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Fri - May 16, 2008

四川地震 

被災地の状況はあまり正確に伝わってきませんが、こんな生活が長引くのは耐えられないと言うようなことをおっしゃってる被災者の映像がありました。
気の毒ですが、阪神大震災の時のことからすると、数年はそんな生活が続きそうです。

また、被災地にとって不幸なことは、首都から遠く離れていること、そして数ヶ月後にはその首都で国家の威信をかけたイベントが行われると言うことです。
そうなれば地震のことは記憶の彼方に忘却されてしまうかもしれません。 
神戸では避難所が解消されるまでにかなりの時間がかかりましたし、仮設住宅に移ってから数年というスパンで居住することになった人もいました。
大災害においては、救助活動のあとの復興活動の方が、長く困難な道のりです。

しかし、数ヶ月後に控えた北京五輪という一大イベントの前では、地方の災害など(それがいかに大きな災害であったとしても)大した問題ではなくなってしまう可能性も高いでしょう。
阪神大震災の時も、東京での地下鉄サリン事件以降、震災への社会的関心は急速に低下しました。国家にとってはやはり首都でのできごとこそが重要だということです。
まして、報道がコントロールされ、近代国家としての力を証明するための国際イベントであるオリンピックが行われるとなればなおさらでしょう。
四川地震のニュースが中国国内を巡るのは、長くても七月末までではないでしょうか。下手すると救援活動の感動を伝えてしまえば震災報道に関する国営通信のお役目は終了ということも考えられます。

ただ、今回の地震の場合は街全体が崩壊したようなケースもあるようですし、なんといっても一党独裁国家ですから、この際新しい街をいくつも突貫工事で造ってまとめて移住させるという発想もありそうです。
そうなると五輪バブルの空白を埋める大プロジェクトとしていろんな意味でうまいこといくかもしれません。

もっとも被災者の方々にとってそれが幸せなことかどうかは別問題ですが。
どんな文化にせよ、人は住みつづけてきた土地に愛着があるものです。 

Posted at 01:25 PM  Comment  Trackback
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Published On: May 16, 2008 01:41 PM