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Fraser Clubman FC-4 |
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2005/08/12 雨男、東北を往く(山形編) 朝起きたのは6時5分。携帯電話の目覚ましから5分遅れでした。兄弟で旅をしているらしい若者たちを起こさないようにそっと旅支度を調えます。小さな窓から入る冷たい空気が気持ちいいです。だけど空模様は相変わらず怪しくて、空は暗いのは昨日と同じでした。宿の人のやや冷たい目線をあえて無視して6時20分には宿を出ました。(昨日セブンイレブンで買った弁当を忘れて一度戻ったのはご愛敬)
宿の玄関から見た日光大谷川。山には霧がかかるのが見える。 しっとりとしたボディカバーをはぐり、申し訳程度の小さなトランクにつっこみます。ボンネットを開け、オイルとクーラント、ブレーキフルードを確認。長い旅、きちんと最後まで走ることが大事です。セブン乗りとしては当たり前(本当か?)の儀式を一通りこなしてコクピットに体を押し込みます。いつ雨が降るかわからないのでビキニトップは装着したままです。エンジン始動、機関好調。暖気が終わるのを地図を見ながら待ちます。
朝露に濡れるセブン。山には(以下略 AM6:40、まず出発して向かうのは霧降高原道路。路面がウエットなので、気をつけて走ります。こんな朝早くから走る莫迦もいないようで、料金所に至るまでの道のりでは一台の車とも出会いませんでした。料金所を抜けて走り出すと、意外と霧はかかっておらず、かえってガスに見え隠れする山々が美しく見えます。点々と牧場が広がり、牛が草をはむ姿がほほえましいです。
霧降高原道路にて。 霧降高原道路の北側の料金所を抜けたところで大笹牧場レストハウスにぶつかります。大笹牧場というと、移動教室(修学旅行)で来る6年生の子どもが必ず行くであろうハイキングの終点としてたどり着く場所で有名です。くたくたになってたどり着いた後で食べるソフトクリームがおいしいんだなあ。(あれ、それは光徳牧場だったかな?←うろ覚え)
草をはむ牛。大笹牧場にて。 大笹牧場から北上し、鬼怒川に向かいます。突如下り坂となり、一気に下り始めます。日光が高地であること、鬼怒川が渓谷であることを意識する急激な下り坂です。AM7:22鬼怒川沿いの県道23号にはいります。ぱらぱらと小雨が降りはじめました。ちらちらと横目で鬼怒川を見ながら走ります。霧がかったのもあるでしょうか、幻想的な風景です。川のうねり、河原の造形美は関東圏の川には見られないような美しさを感じました。
美しい河川。このころだんだん雨脚が強くなってきました。 県道23号から国道121号を北上し、8:30ごろ栃木から福島に入ります。途中、「塔のへつり」など興味深いところもあるのですが、なにせ天気が悪く、先へ進むことを重視することにしました。残念! 国道121号から118号に入り、大川ダムをこえたあたりで雨脚はさらに強まり、本降りとなってきました。仕方ない、コンビニに止まり、プロテクターをサイドドアに付け替えます。携帯を見ると山形のType-F使い、細谷さんからの連絡が入っていました。連絡すると、山形も雨が激しく、一度出たが引き返したとのことでした。細谷さんから迂回ルートの大峠を教えてもらい、地図で確認します。 雨は止む気配どころか、小降りになる気配さえ見せません。会津若松の市街を通る間、ゴールドラインを諦め、磐越道の高架下をくぐったあたりで西吾妻スカイバレーも諦めました。磐越道をくぐったすぐのところに本屋やCD屋の複合施設があったので一休みで止まります。そこのドトールでコーヒーを飲みながら細谷さんにこれからのルートを報告します。天気は完全に本降り。止む気配などもありません。 気を取り直して山形に行くためのルート、国道121号大峠道路に向かいます。しかし相変わらずの雨。日中ダムをこえたあたりから大峠のトンネル郡が始まります。トンネルを一つ抜けるたびに山深くなり、ガスが谷を駆け上っていきます。トンネル、橋、大峡谷……日本の土木技術の粋を見たように思いました。途中、速度が上げられない中、後ろからトラックにあおられます。こっちはスピードが上がらないんだっつーの! 仕方がないからパーキングに止まってやり過ごします。そこで景色をじっくり見ましたが、なかなかすごい景観でした。 長い長い大峠トンネルを抜けたところで、やっと米沢入りです。雨のひどさに閉口して、ビキニトップを幌に付け替えようと、ガソリンスタンドに入りました。ガスを入れてもらっている間に手早く張り替えます。もうすっかり幌の扱いも上手になりました。3分もかからずにビキニトップから幌へ換装完了です。 米沢からさらに北上し、南陽市に入ります。おなかもすいてきたので、細谷さんおすすめの赤湯ラーメン「龍上海」を探しにいきました。多少迷いつつもすぐに到着。この店、かなりの人気店ですごい人が並んでいました。僕も横の駐車場にセブンを止めて待っていました。ふと店先を見ると狭いスペースに「軽専用駐車場」と書いてあるではありませんか。ほら、僕の車は軽だし、ここに止めれば他の人が駐車場に止められるよ! と満面の笑みで車を移動します。
