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第47回余白句会記録
日時
2002・10・6(日)
場所  
西池袋「自由学園 明日館」
参加者
小沢信男(巷児)
井川博年(騒々子) 有働薫(みなと)  小長谷清実(裏長屋) 清水哲男(赤帆) 白川宗道(宗道) 土肥あき子(あき子) アーサー・ビナード(ペダル) 八木忠栄(蝉息)  八木幹夫(山羊) 
清水昶(甲斐) 途中参加のため選なし。
欠席者
木坂涼(紙子) 多田道太郎(道草) 投句あり。
国井克彦(裏通) 谷川俊太郎(俊水) 中上哲夫(ズボン堂) 投句なし。
ゲスト
大木あまり(あまり) 斉藤悦子(悦子) 柳生正名(正名) 
兼題
爽やか・草の花・林檎・どんどん(無季)
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

草の花猫代々を埋めし場所 みなと 騒○ ぺ○ 山○ 赤△ あまり△ 悦△ 11点
りんご齧るてんでに写楽の貌をして 蝉息 裏◎ 悦◎ 巷○ 正△ 9点
草の花川より低い家ばかり 騒々子 ペ◎ 蝉○ あ○ み△ 宗△ 9点
林檎切れば種の一個も真二つに ペダル あまり◎ 巷○ み△ 6点
人声に草花種子を飛ばしけり 紙子 蝉◎ あ○ 5点
どんど火に首のほくろの熱くなる あまり 正◎ 山○ 5点
爽やかにユダの話や草の径 あまり あ◎ 悦○ 5点
佳作A 縄のれん秋刀魚どんどん焼けてます 蝉息 騒○ み△ あ△ 4点
どんどんと広がる話小鳥来る あき子 騒◎ 巷△ 4点
林檎売りを選びて林檎選びたり ペダル 蝉○ 山△ 3点
知恵の輪の解けて繋げぬ草に花 正名 ペ△ 宗△ 悦△ 3点
スカタンヤ阿呆やと言い合う草の花どち 道草 み◎ 3点
秋の日がどんどん燃ゆる生き別れ 悦子 赤◎ 3点
掌にあつめればたったこれだけ草の花 道草 騒△ 蝉△ あまり△ 3点
ピーヒャラどんどん昔をんなにへちま水 赤帆 巷◎ 3点
どんどんと出て来て鬼や牛祭 正名 宗◎ 3点
ハルマゲドンドンキホーテは征く花野 巷児 あまり○ 正△ 3点
草の花家路につくは易けれど 騒々子 み○ 山△ 3点
鴎啼く町橋上のリンゴ売り 騒々子 山◎ 3点
毬栗を踏みつけてゆく林檎狩 あまり ペ△ 赤△ 裏△ 3点
爽やかに線香まっすぐ燃えていく みなと 宗○ 騒△ 3点
佳作B 肩の凝る日や荒草の花つけて あまり 正○ 2点
爽やかや男が二人朝帰り 宗道 巷△ あまり△ 2点
草花に道化かくれていなくなる 悦子 宗○ 2点
すりおろすリンゴをまって雨の音 紙子 み○ 2点
デイダラボー爽やか富士を置き忘る 山羊 正○ 2点
生きものの群れどんどんの蜻蛉かな 山羊 裏○ 2点
空よりも骨美しき草の花 宗道 巷△ 正△ 2点
花火工場草花の地へ腰を据へ 甲斐 悦○ 2点
芋の露どんどん太る一茶の地 宗道 赤○ 2点
よいしょよいしょ重荷の下に草の花 赤帆 あまり○ 2点
歯をたてて齧る林檎やバスの中 山羊 ペ○ 2点
芋喰ってどんどんと行けどんどんと 騒々子 赤○ 2点
佳作C 久しぶりなりはさやかに更年期 悦子 騒△ 1点
縄文の炎の色の林檎剥く 宗道 あ△ 1点
走り出す少年にある林檎の香 あき子 裏△ 1点
眉うすきひととお台場草の花 巷児 山△ 1点
もぎたてを知らぬままなり林檎剥く 紙子 ペ△ 1点
津軽りんご駅ビル地下の野太き字 悦子 蝉△ 1点
草の花揺かごは遠い遠い過去 あき子 宗△ 1点
どんどんと秋深む日の自販かな 紙子 裏△ 1点
しがらみをどんどん断ちて天高し 裏長屋 蝉△ 1点
熱あらば母剥く林檎擦り林檎 山羊 あ△ 1点
この先は詠み人知らず草の花 蝉息 赤△ 1点
選外 爽やかや赤子むづかしき顔をして 赤帆    
男でも女でもなくリンゴ買う みなと    
小型犬伸びすれば即大型林檎のかたち 道草    
山寺の目にもさやかな風の色 甲斐    
海鳴りや「阿部一族」と林檎持て 正名    
爽やかやカーテン越しに鳥の影 あき子    
赤き林檎にくちびる寄せて人の妻 赤帆    
磨けばふと食うには惜しいこの林檎 ペダル    
蝶葬の遺書したためてさやけしや 正名    
恙なきやさやかに切れて六年はや 巷児    
どんどんと行手ひらける花野かな 道草    
