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Category Image 潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)について(その3)


さて、内科的治療ですが、基本的には、入院して絶食する事からはじめます。食事を取るとどうしても便が腸内を通過するときに腸壁を傷つけてしまうからです。最低でも出血が収まるまで絶食は、続きます。

症状によって違うと思いますが、私の場合かなりの劇症でしたので、過去2回の入院時共に絶食期間2ヶ月を要しました。その間の栄養補給はすべて、首筋からカテーテルを心臓すぐ上の大静脈に挿入し高カロリー輸液を点滴します(IVH)。これは、24時間繋ぎっぱなしです。慣れてしまえば、夜中に看護士さんが、パックの交換に来ても目を覚ます事もありませんし、スタンドにパックを釣って、それをごろごろ引きずりながら病院内はもちろん外出もできます(好奇の目にさらされますが)。部分入浴もできます。ただ、水以外全く口にする事ができませんので精神的にはかなりつらいモノがあります。空腹感はあまり無いのですが、テレビは料理番組ばかり、新聞は、食べ物の記事ばかり目がいきます。1日中食べ物の事ばかり考えています(笑)。唯一口にする事ができるのが薬です。薬の時間が楽しみになってしまいます(涙)。症状が治まってくればその後1ヶ月くらいかけて、普通食に戻して行きます。もしも現在絶食治療されている方がこれを見ていらっしゃるのなら、改めて言います。早く治したいのなら絶対に誘惑に負けては行けません。

薬についてですが、潰瘍性大腸炎の薬としては現在『サラゾピリン』か『ペンタサ』が使用されます。どちらも、治療薬というよりも症状を抑えるという感じです。前者の方がよく効くようですが、副作用がきつく、私は現在後者を使用しております。

また、劇症の場合『ステロイド』を使用する事もあります。ご存知の方も多いと思いますが、この『ステロイド』は、炎症によく効く反面、副作用がきつく、使用方法を誤るとショック症状を起こす可能性がありますので、医師の指示通り正しく服用する必要があります。飲み薬の『プレドニン』、肛門より直接注入する『ステロネマ』などを使用します。私の場合両方をMAX使用していましたので副作用もかなりひどく、吹き出物が体中にでき、からだはだるくなり、顔がまんまるにむくんでしまう『ムーンフェイス』という状態になりました。いずれも薬の量が減るに従い元の状態に戻ります。

よく、妊娠について訊かれますが、妊娠出産ともに可能です。『サラゾピリン』や『ペンタサ』は問題ないようです。実際私自身1回目入院の後に子供ができました。生まれた子供にも学校の成績以外は全く問題はございません(笑)。いずれにせよ、医師とよく相談してください。

次回は、日々注意している事をお話しします。

Posted: 水曜日 - 6月 23, 2004 at 05:42 午後       



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