|
| 「源氏物語」 (一)桐壺 | | 作成日時: Dec 02, 2004, 10:22 PM |
なにを思ったか、「源氏物語」に関わり始める。その理由? 今本屋では「平家物語」がずらっと並んでいる・・・ご存じ、来年の大河ドラマ対応で商売根性が出たということ。古典に関して流行があるのもおかしな話。で、ひねくれ者のわたしは、「源氏」と言うわけです、えっ? 理由になっていない!?
角川漢和中辞典を見開きながらでは、読み終わるのに何年かかるか分からないし、電車の中で辞書引きながらも出来ないので、ここは妥協。口語訳で、いたしかたなく、いやどうせ読みきれるかも怪しいしね。
「桐壺」
桐壺院と桐壺の更衣に美しい皇子が生まれる、それが後の光源氏。そもそも、更衣は天皇の妃の中では格下でありながらも、その美しさで帝に寵愛されていた、それが故、他の女御たちに憎まれ、陰湿ないじめを受ける。その酷さは、現代の「いじめ」にほぼ等しい、平安の時代から、日本人の影の文化としていじめは永続しているということ。女御の不満は帝に対してではなく、桐壺の更衣に向けられる・・・女の怖さ!
桐壺の更衣が死に、悲観にくれる帝は、まだ十代の藤壺を入内させる、桐壺の更衣に瓜二つだったからだ。そして光源氏の母親代わりにと、藤壺を世話をしに通わせる、後のことを考えればなんと馬鹿なことを! 継母とはいえ、歳は光源氏が藤壺より五歳若かっただけ。美しい藤壺に対し、光源氏は母親の面影を見、彼女へ思慕の念、いずれ欲望を感じることに。
光源氏十二の歳に藤壺に抱く感情から、この男のある意味、とんでもない女性遍歴が始まる・・・らしい。生まれながらの美貌と、天皇家の皇子でありながらも、臣籍に下り、より「自由な」身の上で、夜な夜な美しくそしてうら若き貴族の娘(いやいや、源の典侍の例もあるが)の部屋に忍び込んでは、朝帰りとな! この本を学生に教え勉強させるとは文部省もなかなか、粋なところがあるじゃないか。
藤壺を慕いながら、彼は少年から大人へ・・・(二)帚木へ |
|
|