暦日や投げ込み寺の草の花 裏長屋    
爽やかに捨てたものじゃない十二勝 みなと    
友情の重き青林檎贈られぬ 甲斐    
林檎病むを悟りつつイヴはまるはだか 巷児    
麦踏や子らはどんどん育ちをり 甲斐    
原発は遠い近くに草の花 ペダル    
沖合へりんごは泳ぐポルトガル 蝉息    
爽やかにハシブトガラス滑空す 裏長屋    
林檎一個荒船山に載せてみる 裏長屋    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 井川博年 騒々子 17点 草の花川より低い家ばかり       9 点
草の花家路につくは易けれど      3 点
鴎啼く町橋上のリンゴ売り       3 点
芋喰ってどんどんと行けどんどんと   2 点
2 大木あまり あまり 15点 どんど火に首のほくろの熱くなる    5 点
爽やかにユダの話や草の径       5 点
毬栗を踏みつけてゆく林檎狩      3 点
肩の凝る日や荒草の花つけて      2 点
3 有働薫 みなと 14点 草の花猫代々を埋めし場所       11 点
爽やかに線香まっすぐ燃えていく    3 点
男でも女でもなくリンゴ買う 
爽やかに捨てたものじゃない十二勝 
4 八木忠栄 蝉息 14点 りんご齧るてんでに写楽の貌をして   9 点
縄のれん秋刀魚どんどん焼けてます   4 点
この先は詠み人知らず草の花      1 点
沖合へりんごは泳ぐポルトガル 
5 木坂涼 紙子 10点 人声に草花種子を飛ばしけり      5 点
すりおろすリンゴをまって雨の音    2 点
もぎたてを知らぬままなり林檎剥く   1 点
どんどんと秋深む日の自販かな     1 点
6 アーサー・ビナード ペダル 9点 林檎切れば種の一個も真二つに     6 点
林檎売りを選びて林檎選びたり     3 点
磨けばふと食うには惜しいこの林檎 
原発は遠い近くに草の花 
7 斉藤悦子 悦子 7点 秋の日がどんどん燃ゆる生き別れ    3 点
草花に道化かくれていなくなる     2 点
久しぶりなりはさやかに更年期     1 点
津軽りんご駅ビル地下の野太き字    1 点
8 八木幹夫 山羊 7点 デイダラボー爽やか富士を置き忘る   2 点
生きものの群れどんどんの蜻蛉かな   2 点
歯をたてて齧る林檎やバスの中     2 点
熱あらば母剥く林檎擦り林檎      1 点
9 白川宗道 宗道 7点 爽やかや男が二人朝帰り        2 点
空よりも骨美しき草の花        2 点
芋の露どんどん太る一茶の地      2 点
縄文の炎の色の林檎剥く        1 点
10 柳生正名 正名 6点 知恵の輪の解けて繋げぬ草に花     3 点
どんどんと出て来て鬼や牛祭      3 点
海鳴りや「阿部一族」と林檎持て 
蝶葬の遺書したためてさやけしや 
11 多田道太郎 道草 6点 スカタンヤ阿呆やと言い合う草の花どち 3 点
掌にあつめればたったこれだけ草の花  3 点
小型犬伸びすれば即大型林檎のかたち 
どんどんと行手ひらける花野かな 
12 土肥あき子 あき子 6点 どんどんと広がる話小鳥来る      4 点
走り出す少年にある林檎の香      1 点
草の花揺かごは遠い遠い過去      1 点
爽やかやカーテン越しに鳥の影 
13 清水哲男 赤帆 5点 ピーヒャラどんどん昔をんなにへちま水 3 点
よいしょよいしょ重荷の下に草の花   2 点
爽やかや赤子むづかしき顔をして 
赤き林檎にくちびる寄せて人の妻 
14 小沢信男 巷児 4点 ハルマゲドンドンキホーテは征く花野  3 点
眉うすきひととお台場草の花      1 点
恙なきやさやかに切れて六年はや 
林檎病むを悟りつつイヴはまるはだか
15 清水昶 甲斐 2点 花火工場草花の地へ腰を据へ      2 点
山寺の目にもさやかな風の色 
友情の重き青林檎贈られぬ 
麦踏や子らはどんどん育ちをり 
16 小長谷清実 裏長屋 1点 しがらみをどんどん断ちて天高し    1 点
暦日や投げ込み寺の草の花 
爽やかにハシブトガラス滑空す 
林檎一個荒船山に載せてみる 

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