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第51回余白句会記録
日時
2003・10・12(日)
場所  
目白/赤鳥庵
参加者
小沢信男(巷児)
井川博年(騒々子)  小長谷清実(裏長屋) 清水昶(甲斐) 清水哲男(赤帆) 白川宗道(宗道) 土肥あき子(あき子) 八木忠栄(蝉息)  八木幹夫(山羊)
欠席者
多田道太郎(道草) 有働薫(みなと) 国井克彦(裏通) 中上哲夫(ズボン堂)投句あり。
アーサー・ビナード(ペダル) 木坂涼(紙子)投句なし。
ゲスト
鳥居真里子(真里子)
兼題
朝寒・苦瓜・渡り鳥・盗む/出題:ペダル
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

あちらからどっと来ました渡り鳥 あき子 騒々子◎ 山羊◎ 巷児○ 8点
渡り鳥かつて敵機の渡りしを 赤帆 真里子◎ 宗道◎ 山羊△ 7点
待ち針の頭揃えて朝寒し あき子 赤帆○ 蝉息○ 真里子○ 巷児△ 7点
朝寒や千円札にある折り目 宗道 赤帆◎ 蝉息◎ 6点
聴診器に盗まれてゐる秋の秘事  蝉息 巷児◎ 山羊○ 真里子△ 6点
渡り鳥渡りおくれて海の上 みなと 騒々子○ 甲斐△ 宗道△ 蝉息△ あき子△ 6点
佳作A 鍵穴は家の臍なり朝寒し 真里子 甲斐◎ あき子○ 5点
星まつり盗むならあの鶴の首 真里子 あき子◎ 蝉息△ 4点
極北は我が胸にあり渡り鳥 山羊 甲斐○ 真里子○ 4点
朝寒や目薬にがき咽喉の奥 巷児 赤帆○ 山羊○  4点
苦瓜の尻餅ついてここ地球 真里子 山羊○ 赤帆△ 宗道△  4点
苦瓜の疣々こわし転校生 ズボン堂 裏長屋○ 山羊△ 真里子△ 4点
苦瓜や塀越え太る一果あり みなと 裏長屋◎ 3点
夢を食う獣の檻や鳥渡る 巷児 あき子○ 赤帆△ 3点
銅像の指指す方へ鳥渡る 騒々子 巷児○ 蝉息△ 3点
苦瓜を撫でておもろの歌謡かな 山羊 宗道○ 裏長屋△ 3点
盗賊の墓に手向ける草の花 あき子 宗道○ 裏長屋△ 3点
佳作B 朝寒や我曳く名犬リンチンチン 赤帆 騒々子○  2点
朝寒し三面記事の走り読み 裏長屋 蝉息○ 2点
朝寒や指先つつく金魚の口 山羊 甲斐○ 2点
母の銭盗みて甘し焼栗は 赤帆 巷児△ 真里子△ 2点
物干し場飛んで歩いてぶたれてる
(ネズミ小僧とはオレのこと)
道草 赤帆△ 1点
朝寒や中央線また動かない 巷児 騒々子△ 1点
大盗の裔の級長運動会 巷児 山羊△ 1点
苦瓜や那覇の詩人の色好み 裏長屋 巷児△ 1点
鳥渡る関八州は雨もよい 裏長屋 宗道△ 1点
髭を剃り鏡に映る朝寒し 甲斐 騒々子△ 1点
花盗人黙つて見てゐる月夜かな 甲斐 あき子△ 1点
離農する父母の山河に鳥渡る 甲斐 騒々子△ 1点
鳥渡る川沿いの青きテント村 騒々子 甲斐△ 1点
朝寒や畳にどたりはげあたま 蝉息 裏長屋△ 1点
苦瓜の苦いのが好き仁左衛門 ズボン堂 あき子△ 1点
盗まれし糸瓜の棚に没日かな 宗道 甲斐△ 1点
選外 お柩を運ぶごとくに鳥渡る 真里子    
盗っとの跳梁跋扈の良夜かな 裏長屋    
朝寒やすべて空っぽ無人駅 裏通    
朝寒やズボッと抜ける犬のくび 蝉息    
花盗人もまんじゅしゃげに拍手され 道草    
ドロボー、ヌスット、泥棒、盗人、アーサーは自転車 道草    
この空へ鳥わたる日の遺影かな 宗道    
友の忌や苦瓜の苦さ受け入れず 蝉息    
天より盗み来たるか秋日和 道草    
ゴーヤーをチャンプルーにしてアシティビチ ズボン堂    
渡り鳥数少なくて音もなく みなと    
渡り鳥羽根さしのばし羽先触る みなと    
苦瓜や美空ひばりが命にて 宗道    
秋あざみたましいぬすむひとありて 裏通    
子守りする児に苦瓜の熟れてゆく 赤帆    
茜雲走れ毬ふむ栗ドロボー 山羊    
朝寒やホームレスとは潔し 裏通    
苦瓜を刻む母里に老ひゆけり 甲斐    
 火星、六十万年ぶりに地球に大接近!
