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Fraser Clubman FC-4 |
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2005/08/15 雨男、東北を往く(北海道編) 朝、艦内放送と周りの物音に起きると、もう周りは支度を始めています。固い床に熟睡というわけでもありませんでしたが、やっと帰ってきたという実感にほっとしました。窓の外は……晴れ!やっとの晴天に胸をなで下ろしました。車に乗り込み、船から降りる順番を待ちます。何台か前の車のエンジン音が聞こえ、横の車のブレーキランプが消えて前に進んでいきます。係員の指示に従い、一番最後ぐらいにやっと自分の番になりました。(Movie:フェリーから降りるとき:4MB)
苫小牧が近づく。晴れててよかった……
(左)フェリーから出発 (右)フェリーの駐車場から。港湾のコンビナートが見える。 空気中の水蒸気量の少ない、北海道のさわやかな空気に当てられながら走るのはやはり気持ちがいいです。フェリーの中で充電ができなかったため、携帯は電池切れ、デジカメの電源も怪しいです。コンビニで朝飯ついでに携帯用の急速充電器を購入して、実家に到着の一報を入れました。 本当はこのまま36号線を北上してすぐ実家に帰る予定でしたが、この度初めて天気を気にしなくて良い日なので、あまりにもったいなくなり、室蘭から羊蹄山をまわって帰ることにしました。気持ちいいだろうな〜。 パンをもしゃもしゃ食い、人心地つけてからコクピットに体をねじ込み、道へと乗り出しました。エンジン音も軽く、気持ちよく36号線を南下していきます。
まっすぐに続く36号線。周りの車のペースが速い。さすが北海道。 室蘭に近づくにつれ、やや雲が多くなってくる。う〜ん、これから岬からの風景を見たいんだが、ガスっていたらやだなあ。多少の不安とともに、まずは地球岬のすぐそばにある山、「測量山」に向かいます。海抜200mの小さい山だけど、海のすぐそばなので景色がいいかと考えたのですが……う〜ん、やっぱりガスってた。何も見えましぇ〜ん。(がっくり)
(右)ガスで真っ白の地球岬 (左)地球岬では公衆電話もワールドワイドだ さらなる不安とともに測量山をおり、地球岬へと向かいます。地域の人に場所を聞いて走らせたんだけど、結構複雑な道で迷子になりました(^_^;)。多少の混乱とともに何とか地球岬に着いたところ、やっぱりガスってました。到着は9時頃だったのですが、駐車場の誘導をしていたおじさんに「10時になると観光案内のボランティアが来るから、それまで待ってな」と言われ、何となく時間を潰していたら10時ごろには何となく空が明るくなってきました。
地球岬から太平洋をのぞむ。水平線まではさすがに見えなかった。 地球岬からすぐのところにある「金屏風」。この辺は奇勝の宝庫だ。 地球岬からすぐおりたところに黄色い岩肌の断崖から名付けられた「金屏風」がある。岬の逆側には灰色の断崖「銀屏風」があるし、海食崖の「トッカリショ」もその威容はなかなかのものでした。ここでは天然自然の力を実感できます。 困ったことにデジカメの電源がここで無くなってしまいます。久しぶりにレンズ付きフィルムカメラを購入し、フィルムで写真を撮りながらいくことにしました。3:2の縦横比が意外に新鮮です。現像してみると、ノーズコーンの赤がビビッドに出ていて面白かったです。 さて、ここから有珠山、昭和新山へと向かいます。昭和新山は小学校の修学旅行以来です。懐かしい感じで山を見上げてきました。昭和新山の目の前がバス停になっていて、車を出すときにちょっとそこに止めさせてもらって写真を撮りました。整理しているおじさんに「ここで写真撮らせてもらっちゃだめですか?」と聞くと「なんもなんも。いいよ!」と快諾でした。「なんも」というのがいかにも北海道の挨拶という感じで、故郷に帰ってきた感じがしました。
いまでも煙を吐き出す昭和新山。公園地もとてもきれいです。 小学生の修学旅行を巡る旅は次の洞爺湖へと向かいます。洞爺湖といえばサンパレス、「行ってみたいなサンパレス〜」の歌は、道民ならば誰もが歌える歌です(他には道新スポーツの歌も同様)。小学生の時の宿は残念ながらサンパレスではありませんでしたが(^_^;)。
対岸のように見える山は、全部湖面に浮かぶ島です。 天気は快晴!今までずっと降っていた雨が嘘のようです。照りつける太陽が暑くさえ感じます。洞爺湖の周りを気持ちよく走り、羊蹄山へと向かいました。洞爺湖の周回ルートから外れると、すぐに羊蹄が見えてきます。蝦夷富士と言われるその美しい山容は、北海道の大地と相まってまさしく富士そのものに見えます。
標識こそ立っていますが、電線がありません。パーキングの花がきれいでした。 ぐるりと羊蹄山を周回するルートは爽快そのもの。上の写真では山の向こう側に雲がかかっていますが、走ってまわるうちに、その雲も晴れていきました。まるで僕から雲が逃げていくようで気持ちよかったです。 羊蹄山の北側のルートを走っているとき、どう見ても前の道が切り落としたように無くなっているように見えるところがありました。前の車が普通に走っているのですが、そこにさしかかるとふっといなくなります。ドキドキしながら近づくと、ガクンと落ちる急な坂道でした。ジェットコースターのように落ちていくのは最高に気持ちよかったです。(写真に撮ってみるといまいち迫力がなかったので出しませんが)
