1章-2-5 糖尿病網膜症 補足

1章1の3 糖尿病で困ること合併症 の 眼の合併症 と
3章3の5 糖尿病網膜症の補足記事です。

1 単純網膜症

細かい血管にコブ(毛細血管瘤:もうさいけっかんりゅう)が出来ます。小さな出血(点状出血)やシミが見えます。しみ出した血液の中のたんぱく質や脂肪が網膜の組織に沈着して白斑となります。血糖コントロールを行えば回復する事もあります。

2 増殖前網膜症

網膜表面の血管が詰まります。沢山のシミが出てきます。酸素が届かないので網膜の色が変わります。

3 増殖網膜症

血管が詰まってしまいます。その代わりに新生血管が次ぎから次へと出てきます。(血管が詰まって網膜の細胞が酸素不足になります。それを助けるために新生血管が発生します。)新生血管は弱いので高い血圧や衝撃でも破れます。
 新生血管が出血すると増殖膜ができます。増殖膜は縮みます。縮んで網膜を引っ張ってはがします。(牽引性網膜剥離:けんいんせいもうまくはくり)

硝子体出血:しょうしたいしゅっけつ

新生血管が弱くて破れて出血をした状態。


単純網膜症の治療

 血糖コントロールが中心

前増殖網膜症の治療

血糖コントロールとレーザーで行う光凝固治療(ひかりぎょうこちりょう)。
レーザーで細胞を壊して酸素の消費を抑えます。(新生血管が出来にくくなる)また、これによって出血や白斑を解消します。

増殖網膜症の治療

硝子体出血、増殖膜の場合は硝子体手術が行われます。


硝子体手術
眼球に穴を3つ開けます。
1 ライト、
2 灌流液(かんりゅうえき)を入れる管、
3 カッターを入れて
  顕微鏡で見て手術をします。
灌流液(かんりゅうえき)を注ぎながら硝子体の中の血を吸い取ります。灌流液を入れるのは目の中の圧力を保つためです。
特殊なカッターで増殖膜を切除。
剥離した網膜を戻します。

1章1の3 糖尿病で困ること合併症 の 眼の合併症も参照して下さい
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3章3の5 糖尿病網膜症 も参照して下さい。