火の星に炙られるほど渡り鳥
ズボン堂    
朝寒やネルの寝巻きが懐かしい 騒々子    
紛らわし盗作も瓜も苦瓜も 騒々子    
末生りのなるにまかせている苦瓜 あき子    
梅擬盗作悔ゆる友ありき 裏通    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 土肥あき子 あき子 18点 あちらからどっと来ました渡り鳥      8 点
待ち針の頭揃えて朝寒し          7 点
盗賊の墓に手向ける草の花         3 点
末生りのなるにまかせている苦瓜
2 鳥居真里子 真里子 13点 鍵穴は家の臍なり朝寒し          5 点
星まつり盗むならあの鶴の首        4 点
苦瓜の尻餅ついてここ地球         4 点
お柩を運ぶごとくに鳥渡る
3 清水哲男 赤帆 11点 渡り鳥かつて敵機の渡りしを        7 点
朝寒や我曳く名犬リンチンチン       2 点
母の銭盗みて甘し焼栗は          2 点
子守りする児に苦瓜の熟れてゆく
4 小沢信男 巷児 9点 朝寒や目薬にがき咽喉の奥         4 点
夢を食う獣の檻や鳥渡る          3 点
朝寒や中央線また動かな          1 点
大盗の裔の級長運動会           1 点
4 八木幹夫 山羊 9点 極北は我が胸にあり渡り鳥         4 点
苦瓜を撫でておもろの歌謡かな       3 点
朝寒や指先つつく金魚の口         2 点
茜雲走れ毬ふむ栗ドロボー
4 有働薫 みなと 9点 渡り鳥渡りおくれて海の上         6 点
苦瓜や塀越え太る一果あり         3 点
渡り鳥数少なくて音もなく
渡り鳥羽根さしのばし羽先触る
7 八木忠栄 蝉息 7点 聴診器に盗まれてゐる秋の秘事       6 点
朝寒や畳にどたりはげあたま        1 点
朝寒やズボッと抜ける犬のくび
友の忌や苦瓜の苦さ受け入れず
7 白川宗道 宗道 7点 朝寒や千円札にある折り目         6 点
盗まれし糸瓜の棚に没日かな        1 点
この空へ鳥わたる日の遺影かな
苦瓜や美空ひばりが命にて
9 中上哲夫 ズボン堂 5点 苦瓜の疣々こわし転校生          4 点
苦瓜の苦いのが好き仁左衛門        1 点
ゴーヤーをチャンプルーにしてアシティビチ
 火星、六十万年ぶりに地球に大接近!
火の星に炙られるほど渡り鳥
10 井川博年 騒々子 4点 銅像の指指す方へ鳥渡る          3 点
鳥渡る川沿いの青きテント村        1 点
朝寒やネルの寝巻きが懐かしい
紛らわし盗作も瓜も苦瓜も
10 小長谷清実 裏長屋 4点 朝寒し三面記事の走り読み         2 点
苦瓜や那覇の詩人の色好み         1 点
鳥渡る関八州は雨もよい          1 点
盗っとの跳梁跋扈の良夜かな
12 清水昶 甲斐 3点 髭を剃り鏡に映る朝寒し          1 点
花盗人黙つて見てゐる月夜かな       1 点
離農する父母の山河に鳥渡る        1 点
苦瓜を刻む母里に老ひゆけり
13 多田道太郎 道草 1点 物干し場飛んで歩いてぶたれてる
(ネズミ小僧とはオレのこと)       1 点
花盗人もまんじゅしゃげに拍手され
ドロボー、ヌスット、泥棒、盗人、アーサーは自転車
天より盗み来たるか秋日和
14 国井克彦 裏通   朝寒やホームレスとは潔し
梅擬盗作悔ゆる友ありき
朝寒やすべて空っぽ無人駅
秋あざみたましいぬすむひとありて

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