フェリーに乗って、大隅半島へ 


つめたい部屋の世界地図 」(井上陽水)を思い浮かべながら 

6月16日夜から18日朝にかけて鹿児島へ。目的は書籍企画の打ち合わせと病院事情など聴き取りに。今回はフェリーに乗って鹿児島市から大隅半島に渡り、大隅一の都市である鹿屋市 を中心にまわって、そこから北にある大隅町 へ抜けて終了。海岸線から山道へ、のどかな道がずっと続く。とても好きなコースだ。実家に長期滞在する時などは、必ずドライブするコースで、今回は通らなかったが、内之浦町 で車を降り、一人ロケット基地を遠くに見上げながら美しい砂浜をじっくり散歩などする。
そんな大隅半島に鹿児島市のある薩摩半島から行くには、フェリー(桜島フェリー南海郵船フェリー があるが、後者をここでは指す)か高速道路を利用する。特にここ最近は道路族の積極的な活躍のおかげか、東日本自動車道の工事が着々と進められ、車で行くにもそんなに苦にはならなくなってきたが、まだまだ遠い。フェリーであれば乗船時間は35分程度、フェリーを降りてからは40分程度走れば鹿屋市に着く。そんなフェリーに乗っていると必ず頭の中で流れるのが井上陽水の歌「つめたい部屋の世界地図 」だ。部屋の中に貼られた世界地図を眺めながら世界一周する航海の場面を空想している歌詞、と私は解釈している。その歌詞の中で特に印象的なフレーズがある。「やさしさがこわれた海の色はたとえようもなくて悲しい」という箇所だ。実際に海を見ているのではなく、あれこれと空想しているからこそ出てくる表現なのでは、と私は思ったりする。その空想している主人公の生活背景まで勘ぐらせてしまう、とても美しいフレーズだ。世の中には時として、知らないまま、憧れのまま、現実や事実とはかけ離れた空想の世界の中のままでいた方が幸福なこともある。
ちなみに今回の乗船では曇り空で桜島がきれいに見えず。残念。 

Posted: Sat - June 19, 2004 at 04:09 AM  | | |


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