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第52回余白句会記録
日時
2004・3・28(日)
場所  
荻窪/大田黒公園茶室
参加者
井川博年(騒々子)  小長谷清実(裏長屋) 清水昶(昶) 清水哲男(赤帆) 白川宗道(宗道)
土肥あき子(あき子) 中上哲夫(ズボン堂)
欠席者
小沢信男(巷児) 多田道太郎(道草) 有働薫(みなと) 木坂涼(紙子)投句なし。
アーサー・ビナード(ペダル) 国井克彦(裏通) 八木忠栄(蝉息) 八木幹夫(山羊)投句あり。
ゲスト
田中裕明(裕明) 森賀まり(まり) 辻憲(銅羅)
兼題
啓蟄・蝌蚪・亀鳴く・四月馬鹿
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

  俳 句 作者 選 者 得点
蝌蚪うごく火星に水のありしかな 山羊 赤帆○ まり○ あき子○ 騒々子△ 昶△ 8点
啓蟄や骨も箪笥を出てあそぶ 蝉息 ズボン堂○ 宗道○ 裕明○ 赤帆△ 7点
吾子にして嘘のさびしき四月馬鹿 裕明 騒々子◎ あき子◎ 6点
どんどんと若布が増える四月馬鹿 あき子 赤帆◎ 宗道○ 裕明△ 6点
水槽のお玉杓子にある眉間 ペダル まり◎ ズボン堂△ 赤帆△ あき子△ 6点
啓蟄や外より暗い厨口 あき子 騒々子○ 裏長屋○ まり○ 6点
佳作A 蝌蚪に手が出てきて人に親知らず あき子 宗道◎ 裕明○ 5点
うれひあるおたまじやくしのみづのそこ 裕明 ズボン堂◎ 3点
啓蟄や虫の挨拶あっちこち 銅羅 裕明◎ 3点
「ねえトンコトンコ」と人みな哀し四月馬鹿 赤帆 銅羅◎ 3点
蝌蚪の水かきまわしては杖の人 赤帆 裏長屋◎ 3点
亀鳴くや寒山拾得笑ひけり 騒々子 昶◎ 3点
四月馬鹿青竹踏んでゐたりけり 宗道 昶○ ズボン堂△ 3点
老いらくの恋ひつそりと亀鳴けり ズボン堂 昶○ 裏長屋△ 3点
樹の枝にネコ笑ってる万愚節 裏長屋 赤帆○ 宗道△ 3点
 中上哲夫に
亀鳴くやエルヴィスもゐる祝い酒
蝉息 あき子○ 辻△ 3点
亀鳴いて烈火のごとき師匠かな 赤帆 ズボン堂△ まり△ あき子△ 3点
啓蟄や大いなる耳二つあり ズボン堂 宗道△ 裕明△ あき子△ 3点
佳作B 亀鳴くやスーツケースをひきずりぬ まり 騒々子○ 2点
啓蟄や去年の夢の在り所 ズボン堂 銅羅○ 2点
おのおのの尾の消え加減蝌蚪の群れ ペダル 裏長屋○ 2点
啓蟄や綺麗な瞳の人が居る 裏通 ズボン堂○ 2点
啓蟄や腕組む腕の優しかり 裏通 銅羅○ 2点
亀鳴くや亀戸の亀数知れず 裏通 裏長屋△ 昶△ 2点
あそびをり人類以後も鳴く亀と 裕明 赤帆△ 1点
中ジョッキコトリと置いて四月馬鹿 銅羅 騒々子△ 1点
亀鳴くやここ大田黒元雄邸 裏長屋 宗道△ 1点
蛙の子父よ母よと泣くことも 宗道 昶△ 1点
亀鳴いたからといふならず者の理由 あき子 裕明△ 1点
亀鳴けば火星のさざなみドレミファソ 山羊 銅羅△ 1点
啓蟄のピアノ思わず足早に 山羊 まり△ 1点
笑みをもて拒まれてゐる万愚節 蝉息 まり△ 1点
ご飯粒あんたも戦争(いくさ)四月バカ 蝉息 銅羅△ 1点
啓蟄や隣の鼠何思う 裏通 裏長屋△ 1点
図書館の椅子椅子軋む四月馬鹿 ペダル 騒々子△ 1点
選外 武士道の国家国益四月馬鹿 山羊    
四月馬鹿山下清の筆捌き    
公園で弁当食へば亀が鳴く 騒々子    
はぐれ蝌蚪なに考えているのやら 裏長屋    
人参を小さく切りぬ四月馬鹿 まり    
啓蟄や馬上の父はセピア色 宗道    
蝌蚪にほふ平らな道の長くあり まり    
啓蟄や日輪低く土葬故郷 赤帆    
亀鳴くとき少年空を跨ぐなり 銅羅    
啓蟄の前髪をとかしてやりぬ まり    
四月馬鹿かぼちゃ頭が二つ三つ ズボン堂    
日本の太郎の亀の鳴きにけり 宗道    
