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混沌の屋形船Direct:21世紀最初のQTVR作成講座 その3−CubicVRをはじめてみよう−


 いよいよCubicVR編である。いろいろと希望はいただいていたのだが、鳥頭化がどんどん進行しているおかげでなかなかCubicVRをうまく作れず、顔を出しずらかったのだ。でもそうとばかりもいってられないので、まずはさわりだけ紹介させてくださいませ。

 いやあ、まいった。昨夜のことなんだが、国立競技場でユーゴスラビアvsパラグアイの試合を観戦して(2万人も来てたのにはびっくり。でも横浜国際競技場や東京スタジアムに慣れちゃうと、国立競技場ってダメだわ。椅子が小さくて狭いの。あれじゃあ全面改装しないとワールドカップにはつかえへん)帰宅し、いつものようにメールチェックしようと思ったら、ダイアルアップルーターがプププププププとヘンな音を発して動いてくれん。

 机の下に潜ってルーターの液晶パネル(ちなみにうちのはヤマハのRTA-52i)を見ると「カイセンショウガイ」と出ている。Webブラウザを使ってルーターにアクセスしてログを見ると、ケーブルがはずれてる、といわれる。

 はて。そんなはずはない。うちのネコがケーブルを囓ったりしない限り、何もいぢっちゃいないのだ。でも一応、モジュラージャックとDSU(うちはDSUとダイアルアップルーターを別々にしてるので)の間は正常で、DSUとダイアルアップルーターの間もちゃんとつながってる。電源を入れ直してもダメ。何をやってもダメ。DSUに直結してる電話機もつながらない。

 ってことは、もしかしてNTTんとこで何か起きてるのか???

 でも故障したときに連絡する番号って何番だっけ? それがわからないのだ。とほほほ。まあ調べればいいや、っていつも調べものはインターネットで済ましてるから、ISDN回線がダウンしたとなるとそれもままならぬ。

 そういうときはH"の出番である。PowerBook G4+CardH"でインターネットにつなぎ、NTTの番号を調べ、携帯電話でNTTへかける。真夜中だったんだけど、緊急事態だったんでいろいろと調べて貰い、NTTの回線網とうちの間のどっかで線が切れてるってことが判明。

 「すぐに直してください」といったんだが、さすがに真夜中のこと、翌朝担当者が修理に行きますってことで一段落した。

 今朝(2001年6月29日)、担当者が回線をチェック。どうもマンションの回線箱の中で接点が緩んでいた……詳しくはちゃんとハマってなかったかららしい。なんだそんな単純な事故だったか。

 そんなわけで久々に慌てさせてもらった。

 今までは常に2つ3つのプロバイダに入っていて、どれかがおかしくなったらすぐ別のところにつなげるようにしていたのだが、回線自体が死ぬことは考えてなかったのだ。結局予備回線としてH"が活躍したので事なきを得たんだが(H"からWebの更新とかもしちゃったし)、やっぱ怖いよねえ。

 というわけで、次はADSLをやめて光ファイバーにしようと誓うのであった。そうすればアナログ回線(かISDN回線)と光ファイバーの2系統を確保しとけるから。

 それにしてもびっくりした。もし6月28日にうちにFAXしようとしてできなかった方、申し訳ないです。電話しようとしてできなかった方は……まあどうせ外出中は留守電にもしてないんで同じようなものってことでよしとしてください。

・1分で作れるCubicVRムービーとは

 いろいろと希望はいただいていたのだが、鳥頭化がどんどん進行しているおかげでなかなかCubicVRをうまく作れず、顔を出しずらかったのである。でもそうとばかりもいってられないので、まずはさわりだけ紹介してみよう。

 CubicVRはQTVRの新しい技術で、QuickTime5からサポートされはじめたものだ。詳しくはアップルのページでもいってみるといい。きれいなサンプルがたくさんある。上下左右360度、つまり写真を貼り付けた球体のまんなかに立ってぐるぐると回りを回してみるような技術自体はそう新しいものじゃない。例えば、IPIXなんかはすごく昔からやってる。

