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第21回余白句会記録
井川博年作成
日時
1994・12・23
場所  
東京新宿台湾料理店「味王」
参加者
小沢信男(巷児)
井川博年(騒々子)有働薫(みなと)國井克彦(克彦)加藤温子(花緒)木坂涼(紙子)清水昶(青蛙)清水哲男(赤帆)中上哲夫(ズボン堂)八木忠栄(蝉息)八木幹夫(山羊)
特別参加者
宮野一世(一世)淵上熊太郎(熊太郎)
紙上参加者
辻征夫(貨物船)
忘年会ゲスト
岡田幸文 山本かずこ
兼題
風邪・焚き火・当季のもの
選句
持点 ◎3点×1 地○2点×1 △1点×3 計8点

川向こう犬も寄り来る焚火かな 山羊 紙◎ 青○ ズ○ 熊△ 8点
魂の焚火西行の雲がゆく 青蛙 克○ 花○ 一○ 6点
さて君は焚火せんとて髪上げる 赤帆 巷○ 克◎ 蝉△ 6点
落葉降る天に木立はなけれども 貨物船 騒○ 山◎ 5点
朝帰りそっと手を出す焚火かな ズボン堂 騒△ 一◎ 4点
演劇祭果ててロミオが火を放つ      赤帆 騒◎ み△ 4点
爺婆の笑ひ砕ける焚火かな 蝉息 克△ 紙△ 赤○ 4点
佳作A どこかで笛どこかで焚火ひるさがり    巷児 山△ 熊○ 3点
建ててすぐ倒産のビル大焚火 巷児 赤◎ 3点
水夫長風邪船長目病み貨物船 巷児 熊◎ 3点
風邪もよし木枯もよし海ひかる 貨物船 ズ△蝉○ 3点
風邪三日黙して文庫に種蒔く人 赤帆 巷◎ 3点
南天の実にかくれつつ鵯の恋 紙子 花◎ 3点
ドアにノブの細き影あり年の暮 紙子 蝉◎ 3点
焚火にもことかく庭の狭さかな 紙子 ズ◎ 3点
風邪の夜ふうわり生まれるものを待つ 花緒 み◎ 3点
鍋かこむ風邪の家族に遠ラジオ 蝉息 青◎ 3点
焚火消えひとなきあとの煙かな 一世 花△ 紙○ 3点
佳作B 片目病み木枯の中へ出でにけり 青蛙 み○ 2点
胃袋がぐうとなってる浜焚火 一世 山○ 2点
壮年の風の只中欅散る 青蛙 巷△ 赤△ 2点
佳作C 鏡みる冬至の風呂を上がりきて みなと 青△ 1点
泣き笑いしてエノケンの焚火かな 騒々子 一△ 1点
選外 路傍の焚火に、ふと足を止める人ありければ
行人に二枝ほどの馳走かな
貨物船    
青空も飛び散りにけり風邪きざし 山羊    
トレパンやが火のにおい持ち込めり みなと    
風邪引きや久しく母を思わざる みなと    
じゃがいもとベーコン炒め子の帰る 花緒    
木枯しに抱きしめられて桃の種      花緒    
木の時間私の時間焚火跡      
山国の焚火に赤き天狗の手 ズボン堂    
ふぐりまでほっかりとなる風邪をひき ズボン堂    
ラブレター燃やすに惜しき焚火かな 騒々子    
風邪の色はピンクか爪をぬる人 熊太郎    
「よはくくかい」をくつかぶりにおりこみてよめる
夜に撞く儚き鐘か暮れの恋
一世    

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