ウエストを引き締めてみたいですか? 怪しさ満点の運動を一つ紹介してみます。ただし,運動中は決して他の人に見られないようにご注意下さい。見つかってしまうと,冷たい目で見られることは間違いないと思います。でも,毎日すれば 2 週間後には 2cm くらいウエストが細くなっていると思います。やってみますか?
上の図の姿勢を取って下さい。改めて説明した方がいいですか?
- 膝を立てて床に座る
- 両手を膝のうしろで組む
- 両足を持ち上げてバランスをとる
- そのままお尻で歩く
以上です。当面の目標は“1 日 1 メートル”くらいでよろしいのではないかと思います。留意点としては,膝は少し高めにするとよいでしょう。腹筋への刺激を高めるためと,お尻の痛みを無くすためです。ちょっとした骨盤の角度の違いで,ずいぶん痛みが出てしまいますからご注意下さい。少し動いてみてお尻が痛いと思ったら,膝を少し高めにして下さい。
副産物として,便秘に悩んでいる人はお通じが良くなることでしょう。便秘は主に腸の蠕動運動の不足に因ります。このお尻歩きは腰回りの筋肉を総動員する必要がありますから,中にある腸も嫌でも動かされます。ちなみに,本来の正しい歩きさえできれば,このお尻歩きをしなくても同じ効果が得られます。つまり,歩き方がヘタだから,ウエストが太くなり,便秘になり,腰痛に悩むのです。
とても大切なことだと思うのですが、健康のために食事に気をつけるなら、もっと「お米」をしっかりと食べるべきではないでしょうか?
『太る?』確かに、砂糖もお米も元を正せば、糖分です。でも、同じ糖分とはいうものの、砂糖はあらかじめ吸収するだけの状態にしてあるもの、お米は同じ状態まで消化器官が一生懸命働くものです。複雑な分子構造を持つ炭水化物を、糖の形態にまで分解し続けるのです。砂糖をつくるのに、原料にコメを使うという話を聞いたことがありますか? ないのは、とても採算がとれないほどの手間がかかるからです。原理的には十分に可能なはずなのですが。
そんな当たり前のことをと言いながら、実際の食生活の中では、甘いものとお米を同じものとして避けていませんか? ここ数年、海外で「寿司」がヘルシーメニューとして紹介されるのは、お米に着目してのものです。生食が珍しいことも含めてですが、効果があるのは決して上に載っているネタではありません。
お米は、複合炭水化物+食物繊維です。食事で摂られたお米は、口の中で分泌された唾液を使って、時間をかけて徐々に体内に取り込まれます。その間、血液中の血糖値は、適度な水準を保ちます。砂糖などの単糖類を口にしたときには、一気に血糖値が上がり、その後急速に下がってしまいます。
私たちが空腹を感じるのは、血液中の血糖値が下がったときです。ですから、複合炭水化物を食べたあとは、空腹感を感じずにすむ時間が延びるのです。これは、意識しなくても間食を摂らずにすむということになります。一般にいわれる、3食をしっかりと摂って、間食を減らすということが、無意識のうちに出来てしまうわけです。
とても暑い日が続く時,水分補給はきちんとしていますか?
