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第20回余白句会記録
日時
1994・11・3(木)
場所  
調布・深大寺『鈴や』
参加者
小沢信男(巷児)
井川博年(騒々子)有働薫(みなと)国井克彦(克彦)加藤温子(花緒)清水昶(青蛙)清水哲男(赤帆)白川宗道(宗道)辻征夫(貨物船)中上哲夫(ズボン堂)八木忠栄(蝿息)八木幹夫(山羊)
ゲスト
白石かずこ(白羊)
特別投句
多田道太郎(人間ファックス)
兼題
林檎・鰯雲、秋の雲・猫じゃらし(以上秋)・断崖(無季) 
選句
持点 天◎3点×1 地○2点×2 人△1点×3 計10点
注)出席者のみ選

ワルソーの凍てつく宿の林檎かな 白羊 ◎騒 △貨 △宗 5点
淋しければ泥田に林檎投げに行く 蝉息 ◎宗 △騒 △青 5点
いち抜けた肩の向こうの鰯雲 山羊 ◎蝿 △巷 △貨 5点
くしゃみしてではさようなら猫じゃらし 人間ファックス ◎ズ △蝉 4点
性愛の断崖に浮く秋の雲 青蛙 ◎赤 △蝉 4点
断崖に風ごうごうと赤い月 蝉息 ◎白 △宗 4点
断崖やもう秋風のたちつてと 貨物船 ◎巷 △赤 4点
鰯でも鯖でもよろし夕餉雲 貨物船 ○ズ △赤 △山 4点
転がりし林檎投手は手で拾い 貨物船 ○赤 ○花 4点
掌に林檎光って働かず 花緒 ◎克 △宗 4点
ビートロの金魚驚くうろこ雲 騒々子 ○白 △貨 3点
魂はこんな形か鰯雲 ズボン堂 ○克 △蝉 3点
秋の雲未だ書かざること多し 克彦 ○蝉 △赤 3点
男色説芭蕉にもあり鰯雲 宗道 ◎青 3点
蕎麦ひとり帰らぬ家の秋の雲 青蛙 ◎花 3点
生娘の歯形たくまし青りんご 赤帆 ◎山 3点
ねこじゃらしブルージーンの胸にあり みなと ○山△花 3点
猫じゃらし化け猫も野を横切りし 貨物船 ◎み 3点
地に響く馬の小便猫じゃらし 巷児 ◎貨 3点
佳作A 断崖やおっとどっこい酔ひもせず 人間ファックス ○巷 2点
断崖の尿放物線の秋 巷児 ○貨 2点
断崖に蛇垂れている日のうらら 赤帆 △白 △花 2点
断崖や墓守りも亡し秋の雲 みなと ○青 2点
いく枚も皿洗いけり猫じゃらし 花緒 ○み 2点
青りんご猫のにこ毛も密になり みなと ○騒 2点
秋の雲遠くに置きて蕎麦を食ふ 蝉息 ○宗 2点
いわしぐも汽笛ちりぢり日本海 赤帆 △克 △白 2点
母上の悲劇喜劇や鰯雲 蝉息 △巷 △み 2点
虐殺のこの村あの村いわし雲 巷児 △青 △白 2点
佳作B あそうかそういうことか鰯雲 人間ファックス △ズ 1点
語るべきこと何も無し秋の雲 克彦 △ズ 1点
秋の雲税金控除額不明 山羊 △蝉 1点
名月や断崖の上の狂詩人 ズボン堂 △青 1点
断崖の名もなき草の紅葉かな 宗道 △克 1点
狂気なり断崖と恋エバの秋 白羊 △ズ 1点
ひとじゃらしいぬもじゃらせよねこじゃらし 山羊 △騒 1点
猫じゃらしヒヨコ一羽の庭の午後 赤帆 △騒 1点
猫じゃらし一ト日の運を手繰り寄せ 宗道 △み 1点
焼き林檎くずして今朝のシャンゼリゼ 巷児 △山 1点
一枚の空にはみ出す姫りんご 宗道 △花 1点
転がりし林檎の行方少年期 騒々子 △巷 1点
しばし停つ白きりんごの花ならば 克彦 △み 1点
紺碧の空よりひとつ青林檎 ズボン堂 △克 1点

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