すばらしく莫迦な光景。並ぶ人たちのあきれ顔が最高だ(オイ)。 待ち時間にあらかじめ注文しておいたので、そんなに長時間は待ちません。こってりした辛みそのラーメンがでてきます。おなかの具合と相談して大盛りにしてみたのですが、ちょっと多かったです。20台の頃なら平らげたであろう量を、結構必死で食べきりました。大盛りでなければスープも味わって食べることができたであろうに、ちょっと残念。でも非常においしかったです。ボリュームたっぷりで大満足です。
ボリュームたっぷり。若者は迷わず大盛りだ。 PM14:10ごろ食事終了。コンビニでお茶を買い、国道13号をさらに北上します。ここまで来ると山形まではもう少しです。残念ながら蔵王エコーラインも今回はパス。青看板で「蔵王エコーライン」の文字を悲しい思いで通過します。 細谷さんに連絡して、山形北ICで待ち合わせることにしました。お互いちょっと行き違ったようで少し待ちます。すぐに向こうの方から爆音が。間違いなくセブンの音です。クワァ───ン……きたぁ! 山形の細谷さんの駆るセブンは光岡ゼロワンtypeF。あの光岡の造形センス爆発のマシンです。見るのは初めてですが、その圧倒的な個性に打ちのめされます。セブンというくくりで分類するのはtypeFに失礼だと言うほどの圧倒的な存在感です。この隣にFC-4が並んでいてもふつうの車に見えます。すごい!
確か大蛇(オロチ)もこんな顔だったように思う。光岡ってすごいと思う。
インパネデザインも個性的。おっと、クーラーの吹き出し口がある!さすがZero1
左)たまには写っておきます(写真提供:細谷さん) 右)2台を見比べる細谷さん。 ところで細谷さん、「いやあ、時間があったもんだからこんなの作っちゃいました」と出してきたのは……451Fステッカー!わお。オリジナルステッカー作りにも詳しい細谷さんならではの技でした。すばらしいステッカーをありがとうございます。また磨いたら張りたいと思います!
細谷さん、ありがとうございました。かっこいい! 山形北ICから北上すると、意外と渋滞しています。細谷さんはさすが地元、さっと道を変えてすいている道に進んでいきます。途中バーキン乗りの方とお話ししたりしつつ、走りやすい道を疾走します。こちらはビキニトップが結構ばたつくのが気になり、速度をそんなに上げることもできずに必死について行きました。(半分嘘。知らない道でそんなに速度あげて走るのが不安だったのが半分です(^_^;)あはは……)
結構混んでいる国道13号(細谷さんカメラからの視点)
こうしてみると結構速そうに走っているんだけど(^_^)。 今回宿泊する「ひがしねベアフットYH」のすぐ近くに細谷さんのご自宅があると言うことで、ご厚意でカーポートを貸して頂けることになりました。雨が降りそうな気候が続く中、非常にありがたいことです。それでなくても結構ボディカバーも雨がもりますからねー。車を置かせて頂いた後、細谷さんの足車で夕食にお出かけです。ああっ、クーラーのかかる車ってなんて幸せ!(←莫迦です)連れて行って頂いたのは名物「冷たい肉そば」というもの。肉そばなのに冷たいのが意外な組み合わせ。おいしくてあっという間に食べてしまいました。 食事の後は温泉「ひなの湯」に行って一日の憂さと垢を落とします。熱い湯温にのぼせそうになりながらすっかり癒されました。
左)細谷さんちのカーポートにて 右)冷たい肉そばを食べる32歳男子。うまい。 その後、細谷さんに送っていただいてYHにつきます。東根のYHは、とても雰囲気のいいすてきなユースでした。ホステラーのおじさまもとてもすてきな方でした。僕の車の話をすると、「見られなくて残念だったー」と言っていただいたので、こんど蔵王リベンジの時にはぜひまたここに来て泊まりたいと思います。細谷さん、今度は晴れた日に一緒にエコーラインを走りましょうね!
本日のルート。ほとんどどこにもよらずに山形に向かっているのがわかる。(^_^;) (写真提供:細谷さん ありがとうございました)
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