生命現象を帯びてます


 いやぁ、もうね、スッキリですな。まったくもって爽やかです。いや、ホントは風邪っぴきなんですけどね、それを差し引いたとしても、気分はこの秋の空のように清々しいのです。
 というのも、面白そうだなぁと思って右サイドに付けていたいろいろなブログツールなどを、ほとんど取り外したからです。この何年か、面白そうだと思っていろいろ首を突っ込んでは、なんか表示が遅くなったりして突然ごっそりスッパリ止めてしまうという、そんな繰り返しですよ。
 ブログに限らずその他のことでも似たようなことをしてますね。取り憑かれたように何かを集めて回ったりしては、やがて飽きてしまってすべて手放してしまう。飽きたと言うよりこんな生命なきモノに執着しているのが馬鹿馬鹿しくなってしまうというか。ある時点を境界線として、自分を取り巻くそれら生命なきモノたちに自分自身が侵食されていることに気付くというか。

 もっとも、侵されていると感じる自分自身のマインドもまったくの幻想で、それはどうしても他人には譲れない聖域というわけではないのです。結局のところオマエの気分次第ってことだろと言われれば、何か反論したくとも答えに窮して、黙ったまま見上げる秋の空。
 まぁね、バランス感覚ってことなんでしょうけど、つまり例えばエントリの本文自身がサイドナビゲーションに侵食されて立ち往生しているようなブログを見かけると、某社発行のタイアップここに極まれりといった出版物を思い出すし、かといって、殺風景なデザインのページに延々と本文テキストが続くのも、これまた某社発行の売れない独りよがり文芸論評誌といった風情で、ちょうど良い案配というのが実はむずかしいですな。結局のところは、バランスどころか真っ直ぐ歩くのもままならず、あっちへフラフラこっちへヨタヨタと相変わらずの千鳥足なのです。

 結局のところそうやってパラノイア的な同じ過ちを繰り返しているんだな、まったく人間ってヤツは。いや、まったく男ってヤツは。いや、まったくヤマタツさんってヤツは・・・。そんな風に、あれこれ面白がっていたことさえも今となっては若さゆえの過ちなどとバッサリ切り捨てられるんだけど、そうは言ってもその熱病の渦中においては、もう自分にはこれしか残されていないのだと言わんばかりのなりふり構わぬ形相で、「病膏肓に入る」とはよく言ったもの。
 ただし、これだけは強調しておきたいのだけれども、そんな若気の至りを尽くしている青臭い自分もまたやはり自分であると思えるのです。タイムマシンの搭乗券を持っているなら、ぜひともあの頃の自分に会って、まぁ頑張れやなどと言いながら飯でもおごってやろうと思うのですよ。こうしておいた方が後々いいぞなどといった忠告は一切しないで。

 さてと・・・。
 近ごろでは訳知り顔の企業・団体によるキャンペーンが功を奏し、「地球温暖化」というキーワードもすっかり定着して、地球上にお住まいの知的生命体の皆さまも、そしてあまり知的でない生命体の皆さまも、何かにつけ自分たちの住んでいるこの地球という惑星の環境について考えさせられていることと思います。人類って色んなことに手を出し過ぎて、おいおい石油が枯渇したらどうすんだ的な話です。今までしてきたエネルギーの、そんな無駄使いを減らそうとか、CO2排出量を制限しようとか、温室効果の影響とか、さらには惑星の生態系が狂い始めているとか。

 それもこれも元を正せばデトロイトやフィラデルフィアあたりのイケイケ野郎どもが、病膏肓に入りやがったせいだぜ、まったく何てことをしてくれたんだとか、いやいやそれを言うなら、ロンドンの頭のイカれた連中がもくもくと黒煙を吐き出すようになったのが事の起こりじゃないかよなどと半ば内輪揉め的なケンカを始めたり、一方ではオレたちは長い間我慢してきたんだ、これからは好きにやらせてもらうぜ、とソッポ向いている上海成金と、石油なんて前世紀の遺物ですぜ旦那、もうあっしたちはそんな化石なんか眼中にありやせんぜ、とあくまでもクールなドバイセレブと、結局のところは皆、バランスを失って真っ直ぐ歩くのもままならず、あっちへフラフラこっちへヨタヨタと相変わらずの千鳥足。

 自分たちの自然破壊のせいでヒトは死滅するぞ的なある意味傲慢とも言える自戒を口にするかと思えば、ヒトの存在や所作もまた自然の一部であって、極端な話、高層ビルも高速道路も自然に出来たものであるし、戦争やテロさえもこれまた地球の自然気象の一部分であるという呑気さもあわせ持つヒト科ヒト。そしてもちろん、ヒトが住みやすい環境を作ろうとヒト自身があれこれ頭をひねるのもこれまた自然の一部。ヒトは最初っから自然に反することなど一つも行なっていないっつぅか、確かにそんなことは不可能なわけです。結局のところヒトは最初っから最後まで実に自然体の生物なんでしょうな。

 最近の学説によれば、約40億年前に生命が生まれてこのかた、地球上の生命体というのは一部を除いてまったく進化していないとか。この惑星はその間、温室状態になったり、氷玉(スノーボールアース)になったり、巨大隕石がぶつかったり、氷河期と温暖化を繰り返したりしてきたようですが、生態系はほとんど影響なし。地球上で種類、個体数が最も多く、そしておそらく総重量も最大であろう原核生物は、亜硫酸吹き出す海底火山の火口付近においても、大気の希薄な高高度の山中においても、この40億年の間、今日も一日朝から晩まで実に快適な生活を送っているようです。そしてその豊かな生活は、たとえ惑星全体が核分裂による放射能にまみれようともなんら変わることなく、今後も何億年も続いていくのです。

 そうして、わずかながらの多細胞生物のうちで、一部の少数派である動物とかいうヤンチャどもに混じって、気難しい性格の脊椎動物門のさらに一部分、狭い範囲にしか生息できない弱々しい体格の哺乳綱のうち、ヒネクれた二足歩行でうろうろしている取るに足らない一部の種族が、若気の至りを尽くして惑星のエネルギー資源を搾取しようと地表をわずかにこすっていたとしても、この地球という惑星は、そんなヒト科ヒトに対して、まぁ頑張れやなどと言いながら飯でもおごってやろうかと公転軌道通り商店街を行ったり来たりしているわけです。もちろん、こうしておいた方が後々いいぞなどといった忠告は一切しないで。

 というわけで、日々の日記@カテゴリ、ヤマタツ生きてます。正確に言うなら生命現象を帯びてます。微妙に千鳥足で。

Posted: 金 - 10 月 5, 2007 at 02:29 午前      


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