 CubicVRがIPIXと違うのは……多分、Cubicなところだ。IPIXは魚眼レンズで撮影した2枚の写真を球形に張り合わせてそれを再生する技術である。CubicVRはそうではなく、いったん立方体の各面に貼り付け、再生時に角を滑らかにつないで見せてくれるのだ。ユーザーから見たら結果は一緒なんだが、まあいろいろと事情はあるんだろう。

 だから6枚の正方形の画像を用意し、それをCubicVRに変換するという形式を取る。6枚の画像さえ作れれば誰でもCubicVRムービーを作れるのだっ。

 ではやってみよう。

手順その1
 アップルのサイトから「MakeCubicPPC」をダウンロードする。

手順その2
 6枚の正方形の画像を用意する。まあ話を単純にするために、赤水色緑色黄色赤紫(RGBCMYと思ってもいいや)の6枚の正方形の絵をベタで用意してみた。


手順その3
 6枚の画像を「MakeCubicPPC」にドラッグドロップ。あとはOkをクリックして適当に書き出す。もう適当でいい。単なるテストみたいなものだから。

 するとこんなのができあがった。


 やってることはもんのすごくシンプルでわかりやすいでしょ。

 ちなみにQuickTime5じゃないと上下がちゃんと見えないので、まだの人はQuickTimeをアップデートしてください。アップデータでやってくれるんじゃなかったっけ。

 もし絵心があるなら、この単色CubicVRを参考に、壁や天井を描けば簡単に「正方体の部屋の中にいるCubicVR」が作れる。

 でも正方体の部屋の中だけあってもしょうがないんで、実用を考えるとちゃんと風景の写真からCubicVRを作れないとダメなのだ。


・風景からCubicVRを作る話の夜明け

 風景からCubicVRを作るときはこんな風になる。

 一番簡単な方法は魚眼レンズで前後2枚の風景を撮影する。

 これはNikon COOLPIX 990+同社の魚眼レンズを使って撮影し、正方形に切り取った写真だ。なんか光軸がずれてるようで、ちゃんと端がかけているのはご愛敬というか、愛嬌で済まないところもあるので現在調査中。ともあれ、こういう写真を撮る。

 ちなみに、現在純正で魚眼レンズが用意されているデジカメはCOOLPIX 9XXシリーズだけである。COOLPIX 950や990や995を持っている人はラッキーってことで。

 詳しい撮影方法はまた来週か再来週に。

 撮影が済んだら次はこれを6枚の正方形画像に展開する。一番問題になるのはここだ。今のところいくつかのソフトがオンラインで出ているようだが、どうもまだ手軽さに欠けるものが多くて、決定版はない。いずれ揃ってくることを期待しよう。

 わたしが今回使わせてもらったのは、小樽の池田さんが開発中の「Finh2CubeX」というツール。フリーウエアとして公開するべく開発中の版だ。彼のホームページ(http://www.asahi-net.or.jp/~vx2j-ikd/index.html)にはすでに様々なCubicVRが公開されているので是非見て欲しい。

 だがなあ、なぜかわたしがやるとうまくつながってくれないのだ。うーむ。とりあえず、近所で適当に撮ったヤツをPhotoshopでつなぎめをごまかしたりしてできたのが、こういう6面の写真。


 これをCubicVR化すると、こうなる。

 結局のところ、撮影道具とすぐれたオーサリングソフトがあれば、今までのQTVRよりずーーーーーっと簡単に作ることができて面白い。それだけは確かだ。あとは魚眼レンズを使えるデジカメをどうするか(魚眼じゃなくてもいいけど、そうなると膨大な枚数の撮影が必要になるからね)だ。

 なお来週再来週とCubicVRの話は続き、NYのエキスポではCubicVRによる現地VRレポートをお届けする心づもりになっているので、まだQT4の人はQT5にしてお待ちあれ。

 

荻窪圭の近況
 totoにいそしみつつやたらサッカーばっか観に行ってる荻窪圭であります。うーん、やっぱこの季節、ビール飲みながら風に吹かれてサッカー観戦っていいねえ。CubicVRを作り慣れてきたら、いつかはサッカー場でも撮ってみよう。魚眼2発だけでOkというのはすごく気軽でよいのだ。

mailto:ogikubo@mac.com


2001.6.29


200X年の温故知新

温故知新するにはまだ早すぎるのでコメントなし、だそうです。