レパード男の猛進自爆
他人の都合なんてなんのその、仕事場のドアを開けるやいなや脇目も振らずにこちらに向かって一直線、久しぶりだねなどといった呑気な挨拶もそこそこに、いや実は買おうと思うんだが売り場まで付き合ってくれぬかという暴力的なご依頼。この男はもう二十数年来の友人なんだけど、普段は落ち着き払っていて、滅多なことでは血相を変えることもないような人物。
一体何を買おうというのか問いただしてみると、なんとこともあろうに、Mac
OS X 10.5
Leopardを今すぐ手に入れたいとのこと。おいおい、ニュース配信は最後までちゃんと読めよ、今から発売ではなくて10月26日に発売するということが発表されたのだよ、まったく早とちりもいい加減にしろよ。第一に君はLeopardを動かせるようなMac本体を持っているのかと訊いてみると、Power
Mac
G4の867MHzを使っているとのこと。いやぁ、こいつは条件ラインギリギリだな、止めといた方がいいんじゃないのかという忠告にはまったく聞く耳持たないご様子。長いあいだ
G3マシンを使って仕事をしていたのだけれども、昨年末にちょっとした成り行きで今のマシンを手に入れ、今のところ買い替えるつもりはこれっぽっちもないとか。うーむ、昨年末の買い替え時点でひと言相談してくれれば良かったものを。
そもそも、Mac
OS
Xを買うので店まで付き合えという感覚がどうにも理解し難いわけで、これなんかどうかしら私に似合うかしら、なぁんて鏡とにらめっこしながら訊いといて、お〜似合うねぇ、などといったリアクションを期待しているのか。
新しいOSが出るときに限って(つまり、こちらが彼のことを忘れた頃に)連絡してくるこの男、Leopardって実際のところどうなんだよ正直に答えろよ素直に吐いちまえよこの野郎、などと精一杯ドスを利かせて矢継ぎ早に尋問してきて、「オマエの場合、別に今のでいいんじゃないのか」といった一般的に正しい意見を述べたりすると怒りだす始末。ウソでもお似合いだよと言わなければならない模様。悪いことは言わぬ、そんなにLeopardを使いたいのなら新しいマシンを買って、それで思う存分に新OSを堪能するのが、皆の幸せのためだと力説するも、オマエの幸せはオレにとっての地獄なんじゃあ、といったん走り出したら止まらないまさに猛獣Leopard男。
続けて言うことには、オレもWebに何か書いて世界中のみんなと仲良くなりたいんじゃ、写真とか音声とかもそこに載せてみんなと幸せ気分を共有したいんじゃ、オマエのようにハッピーなiLifeを楽しみたいんじゃあっ!とどこまでも勘違い猛進。
あまりの勘違いの分からず屋ぶりに、こちらもだんだん腹が立ってきて、オマエには永久にOS
9.2
(Limelight)で充分なんじゃ、一生か細いLimelightの薄明かりで仕事しとけや、オマエなんかゴキブリホイホイじゃ、チャンピオンはワシじゃ、切腹じゃあっ!と時事ネタも盛り込みつつの応酬で今や完全に打ち合い状態。
結局、最終ラウンドはLeopard男による焼酎ぐい呑みというレスリング技で反則負け、くだ巻き過ぎで長イスにダウン。翌朝、毒気を含んだ口臭で、昨夜は悪かったと謝罪。一応誠意は伝わったので無事にお開き。
日々の日記@カテゴリ。ヤマタツ生きてます。切腹しないでいいから頭丸めろ。
Posted: 金 - 10 月 19, 2007 at 12:20 午前