北海道らしい風景の一枚。広大な大地は本州にはない景色です。 どこを通っても爽快としか言い様がありません。ここまでの旅の中で、一番高い速度域で巡航しているのですが、それでも一番のんびりして走っていられるのは北海道の大地の包容力でしょうか。北海道の交通事故死亡率が高いのもうなずけます。みんなとんでもない速度で巡航しているんだもん。(まあ、車が少ないからそうなるのも仕方がないけど) 途中道の駅でわき水を飲み、牧場直送ソフトクリームにありつくと、あとは中山峠を通って札幌へと向かうだけです。中山峠では名物揚げ芋を食べます。ふと見ると自衛隊の一団がいるではありませんか。思わず一枚撮らせていただきました。
(左)中山峠といえば揚げ芋 (右)自衛隊の方々。やはり本物は迫力があります。 中山峠から札幌に向かう道は、広くもないけど交通量があるので、結構混雑します。ちょっとした渋滞にはまりながら、北海道の実家へとたどり着きました。これにて辛かった雨の東北一人旅もおしまいです。あ〜疲れた。家に着いたらシートからとのカバーから、何から何まで引っぺがして、中を乾かさなければなりませんでした。見事なまでにぐしょ濡れになっていました。
記録を家において来たので、走行距離はまた今度
───おまけ 2005/08/15 支笏湖ドライブ 実家に帰ってくると小学校時代の友人といつも遊びに行くのですが、そのメンバーでドライブに行きました。支笏湖まで行って、美幌峠を走って戻ってくるだけの簡単なものですが、仲間がいるといつもと感じが違って楽しいです。仲間の一人がハーレーに乗っているということで、ハーレーとセブンで出撃です。
(左)jun氏のハーレー。ドコドコいうエンジン音が何とも言えない。(右)支笏湖にて。 ハーレーの後ろにのせてもらい、タンデムで走行。タンデムなんて、大学時代に兄の後ろにのせてもらって以来だから楽しい!結構緊張して手に汗かきました。当然僕がハーレーに乗っている間は、他の友人がセブンを運転するわけですが、こうして傍から見ると本当にセブンはちっこい。そして変だ(オイ)。
(左)支笏湖畔。ここも気持ちがいい。(右)Y田氏からグラスを借りて著者近影(^_^)
普段こういう視点から見ないから新鮮だ
美幌峠へと走る。夏なのに寒いくらいだった。
気持ちよく運転するT江氏。顔バレNGなら後で連絡くれ。 jun氏のカメラはザクティC4でした。僕のはC5。くしくも二人とも動画デジカメとして名をはせたカメラを持っています。そんなわけで、二人してムービー取りまくって楽しみました。 晴れているときはいいのですが、日が陰ったりトンネルの中に入ると肌寒く、時折長袖を着なくてはならないほどでした。8月半ばだというのに……。美幌峠の道の駅の横に、キノコを主体とする土産物屋がオープンしており、そこでキノコ蕎麦とキノコ汁を食べてきました。いやあ、おいしかった! 2005/08/19〜20 東京への帰途 苫小牧港からフェリーに乗り、大洗へと向かう。予約はインターネットでできるから便利だ。細野師匠も言っているが、旅の帰りに船へ乗る物悲しさは何とも言えない雰囲気がある。あ〜、もうこの非現実とは切り離されて現実へのドッキングベイへと一直線なのね、と。 帰りのフェリー乗り場では、ステッカーを貼りまくった、鮮やかなカルソニック・ブルーのマーチが隣にいた。これもまた楽しい車の楽しみ方でいいなあ。
帰り道はやや雨模様。ま、この程度は雨とは言えませんが(もう慣れてきてる)。 帰りの船も、行きと同じ2等船室だったのですが、行きの便は大部屋で雑魚寝、帰りの便はちゃんと個別のベッドがありました。船によって同じ2等でも結構な差があるものなんですね。
(左)二等船室の様子 (右)朝起きたら晴れてました。よかった。 大洗行きの船は、とにかく時間がかかります。苫小牧を夜に出て夜に大洗に着きます。過ぎゆく時間を何するでもなく過ごすのが船の旅のいいところです。徐々に日も落ちてゆき、向こうに本州の岸を見ながら夕日を楽しみます。
落ちてゆく日を楽しみます。船の旅はこの時間の流れが心地よい。 大洗に着いた頃はまだ日が落ちる前だったのですが、下船して駐車場に入った頃にはすっかり日が落ちてしまいました。ただ、この頃はまだ夏の盛り。日が落ちて気温が下がってから東京に帰るほうが楽なので、そういう意味ではベストなタイミングで帰り着きました。
(左)大洗港にて (右)泥にまみれ、水没したウインカー 帰り道の高速で、突然エンジンに異変が起こりました。ある程度踏み込むと突然ノッキングを起こし、ガクンガクンと車体が揺れます。あまり踏み込まない状態では問題ないのでゆっくり帰りましたが、いつもの燃料計の異常とはちょっと違った感じです。どのぐらいのブーストで起こるのか見ようとしても、ブースト計も死んでいたので確認できず(^_^;)。結局このトラブルは、イグニッションコイルのリークだということがわかりました。後日対策品に交換しました。 また、雨の中を走るとウインカーに泥と水が溜まるのは基本ですね。ショートして壊れないのが不思議なくらいです。(Movie:泥と水とのハーモニー:2.2MB) これにて今回の旅はすべて終了。総走行距離はおよそ1900km。ちょっと資料を家に忘れて帰省したので、詳しい距離と燃費は後日アップします。 |