締切に備えて


 一昨日の深夜、つぅか昨日の未明、「あまるこるど」でヒューを飲んでいると、突然しばちゃんからタイヒミュラー空間について理解できるか、などという半ば弱いものいじめに似たような辻斬りを受け(もちろんあえなく斬り捨てられたわけですが)、このわたくしとしては、リーマン面 (Riemann surfaces) がどうしても引っ掛かるので、これは人物名だろうと主張するも、この老練プリンストネイト(注1)は「こんなの常識中の常識、ごくごくありふれた一般名詞ですよ、フォッフォッ」と、捨てぜりふと高笑いを残してフードゥー・ストリートの闇の中へ消えていったわけです。
 ところがあとで調べてみると案の定、リーマン幾何学のベルンハルト・リーマン由来でありまして、ついでにこの19世紀ドイツ人数学者の略歴を眺めていると、学生時代にゲッティンゲンとベルリンを行ったり来たりしていたとか。ゲッティンゲンといえばこのわたくしにとって第二の故郷のようなもの。いや、ウソですけど・・・。それでも、前世紀の若かりし頃に航空宇宙工学を志したわたくしにとっては聖地の一つであったことは紛れもない事実であります。

 そういう経緯があってか、本日とうとう、どっかの寺の舞台から飛び降りる覚悟で、通い詰めた新宿の本屋で一冊の本を購入いたしました。辞書を片手に立ち読みを続け、眉がおよそ60度に吊り上がった書店員に愛想笑いを振りまく生活ともおさらばです。
 しかしながら、締切というのは思わぬ加速度でやって来るもの。いつか必ずやって来る「その日に備え」るために、この本を枕にしてぐっすり眠り、わずかに残されたこの体力を温存いたしまする。

(注1)プリンストネイトという言い方があるのかどうかは不明です。Princeton graduateを強制的に縮めただけ。

【とりあえずカバー写真】
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Posted: 土 - 6 月 23, 2007 at 01:01 午前      
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