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第24回余白句会記録
井川博年作成
日時
1995・7・22(土)
場所  
宇治・多田邸
参加者
小沢信男(巷児)
井川博年(騒々子)有働薫(みなと)木坂涼(紙子)国井克彦(克彦)清水哲男(赤帆)辻征夫(貨物船)中上哲夫(ズボン堂)八木忠栄(蝉息)八木幹夫(山羊)
多田道太郎(道草)
欠席者
清加藤温子(花緒)清水昶(青蛙)白川宗道(宗道)・宗道のみ投句あり
兼題
炎天〔夏〕・ところてん〔夏〕・蚊〔夏〕・鬼〔無季〕・当地への挨拶句
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×1 人△1点×3

蚊を打って一ノ谷まで読みすすむ 宗道 ◎紙 ◎蝉 △道 △巷 △克 △貨 10点
芥子混ぜわが心太となりにけり 克彦 ◎巷 ○赤 △山 6点
黒板の鬼半泣きで夏休み 赤帆 ○道 ○騒 ○貨 9点
炎天の干物生き死に分けて反る 山羊 ○蝉 △道 △騒 △赤 5点
佳作A 炎天や電柱がみな曲がってら 貨物船 ○巷 △ズ △山 4点
布団叩きこだまして団地炎天下 紙子/Td> ◎山 △み 4点
蚊柱や物置小屋に首くくり 巷児 ◎赤 △み 4点
ところてん知らぬ女の膝がある 蝉息 ○紙 △克 △貨 4点
女弟子口紅匂うところてん 道草 ◎ズ 3点
心太ところでつつがなきやきみ  巷児 ◎克 3点
口もとでふるえています心太    山羊 ◎騒 3点
片吊りに蚊帳片付けて人と会う 騒々子 ◎道 3点
蚊の声や一日中の読書かな みなと ◎貨 3点
送り火や先夫の里は鬼涙村 巷児 ◎み 3点
炎天に別れて帰る影もあり みなと △紙 △克 △ズ 3点
うぶ声あがる炎天のこの屋根の下 巷児 ○み △紙 3点
梅雨明くる宇治も嵯峨野も京言葉 騒々子 ○克 △貨 3点
佳作B 炎天や死ぬも生きるも上の空   貨物船 △山 △赤 2点
炎天やComment allez-vous?と女人いい 克彦 △巷 △み 2点
かなわんわ女大尻ところてん 赤帆 ○山 2点
突き出して網目するどき心太 みなと ○ズ 2点
失業はひさしぶりだ心太を食う ズボン堂 △道 1点
水晶体くり抜かれし夜はとこてん 道草 △騒 1点
黒々と箸太きかなところてん 貨物船 △蝉 1点
蚊帳に入る仕草かたらう五十路かな みなと △蝉 1点
まあだだよ鬼も来るまい藪蚊かな 山羊 △ズ 1点
梅雨明けて宇治金時の緑かな 紙子 △騒 1点
夏風や坂駆け上がる宇治の人 ズボン堂 △蝉 1点
ゆくり行こ宇治の道草蝉しぐれ 蝉息 △巷 1点
宇治の幸一ト夜冷やして句会かな  宗道 △紙 1点
炎天に出るに蝙蝠傘貸せり 騒々子 △赤 1点


席題
大暑・茄子・百日紅「夏」・摩天楼〔無季〕
選句
持点 天◎3点 地○2点 人△1点

倒産の扉の錆の大暑かな 巷児 ◎騒 ◎紙 ◎貨 み△蝉 12点
百日紅盗人が行く坂の家 貨物船 ◎巷 ◎赤 ○紙 ○ズ 10点
百日紅その辺にいる子に育つ 赤帆 ◎蝉 ○巷 ○山 ○貨 △み 10点
茄子胡瓜哀しきこともいろいろに 山羊 ◎貨 ○蝉 △巷 △道 △克 8点
佳作A さわぐ風なすびとなすび知らんぷり 蝉息 ○道 ○赤 4点
旅便りへたつきなすび左はじ 紙子/Td> ◎山 △赤 4点
さるすべりヤクザ風情がからみあふ 蝉息 ○騒 △山 3点
子等の声遠く聞こえし百日紅 騒々子 ◎克 3点
避雷針より雷低し摩天楼 巷児 ◎み 3点
Tシャツの摩天楼揺れ大暑なり 赤帆 ◎道 3点
佳作B 寂然と寝ころびて見る摩天楼 道草 ○克 2点
海花火明かり消えたる摩天楼 みなと △貨 1点
金のなる木が枯れてゐる大暑かな 克彦 △騒 1点
眠っても生きても死んでも大暑かな 克彦 △紙 1点
かくれんぼ鬼さんこちら百日紅 道草 △ズ 1点

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