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第46回余白句会記録
日時
2002・5・18(土)
場所  
東京「新江戸川公園集会場」
参加者
小沢信男(巷児)
井川博年(騒々子) 有働薫(みなと) 木坂涼(紙子) 国井克彦(裏通)  小長谷清実(裏長屋) 清水哲男(赤帆) 白川宗道(宗道) 土肥あき子(あき子) アーサー・ビナード(ペダル) 八木忠栄(蝉息)  八木幹夫(山羊) 
清水昶(甲斐) 途中参加のため選なし。
欠席者
中上哲夫(ズボン堂) 投句あり。
多田道太郎(道草) 谷川俊太郎(俊水) 投句なし。
ゲスト
岩淵喜代子(喜代子) 正津勉(小水便) 三宅やよい(やよい)
兼題
万緑・羽抜鶏・ナイター(夏) 色(無季)
選句
持点 ◎3点×1 地○2点×2 △1点×3 計10点

羽抜鶏半眼にして頑固なり 赤帆 宗◎ 蝉◎ あ○ 山○ 長△ 小△ 12点
全身の色揚げ了り蛇の衣 ペダル 山◎ 小◎ 赤○ 8点
夕立に色をおとした街にいる 紙子 赤◎ 宗○ 裏△ 蝉△ 7点
万緑の鳥籠にいるわたし達 やよい あ◎ 裏○ 喜○ 7点
万緑や金色の眼の伎楽舞 巷児 騒◎ み○ 赤△ 6点
雪舟展見終え万緑とり戻す 山羊 紙◎ 蝉○ 長△ 6点
羽抜鶏入り日に飛んでみたくなり 宗道 長◎ 巷△ あ△ 山△ 6点
万緑や酒持って行く野天風呂 騒々子 巷○ あ△ 宗△ 山△ 小△ 6点
佳作A 色眼鏡はずして葬の列に入る 宗道 紙○ ぺ○ 裏△ 5点
羽抜鶏抱くすべもなし娼婦かな 甲斐 み◎ 小○ 5点
万緑の中に昭和の父と子と 宗道 喜◎ 蝉○ 5点
新緑の鏡の中で泣きにけり 喜代子 あ○ 宗○ み△ 5点
痛みとは青田の鷺の白さかな 喜代子 裏◎ 紙○ 5点
ナイターの観戦帰りと合流す 紙子 ぺ◎ あ△ 4点
佳作B ぐらぐらといま万緑の中にあり あき子 長○ 巷△ 3点
色弱の友の描きし花火かな 赤帆 や◎ 3点
万緑や吾が体臭も父ゆづり ペダル や○ 喜△ 3点
羽抜鳥呼ばれて首の傾ぎかな 紙子 み△ ぺ△ 長△ 3点
色褪せた半纏もいる三社祭 裏長屋 巷○ 紙△ 3点
万緑や女教師の尻大きくて 裏通 喜○ 巷△ 3点
空色の五月を連れて船は行く あき子 巷◎ 3点
幸せは昔黄色いさくらんぼ 騒々子 宗△ 蝉△ や△ 3点
万緑や野生馬走る岬まで 甲斐 騒○ 2点
万緑や渡世の義理がまっかっか 蝉息 山○ 2点
色恋のまだらに育つ五月闇 蝉息 や○ 2点
風鈴の鳴る色町は淋しけり 甲斐 騒△ 赤△ 2点
夏来ると鴉は赤き口ひらく 喜代子 み○ 2点
ナイターの闇と光に飛ぶ蛾かな 裏長屋 騒○ 2点
万緑の昔ありけり水の音 やよい 小○ 2点
羽抜け鶏みる色町の子のおびえ 巷児 長○ 2点
サルビアと泥とまぜてるいろみず屋 みなと 赤○ 2点
終の色得て教会の薔薇の門 宗道 裏○ 2点
ナイターの中止を告げらる二千人 赤帆 ぺ△ 山△ 2点
羽抜鶏さて本日の昼ごはん あき子 赤△ 喜△ 2点
ナイターの芝の縞目に遊撃手 あき子 ぺ○ 2点
佳作C ナイターやダフ屋の耳に色鉛筆 巷児 や△ 1点
色事も煩わし昼鮨つまむ 小水便 騒△ 1点
俳諧は極道とかや羽抜鶏 蝉息 騒△ 1点
ここあそこ羽抜鶏らの閑居して 裏長屋 紙△ 1点
くすりにも色のいろいろ夏の月 紙子 ぺ△ 1点
万緑を背にぺちゃくちゃと石仏(ほとけ)たち 蝉息 喜△ 1点
万緑を墨絵ぼかしに雨の酒 赤帆 宗△ 1点
妖精に注意しながら万緑へ ズボン堂 裏△ 1点
ナイターやみんなで同じ船に乗る やよい 蝉△ 1点
湖の水鳥の色水の色 裏通 小△ 1点
羽抜鶏傷痍軍人いまいづこ 小水便 紙△ 1点
万緑や昭和も遠くなりにけり ズボン堂 や△ 1点
万緑を前に多弁の沈黙す ズボン堂 み△ 1点
選外 万緑の柱泣くなり屋形船 喜代子    
羽抜鳥駆けゆきて飛石伝ひ ペダル    
井川博年受賞
祝うにはあかい色よし紅うつぎ
みなと    
羽抜鶏胸のあたりがさびしくて 騒々子    
万緑や酸性雨の枯木が五六本 ズボン堂    
ナイターよ!東京・川崎・後楽園 騒々子    
万緑の国ありしかや西遊記 巷児    
貝殻を砕けば猛き羽抜け鶏 山羊    
歳時記を立ち読みにして羽抜け鶏 みなと    
ナイターの喝采のあと灯は遠し 甲斐    
ナイター果つ六甲おろしドームに満つ 小水便    
女系家族亭主はナイター音消して 山羊    
万緑や病みてアクセル踏みにけり 裏通    
羽抜鶏われは欠食児童なり 小水便    
空碧し思考は有りや羽脱鶏 裏通    
紺色の船ゆれているさみだるる やよい    
ナイターの灯を閉じ込めるドームかな ペダル    
万緑や翁も巷に徘徊す 裏長屋    
ナイターや巨大茶わんの粒光る みなと    
水墨の菖蒲菖蒲の色放つ 山羊    

