 |
| 〃 | 蹴り込んで破顔の汗や鰯雲 | 赤帆 | やよい○ | 2点 |
| 〃 | 虫の音の道来て別れ話かな | 宗道 | あき子○ | 2点 |
| 〃 | ころがりし蝉の目夏の空に向く | 銅羅 | 蝉息○ | 2点 |
| 〃 | 虫の音の凹んでをりぬひとところ | 蝉息 | あき子△ 沖仲仕△ | 2点 |
| 〃 | 金色の目の猫もゐて秋祭り | ズボン堂 | 沖仲仕△ | 1点 |
| 〃 | 虫の音を手探りすれば薮の中 | 昶 | 蝉息△ | 1点 |
| 〃 | いわし雲飛行機低く行く基地へ | みなと | 銅羅△ | 1点 |
| 〃 | トンボの目ににらまれて「食えるのかな」 | みなと | やよい△ | 1点 |
| 〃 | 檸檬一顆月の雫と思ひけり | 宗道 | 昶△ | 1点 |
| 〃 | 故郷の新木の墓碑や鰯雲 | 裏長屋 | 沖仲仕△ | 1点 |
| 〃 | 送舟一寸先を目でおもう | 裏長屋 | 山羊△ | 1点 |
| 〃 | レモンミロジローさぼうる巌南堂 | 銅羅 | やよい△ | 1点 |
| 選外 | 朝寝して昼寝して聞く虫の音や | ズボン堂 | ||
| 〃 | 薄切りの紅茶のレモン恋淡し | 昶 | ||
| 〃 | 船旅の道連れにする鰯雲 | 昶 | ||
| 〃 | 虫の音やどこまで行ってもついてくる | 騒々子 | ||
| 〃 | 鰯雲秘めたる恋のふたつみつ | ズボン堂 | ||
| 〃 | 虫の音や猪口を手にして品定め | 裏長屋 | ||
| 〃 | 絶望という名の眼 茸生え | 山羊 | ||
| 〃 | 檸檬を追いかけるひと団子坂 | ズボン堂 | ||
| 〃 | 虫の音や職安通りを行き交う人 | 赤帆 | ||
| 〃 | 干し竿にとまるとんぼの目玉かな | みなと | ||
| 〃 | 八月の君の遺影と黒目がね | 宗道 | ||
| 〃 | てきぱきと働く人や檸檬の香 | 山羊 | ||
| 〃 | 今日からは阿修羅とならん鰯雲 | 蝉息 | ||
| 〃 | 病人の窓を開けてる鰯雲 | 騒々子 | ||
| 〃 | バイオリン虫の音聞きしこともなし | 山羊 |
◆ 総合得点ランキング ◆
| 1 | 三宅やよい | やよい | 19点 |
厨房の小窓に檸檬月上る 6点 頭目は隻眼の猫盂蘭盆会 5点 虫の音のベンチで会ってそれっきり 5点 そのむかし船長でした鰯雲 3点 |
| 2 | 今井聖 | 沖仲仕 | 18点 |
虫の音や机の果ての遥かなる 6点 鰯雲汽車に窓から乗りし日よ 5点 デスマスクのやうな山並檸檬の香 4点 秋麗やウマヅラハギの目がやさし 3点 |
| 2 | 土肥あき子 | あき子 | 18点 |
いわし雲空にもいつか行き止まり 6点 腐らせてしまうレモンを今日も買う 6点 落書きに眼鏡を加え小鳥来る 3点 船底に居り虫の音とビア樽と 3点 |
| 4 | 八木忠栄 | 蝉息 | 13点 |
目の端に秋がひよつこり来て笑ふ 7点 愛さるることなき乳房いわし雲 4点 虫の音の凹んでをりぬひとところ 2点 今日からは阿修羅とならん鰯雲 |
| 5 | 辻憲 | 銅羅 | 12点 |
虫の音や曳舟夜間中学校 5点 鰯雲ヌードのまんま消えてゆく 4点 ころがりし蝉の目夏の空に向く 2点 レモンミロジローさぼうる巌南堂 1点 |
| 6 | 清水哲男 | 赤帆 | 9点 |
街宣車の男が齧る檸檬かな 4点 目玉焼きは太陽である夏休み 3点 蹴り込んで破顔の汗や鰯雲 2点 虫の音や職安通りを行き交う人 |
| 7 | 小長谷清実 | 裏長屋 | 7点 |
おみやげはこれ一個です青れもん 5点 送舟一寸先を目でおもう 1点 故郷の新木の墓碑や鰯雲 1点 虫の音や猪口を手にして品定め |
| 8 | 井川博年 | 騒々子 | 6点 |
浜に出て貝拾う子や鰯雲 6点 橋の上にレモン転がる九月かな 2点 虫の音やどこまで行ってもついてくる 病人の窓を開けてる鰯雲 |
| 8 | 白川宗道 | 宗道 | 6点 |
東京の父の恋しき鰯雲 3点 虫の音の道来て別れ話かな 2点 檸檬一顆月の雫と思ひけり 1点 八月の君の遺影と黒目がね |
| 10 | 有働薫 | みなと | 5点 |
風呂のまど草たけ伸びてむしのこえ 5点 いわし雲飛行機低く行く基地へ 1点 トンボの目ににらまれて「食えるのかな」 1点 干し竿にとまるとんぼの目玉かな |
| 11 | 八木幹夫 | 山羊 | 3点 |
宿題はいまだ終らず鰯雲 3点 絶望という名の眼 茸生え てきぱきと働く人や檸檬の香 バイオリン虫の音聞きしこともなし |
| 11 | 清水昶 | 昶 | 3点 |
眼疾の眼を洗ふかな今朝の秋 2点 虫の音を手探りすれば薮の中 1点 薄切りの紅茶のレモン恋淡し 船旅の道連れにする鰯雲 |
| 13 | 中上哲夫 | ズボン堂 | 1点 |
金色の目の猫もゐて秋祭り 1点 朝寝して昼寝して聞く虫の音や 鰯雲秘めたる恋のふたつみつ 檸檬を追いかけるひと団子坂 |
