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小さな家 LE MODULOR
先日、ふとしたことがきっかけで吉村順三さんの軽井沢山荘のイメージが浮かんで、小さな家の連想で最後にはコルビジェの母の家や週末住宅(小屋)が思い出された。
コルビジェといえばLE MODULOR。

LE MODULOR

私が持っているのは、吉阪隆正訳 美術出版社刊のもの。学生の時に古本屋で購入したものだと思う。

モデュロ−ルとは、建築家ル・コルビュジエが黄金比に近い比例を、人体寸法に適合させながらつくりあげた寸法体系で、人体の標準寸法を183cm、片手を上げたときの高さを226cm、身体の中心としての臍の位置を113cmと設定。当初は、フランス人の平均身長175cmを基準にしていたのが最終的にアングロサクソンの平均身長183cmになったようです。
モデュロールの基本的な考えは人体寸法を単位として、2倍すること、黄金比を加え減ずることです。
週末住宅は3.66×3.66×2.26H、集合住宅の1住戸の間口も3.66mとモデュロールの青系列の数値が使われ、コルビジェは相当のこだわりというか、とりつかれたように自ら編み出したモデュロールを使い続けました。

欧米では、具体的に目に見える寸法が基準となるので上記の数値は部屋の内法寸法。日本では柱の芯が基準寸法(京間は内法)になるが、1間=1.82mは同じに人体寸法から発しているせいかモデュロールの赤系列の1.83mと近い。モデュールをこれ以上追いかけると抜け出せなくなるのでこの辺で終わり。

以前、私の使っているCADのフォーラムで欧米の建築家が

「日本のクライアントから設計の依頼があるのだが、日本の躯体芯を基準にする設計方法が理解できない。なぜ架空の寸法が基準になるのだ?」

と訝っていました。(英語なので、たぶんこんなことを言っていたと思う)
普段何の疑いもなく芯芯寸法を使っていますが、ものの寸法(仕上げに使うボード類の規格は0.9×1.8)を使った方が無駄がなく合理的かもしれませんね。
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