◆ 総合得点ランキング ◆

1 清水哲男 赤帆 18点 色弱の友の描きし花火かな     3 点
万緑を墨絵ぼかしに雨の酒     1 点
羽抜鳥半眼にして頑固なり     12 点
ナイターの中止を告げらる二千人  2 点
2 白川宗道 宗道 18点 色眼鏡はずして葬の列に入る    5 点
万緑の中に昭和の父と子と     5 点
羽抜鶏入り日に飛んでみたくなり  6 点
終の色得て教会の薔薇の門     2 点
3 木坂涼 紙子 15点 羽抜鳥呼ばれて首の傾ぎかな    3 点
くすりにも色のいろいろ夏の月   1 点
夕立に色をおとした街にいる    7 点
ナイターの観戦帰りと合流す    4 点
4 岩淵喜代子 喜代子 12点 新緑の鏡の中で泣きにけり     5 点
夏来ると鴉は赤き口ひらく     2 点
万緑の柱泣くなり屋形船
痛みとは青田の鷺の白さかな    5 点
5 アーサー・ビナード ペダル 11点 全身の色揚げ了り蛇の衣      8 点
万緑や吾が体臭も父ゆづり     3 点
羽抜鳥駆けゆきて飛石伝ひ
ナイターの灯を閉じ込めるドームかな
6 三宅やよい やよい 10点 万緑の鳥籠にいるわたし達     7 点
万緑の昔ありけり水の音      2 点
ナイターやみんなで同じ船に乗る  1 点
紺色の船ゆれているさみだるる
7 土肥あき子 あき子 10点 ぐらぐらといま万緑の中にあり   3 点
空色の五月を連れて船は行く    3 点
羽抜鶏さて本日の昼ごはん     2 点
ナイターの芝の縞目に遊撃手    2 点
8 小沢信男 巷児 9点 万緑や金色の眼の伎楽舞      6 点
羽抜け鶏みる色町の子のおびえ   2 点
ナイターやダフ屋の耳に色鉛筆   1 点
万緑の国ありしかや西遊記
9 井川博年 騒々子 9点 万緑や酒持って行く野天風呂    6 点
幸せは昔黄色いさくらんぼ     3 点
羽抜鶏胸のあたりがさびしくて
ナイターよ!東京・川崎・後楽園
10 清水昶 甲斐 9点 羽抜鶏抱くすべもなし娼婦かな   5 点
万緑や野生馬走る岬まで      2 点
風鈴の鳴る色町は淋しけり     2 点
ナイターの喝采のあと灯は遠し
11 八木幹夫 山羊 6点 貝殻を砕けば猛き羽抜け鶏
女系家族亭主はナイター音消して
雪舟展見終え万緑とり戻す     6 点
水墨の菖蒲菖蒲の色放つ
12 八木忠栄 蝉息 6点 万緑や渡世の義理がまっかっか   2 点
色恋のまだらに育つ五月闇     2 点
俳諧は極道とかや羽抜鶏      1 点
万緑を背にぺちゃくちゃと石仏たち 1 点
13 小長谷清実 裏長屋 6点 色褪せた半纏もいる三社祭     3 点
ナイターの闇と光に飛ぶ蛾かな   2 点
ここあそこ羽抜鶏らの閑居して   1 点
万緑や翁も巷に徘徊す
14 国井克彦 裏通 4点 万緑や病みてアクセル踏みにけり
万緑や女教師の尻大きくて     3 点
湖の水鳥の色水の色        1 点
空碧し思考は有りや羽脱鶏
15 中上哲夫 ズボン堂 3点 妖精に注意しながら万緑へ     1 点
万緑や昭和も遠くなりにけり    1 点
万緑を前に多弁の沈黙す      1 点
万緑や酸性雨の枯木が五六本
16 有働薫 みなと 2点 サルビアと泥とまぜてるいろみず屋 2 点
  井川博年受賞
祝うにはあかい色よし紅うつぎ
歳時記を立ち読みにして羽抜け鶏
ナイターや巨大茶わんの粒光る
17 正津勉 小水便 2点 色事も煩わし昼鮨つまむ      1 点
ナイター果つ六甲おろしドームに満つ
羽抜鶏われは欠食児童なり
羽抜鶏傷痍軍人いまいづこ     1 点

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