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第25回余白句会記録
日時
1996・3・3(日)
場所  
東京・『新宿文化センター』和室会議室
参加者
小沢信男(巷児)
井川博年(騒々子)有働薫(みなと)木坂涼(紙子)加藤温子(花緒)國井克彦(克彦)清水哲男(赤帆)清水昶(青蛙)辻征夫(貨物船)八木忠栄(蝉息)八木幹夫(山羊)
多田道太郎(道草)
欠席者
中上哲夫(ズボン堂)白川宗道(宗道)
兼題
雛祭、雛人形〔春〕・子猫〔春〕・椿〔春〕・パソコン〔無季〕
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

袂より椿とりだす闇屋かな 道草 ◎巷 ◎み △騒 △克 △貨 △山 10点
落椿そこで白内障(そこひ)が茶をすする 赤帆 ◎道 ◎貨 6点
陸橋をくだりて路地のつばきかな みなと ◎赤 △紙 △克 △貨 6点
雛壇や他家の官女の美しき 貨物船 ◎克○騒△蝉 6点
しわひとつなくて雛の老いにけり 巷児 ◎騒 ◎蝉 6点
父さんの留守にぎやかな雛祭 蝉息 ○克 △み △紙 △青 5点
これやこのフルヘッヘンド落椿 巷児 ◎花 ○貨 5点
パソコンの灯消せば春闘暮色なり 赤帆 ◎山 △巷 △蝉 5点
佳作 パソコンの指ドレミファン水ぬるむ 山羊 ○花△騒△貨 4点
病院の窓に月まんまるく雛の宵 花緒 ◎青 △み 4点
雛祭り娘はどこの街どこの路地 貨物船 △巷 △み △蝉 △青 4点
鬼退治還らぬ子おり落ち椿 道草 ○青 △巷 3点
笛ひろい雛の手元をのぞきおり 紙子 ○み △花 3点
草稿をのこして眠る寒椿 青蛙 ◎紙 3点
春浅しパソコンに浮く地球かな 青蛙 ○紙 △赤 3点
猫の子の誉めらるること覚えけり 宗道 ○蝉 △紙 3点
口喧嘩果てて子猫が残りけり 赤帆 △道 △山 2点
ベルやまず椿落ちたる音消して みなと ○巷 2点
パソコンのない国もあり万愚節 巷児 ○赤 2点
雛包む和紙のみ今日から真あたらし 紙子 ○山 2点
耳寄せよ五人囃子のかすかなる 貨物船 △騒 1点
みちのくの眉の幼き雛飾る 宗道 △道 1点
お雛様疎開がえりの髪みだれ みなと △花 1点
ほろり酔ふ妻五十四の寒椿 蝉息 △青 1点
陽を返す葉ごもりにして紅椿 紙子 △花 1点
この寺は椿百本梅百本 騒々子 △道 1点
じいさまと捨てられに行く子猫かな 騒々子 △赤 1点
子猫捨て月夜の墓に迷い込み 青蛙 △克 1点
春雷うなるパソコン画面にらむ みなと △赤 1点
パソコンと向きあふだけの春阿呆 蝉息 △山 1点

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