ちょっとしたことですが,健康を考えるなら自動販売機で買える飲み物は避けた方が賢明です。何故かといえば,
1.砂糖が大量に入っている物が多い。
2.ステビア等のノンカロリー甘味料は甘さに対する舌の感度を弱くするので,結果として糖分摂取が多くなることが多い。
3.多くの飲料は,濃縮して作られた物を改めて薄めている。この製造方法は,喉の渇きを亢進する。
最近,特に思うのは,アルカリイオン飲料などと呼ばれるものを,健康を意識して飲む人が多いなあ,ということです。本気で健康によいと考えているのでしょうか(^_^;
ハッキリと言えば,アルカリイオン飲料も缶コーヒーも含まれる甘味料という点では,同じものです。アルカリイオン飲料の方が,吸収効率を高めている分,質(たち)が悪いかも知れません。子供に好んで飲ませるのは,間違いなく日本の肥満児の割合を増やすのに貢献していると思うのですが,誰もこのことには触れていない気がします。
そもそも,アルカリイオン飲料という分野が開発された背景には,スポーツ活動の効率的な水分と当分の補給というコンセプトがありました。しかし,実際に経験した人も多いと思いますが,スポーツドリンクというものは,実際にスポーツ活動をしているときには,薄めて飲まなければ飲めたものではありません。
濃すぎるのです。実際に,長距離選手などがマラソンなどで用意しているものの多くは,製品を2〜3倍に薄めたものです。中には,秘伝の文字通りスペシャルドリンクを用意している人も多いです。
そんな濃縮されたものを毎日のように採り続けて健康になれるなら,別に普段から食べるものに気を使うことも必要ないのではありませんか?
腰痛について,考えてみようと思います。
腰痛は,腰の痛み。当たり前のことなんですけれど,同じように「腰が痛い」といっていても,その原因については,大きく分けて三種類あります。
- 腰部の筋肉のコリ
- 腰部の筋肉の障害
- 腰部の骨の障害
順に説明してみます。細かいところは省略しますが,概略は間違っていないと思います。(^^ゞ
「
腰部の筋肉のコリ」とは肩こりと同じように筋肉が萎縮することで起こる血行障害に伴う痛みです。姿勢が悪かったり,事務仕事などで同じ姿勢を続けることで筋肉が次第に固くなり,中を通る血管内の血流が悪くなり,疲労物質を取り除けなくなることで起こります。
解消するためには,腰部を動かすこと。事務仕事の合間に少し伸びをしたり身体を左右に揺すったりするだけで,ずいぶん痛みを軽減することが出来ます。痛みがひどいときには,ストレッチングをしたり,軽い運動をしたりすることでも,改善しますが,出来れば週に 1 〜 2 回は軽い運動をした方がよいでしょう。運動といっても,散歩程度のものでも充分です。
「
腰部の筋肉の障害」というのは,世にいう「魔女の一撃」です。ギックリ腰と呼ばれるのも,これの場合が多いです。筋肉(多くの場合,背筋)の表面を覆う筋膜にキズがついたり,ひどい場合には筋肉の一部が断裂した状態です。痛みのある部位に凹みを確認できる場合もあります(
ボクが先日したのは見事に腰に凹みができました。(苦笑)
)。 痛みの激しい時期は 1 〜 2 日から 1 週間くらいで済みますが,その後もしばらくは日常生活に不都合があります。痛みが激しい時期には,うつぶせになる方が楽なことが多いと思います。
起きる原因は様々なものが考えられます。発揮しようとする筋力に筋肉が耐えきれなかった場合,筋力が充分でも筋疲労が溜まって柔軟性が足りなくなった場合,筋力を発揮しようとするときの姿勢が不適切で過負荷がかかった場合,など。起こってしまったときには,出来るだけ暖めておく方が良いでしょう。人間の身体は体温よりも少し高めの温度の方が修復に使われる酵素が働きやすくなります。
痛めた部位が熱を持つのは,この酵素の働きを良くするためであり,必要以上に熱っぽく腫れを伴う場合を除いて,冷やさない方が治るのは早いです。ちなみに腫れるのは,栄養分や修復に使われる材料を含んだ体液が集まるためです。急性期を過ぎると熱は下がり,腫れも引いてしまいますが,そのまま放置せず,ある程度熱が引いた後は,温湿布,カイロなどで暖めることが必要です。いつまでも冷湿布を張り続けることは,逆効果になります。
