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第53回余白句会記録
日時
2004・6・19(土)
場所  
三鷹市公会堂
参加者
井川博年(騒々子) 有働薫(みなと)  清水昶(昶) 清水哲男(赤帆) 土肥あき子(あき子) 八木忠栄(蝉息) 八木幹夫(山羊)
欠席者
小沢信男(巷児) 多田道太郎(道草) 白川宗道(宗道) 木坂涼(紙子) アーサー・ビナード(ペダル) 投句なし。
国井克彦(裏通) 小長谷清実(裏長屋) 中上哲夫(ズボン堂) 投句あり。
ゲスト
辻憲(銅羅) 三宅やよい(やよい)
兼題
幟・苺・蝿・唇
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点 注)出席者のみ選

  俳 句 作者 選 者 得点
野苺の闇まっすぐに我に来る 山羊 あき子◎ やよい○ 銅羅◎ 8点
素戔鳴の幟立ってる向こう岸 裏長屋 騒々子○ あき子○ やよい◎ 7点
海を見てきし夜の蝿連れ帰る あき子 騒々子△ 山羊◎ やよい△ 銅羅△ 6点
いつまでも苺つぶして反戦歌 あき子 昶◎ 蝉息○ 山羊△ 6点
佳作A 卯の花やくちびる侠な濡れ仏 裏長屋 騒々子○ 昶○ やよい△ 5点
苺狩り高砂部屋様御一行 裏長屋 騒々子◎ 蝉息△ 山羊△ 5点
空碧し蝿はなんにも悪くない 裏通 赤帆◎ 銅羅△ 4点
キンバエの飛び込んでくる四時間目 やよい みなと○ 銅羅○ 4点
赤い唇(くち)桃色の下木下闇 ズボン堂 みなと◎ あき子△ 4点
一女学生くちびる汚してゐる五月 蝉息 みなと△ 山羊○ 3点
馬の眼の血走る武者絵幟かな あき子 蝉息◎ 3点
つぶすだけ苺つぶして言い出せず 赤帆 蝉息△ 山羊△ 3点
佳作B イタリアのおんなのくちびる虎魚雲 銅羅 やよい○ 2点
くちびるよ処女航海よ夏真昼 銅羅 昶○ 2点
還暦や幟だらりと垂れてをり ズボン堂 赤帆○ 2点
膝立てて花札散らす武者幟 やよい あき子△ 蝉息△ 2点
蝿帳の煮っころがしや病気の子 赤帆 あき子○ 2点
蝿がいる蝿取り蜘蛛も傍らに 裏長屋 赤帆○ 2点
幟果つ商店街もここに果つ 赤帆 蝉息○ 2点
魚屋の蝿取りリボンの蝿の数 ズボン堂 銅羅○ 2点
かちわりをキスした口にほうりこむ やよい あき子△ 赤帆△ 2点
蝿一匹交互にうごく猫の耳 山羊 みなと○ 2点
木下闇くちびるから人の骨 蝉息 昶△ 1点
三代のおんなとろりと苺煮る やよい 騒々子△ 1点
二日酔い歯にしみとほる苺かな 銅羅 やよい△ 1点
くちびるをパピプペポせよ金魚玉 蝉息 赤帆△ 1点
ついむきになつて蝿打つうちの父 蝉息 山羊△ 1点
立枯れの苺もひとり苺の香 裏通 みなと△ 1点
唇をとがらせ金魚追い回す あき子 騒々子△ 1点
苺もぐ夢の母我より若し 裏通 銅羅△ 1点
紺がすり小倉袴で蝿控え みなと 赤帆△ 1点
飛行機雲のこさず夏の蝿は死す 銅羅 昶△ 1点
赤城風腹いっぱいの幟かな 騒々子 みなと△ 1点
唇もエリカの花も可愛くて 裏通 昶△ 1点
選外 読み止しの山本周五郎蝿の足 山羊    
見舞い客苺のつぶれまずは詫び みなと    
晩学や蛍光灯に夜の蝿    
囮鮎ありの幟や川近し 山羊    
唇の形ハンカチ残す別れかな 騒々子    
新築やもとは苺の畑なる みなと    
夕ぐれや幟はたはた道遠し みなと    
夫と居て甘きミルクの苺喰う 騒々子    
信玄の幟棒道に夢の跡    
初恋の唇潔し夏来る    
唇に歌持てと言う草を刈る 赤帆    
苺つぶす最終検査の結果見て 騒々子    
いちめんの苺畑やミルク欲し ズボン堂    
少年期苺潰して留守番す    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 小長谷清実 裏長屋 19点 素戔鳴の幟立ってる向こう岸      7点
卯の花やくちびる侠な濡れ仏      5点
苺狩り高砂部屋様御一行        4点
蝿がいる蝿取り蜘蛛も傍らに      2点
2 土肥あき子 あき子 16点 海を見てきし夜の蝿連れ帰る      6点
いつまでも苺つぶして反戦歌      6点
馬の眼の血走る武者絵幟かな      3点
唇をとがらせ金魚追い回す       1点
3 三宅やよい やよい 10点 キンバエの飛び込んでくる四時間目   4点
膝立てて花札散らす武者幟       2点
かちわりをキスした口にほうりこむ   2点
三代のおんなとろりと苺煮る      1点
3 八木幹夫 山羊 10点 野苺の闇まっすぐに我に来る      8点
蝿一匹交互にうごく猫の耳       2点
読み止しの山本周五郎蝿の足
囮鮎ありの幟や川近し
5 中上哲夫 ズボン堂 8点 赤い唇(くち)桃色の下木下闇     4点
還暦や幟だらりと垂れてをり      2点
魚屋の蝿取りリボンの蝿の数      2点
いちめんの苺畑やミルク欲し
6 清水哲男 赤帆 7点 つぶすだけ苺つぶして言い出せず    3点
蝿帳の煮っころがしや病気の子     2点
幟果つ商店街もここに果つ       2点
唇に歌持てと言う草を刈る
6 国井克彦 裏通 7点 空碧し蝿はなんにも悪くない      4点
立枯れの苺もひとり苺の香       1点
苺もぐ夢の母我より若し        1点
唇もエリカの花も可愛くて       1点
8 辻 憲 銅羅 6点 イタリアのおんなのくちびる虎魚雲   2点
くちびるよ処女航海よ夏真昼      2点
二日酔い歯にしみとほる苺かな     1点
飛行機雲のこさず夏の蝿は死す     1点
8 八木忠栄 蝉息 6点 一女学生くちびる汚してゐる五月    3点
木下闇くちびるから人の骨       1点
くちびるをパピプペポせよ金魚玉    1点
ついむきになつて蝿打つうちの父    1点
10 井川博年 騒々子 1点 赤城風腹いっぱいの幟かな       1点
唇の形ハンカチ残す別れかな
夫と居て甘きミルクの苺喰う
苺つぶす最終検査の結果見て
10 有働 薫 みなと 1点 紺がすり小倉袴で蝿控え        1 点
見舞い客苺のつぶれまずは詫び
新築やもとは苺の畑なる
夕ぐれや幟はたはた道遠し
12 清水 昶 0点 晩学や蛍光灯に夜の蝿
信玄の幟棒道に夢の跡
初恋の唇潔し夏来る
少年期苺潰して留守番す

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