増田雄一建築設計事務所
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 ふっと路地に入ると幼い頃の街の記憶がよみがえることがある。(年を取った証拠?)横浜の根岸に小学6年まで、たばこ屋の横を入った1間幅の路地に面した会社の社宅に暮らし、近所のケンちゃん、ヒロちゃんとキャッチボールをした、路地の光景が記憶の底に残っている。その光景は道向の洋館のザクロ、道ばたの人研ぎのゴミ箱、下見板張りの家の外壁や板塀のディテールだったりする。
 町並みは都市計画によってではなく、こうした小さなヒューマンスケールのディテールが作り出しているのではと思えてくる。それは記憶(時間)の堆積でもある。

 こちらに転居して3年あまり、駅前の再開発、区画整理事業、おそらくは相続によるミニ開発などにより町の様相がどんどん変化している。以前は農家であったであろう庭先にあっという間に規格住宅が建ち、のどかであった以前の記憶などすぐに薄れ、どんな光景だったか思い出すのも難しい。

 私たち建築の仕事は、そこに長く住んでいて建て替える場合以外、以前の記憶を一度チャラにし、ゼロからもう一度組み直すということが多い。何等かの形で記憶(時間)を継承することをシステムとしても手法としても、ことに日本では、確立されていない。

 そんなことを考えながら、新しいカテゴリーを作りました。我が町のディテールを切り取り紹介したいと思います。

ここも以前は数軒の民家が建っていました。
奥に見える建物(洋裁学校)がある部分も含めて高層の集合住宅が建つそうです。




この路地もふくめて開発用地に。



 

路地の奥にある洋裁学校。
カミさん子どもの頃からあって当時は多くの生徒さんが通っていたとか。
昭和30年代の木造建築でしょうか。



洋裁学校の裏側


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  • 朽ちる
    Date Created: May 31, 2005, 10:10 AM
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    Date Created: Apr 24, 2005, 05:05 PM




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