予防法としては,筋肉を柔らかく保つ(疲れをためない),重いものを持つときには出来るだけ背すじを伸ばす,筋肉を強くする,などが挙げられます。筋肉を柔らかくといっても,疲れたなと思ったときに,正座の姿勢で前に突っ伏してみてください。そのまま 10 〜 20 秒ほど放心しているだけで勝手にほぐれてくれます。もし,腰の左右の張りの具合が違うと思ったら,お知りを少し左右にずらしてみましょう。
重いものを持つときには,目線を上に上げておくことです。目線が下を向くと身体が前傾してしまい,腰にかかる荷重は体を起こしているときの 2 〜 3 倍になってしまうからです。低いところにあるものを持ち上げるときには,かがみこむのではなく腰を落として膝を曲げてやりましょう。腰への加重を減らせるだけでなく,脚の筋肉も使うことでより負担は減ります。
解消法としては,痛みの程度にあわせて,少しずつ動かせる範囲を広げていくしかないと思います。また,ふだんから姿勢について気をつけることも大切です。ただ,こう言っては見も蓋もないですが,こればかりはいつ起こるかわからないと思います。腰に起きているのでギックリ腰と呼ばれますが,他の部位で起きると「筋膜炎」「肉離れ」「筋断裂」と呼ばれます。今年のキャンプでプロ野球の西武の松井がなったのもこれですね。きちんと体をつくっていても,専属のトレーナーがいる環境でも,若くても,疲れが溜まっているのに気づかなければ,結局起きてしまいます。
最後に,「
腰部の骨の障害」です。「腰ヘルニア」とか「椎間板ヘルニア」と呼ばれるものが有名ですね。これは,背骨のそれぞれの間にある椎間板と呼ばれるクッションに外的な力が加わってはみ出したりズレたり潰れたりすることによって起こります。ほかにも,腰椎が本来の位置から滑ってしまう「腰椎すべり症」,腰椎が欠けたり潰れたりする「腰椎変形症」などがあります。
こうなってしまうと,整形外科の医師の診断を仰いで,その指示に従い,治療も任せてしまうのが無難だと思います。骨や関節の異常による障害ですから,素人判断で何かをしても,かえって痛めてしまうことが多いと肝に銘じておきましょう。
さて,今回ボクも苦しんだ「
腰部の筋肉の障害」なのですが,これについては,なかなか「
腰部の骨の異常」との区別がつきにくいと思います。腰に激しい痛みが起こったときには,まずは医師の診断を仰ぐべきだと思います。素人判断でいろいろと試すことでかえって身体を痛める人をたくさん見てきましたから,
必ず一度は医師の診断を仰ぎましょう。
ところで,腰部の痛みを訴えて医師に行ったことのある人は,どんな検査を受けたか,思い出してみてください。こっちは腰が痛くて座っているのも苦しいのに,待合室でずいぶんと待たされたあげく,やっと呼び出しを受けて診察室に入ったら,腰が痛い人には無理にしか思えない姿勢でレントゲンを撮られ,それから診察台の上に寝かされ,片足ずつ持ち上げさせられたり,親指を押さえられたりします。それから,いろいろと説明を受けたことと思います。ここの説明をきちんと聞いて覚えているでしょうか?
良く聞けばわかるのですが,この診察室の中でしてもらったことは,「腰部の
骨の障害」を起こした場合の検査です。ボクは,学生時代にサッカーの試合中にこの状態になったことがある(
いばることじゃない
)のですけれど,もしもレントゲンで骨格に異常がないのなら,「腰部の
骨の障害」なのか「腰部の
筋肉の障害」なのかをハッキリとさせて貰いましょう。
ボクの場合,レントゲンで骨格に異常がなかったものですから,改めて触診で確認してもらって「肉離れ」であることを確認してもらえたのですけれど,ここを何となく流してしまって,「腰部の
筋肉の障害」にも関わらず,「腰部の
骨の障害」と同じ治療を受けている人が多いのではないかと思います。
整形外科での「腰部の
骨の障害」の治療は,牽引,電気治療が中心です。もちろん,どちらも「腰部の
筋肉の障害」の人にとっても心地よいものですけれど,それをいったら,健康な人でも心地よいものです。どちらかというと,痛めた筋肉を伸ばさない方がよいのではないかとボクは思います。(^_^;