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Thu - May 12, 2005

人生の選択 

なぜかこの本だけは読んでいなかったので、文庫化を機に読みました。
すぐそばの彼方
白石一文「すぐそばの彼方」
 
例によって心に傷のある私と同世代の男性が主人公のお話。
大きな事件をきっかけに自分を失っていた主人公が、次第に自分を取り戻していくなかで人生の選択を迫られる、というまあ彼の十八番のストーリーなのですが、相変わらず読ませてくれます。

しかし、人生最大の選択とその結末についてはやや曖昧さの残るエンディングで、私には主人公の未来を想像するのがちょっと難しかったので、個人的には少しばかり納得のいかない感じもしました。(私自身が精神的に安定してきたということなのかもしれませんが)
もっともこれ以外のエンディングがあり得るかといわれると確かに良い終わり方なのかもしれないという気はします。

それでも最近の話に比べると主人公の精神的屈折度に共感するところ多いので、私の中では評価高いです。
ところで白石さんは新刊「私という運命について」も出てますので、今はそちらを読んでます。 

Posted at 11:54 PM  Comment  Trackback
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Published On: Aug 23, 2006 01:26 AM