村の子のつついて逃げし蝌蚪の紐 騒々子    
廃村や落花の浮かぶ蝌蚪の水 騒々子    
東京に行く啓蟄の唇荒れて 裕明    
人を喰つた話や四月馬鹿    
初恋の放課後蝌蚪のひしめいて 銅羅    
啓蟄のストーカーらも混ざってて 裏長屋    
四月馬鹿火の鳥探す始皇帝    
狼少年信ぜぬ村の四月馬鹿    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 土肥あき子 あき子 18点 啓蟄や外より暗い厨口           6点
どんどんと若布が増える四月馬鹿      6点
蝌蚪に手が出てきて人に親知らず      5点
亀鳴いたからといふならず者の理由     1点
2 八木忠栄 蝉息 12点 啓蟄や骨も箪笥を出てあそぶ        7点
 中上哲夫に
亀鳴くやエルヴィスもゐる祝い酒      3点
笑みをもて拒まれてゐる万愚節       1点
ご飯粒あんたも戦争(いくさ)四月バカ   1点
3 田中裕明 裕明 10点 吾子にして嘘のさびしき四月馬鹿      6点
うれひあるおたまじやくしのみづのそこ   3点
あそびをり人類以後も鳴く亀と       1点
東京に行く啓蟄の唇荒れて
3 八木幹夫 山羊 10点 蝌蚪うごく火星に水のありしかな      8点
亀鳴けば火星のさざなみドレミファソ    1点
啓蟄のピアノ思わず足早に         1点
武士道の国家国益四月馬鹿
5 清水哲男 赤帆 9点 蝌蚪の水かきまわしては杖の人       3点
「ねえトンコトンコ」と人みな哀し四月馬鹿 3点
亀鳴いて烈火のごとき師匠かな       3点
啓蟄や日輪低く土葬故郷
5 アーサー・ビナード ペダル 9点 水槽のお玉杓子にある眉間         6点
おのおのの尾の消え加減蝌蚪の群れ     2点
図書館の椅子椅子軋む四月馬鹿       1点
生え立ての足は色白お玉杓子
7 中上哲夫 ズボン堂 8点 老いらくの恋ひつそりと亀鳴けり      3点
啓蟄や大いなる耳二つあり         3点
啓蟄や去年の夢の在り所          2点
四月馬鹿かぼちゃ頭が二つ三つ
8 国井克彦 裏通 7点 啓蟄や腕組む腕の優しかり         2点
啓蟄や綺麗な瞳の人が居る         2点
亀鳴くや亀戸の亀数知れず         2点
啓蟄や隣の鼠何思う            1点
9 辻 憲 銅羅 4点 啓蟄や虫の挨拶あっちこち         3点
中ジョッキコトリと置いて四月馬鹿     1点
亀鳴くとき少年空を跨ぐなり
初恋の放課後蝌蚪のひしめいて
9 小長谷清実 裏長屋 4点 樹の枝にネコ笑ってる万愚節        3点
亀鳴くやここ大田黒元雄邸         1点
はぐれ蝌蚪なに考えているのやら
啓蟄のストーカーらも混ざってて
9 白川宗道 宗道 4点 四月馬鹿青竹踏んでゐたりけり       3点
蛙の子父よ母よと泣くことも        1点
啓蟄や馬上の父はセピア色
日本の太郎の亀の鳴きにけり
12 井川博年 騒々子 3点 亀鳴くや寒山拾得笑ひけり         3点
公園で弁当食へば亀が鳴く
村の子のつついて逃げし蝌蚪の紐
廃村や落花の浮かぶ蝌蚪の水
13 森賀まり まり 2点 亀鳴くやスーツケースをひきずりぬ     2点
人参を小さく切りぬ四月馬鹿
蝌蚪にほふ平らな道の長くあり
啓蟄の前髪をとかしてやりぬ
14 清水昶   四月馬鹿山下清の筆捌き
人を喰つた話や四月馬鹿
四月馬鹿火の鳥探す始皇帝
狼少年信ぜぬ村の四月馬鹿

【大田黒公園茶室で「はいチーズ」】

前列左から 裕明、まり、あき子、ズボン堂、銅羅
後列左から 宗道、裏長屋、騒々子、赤帆
さらに後ろ 昶

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