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「作家の顔」小林秀雄(昭和36年)/新潮文庫

カテゴリー/book。やはりこのカテゴリーが欲しくなる。別段、書評を書くつもりではなく、感想ってわけでもなく。

この本は、学生のときに友人に教えてもらった本。受験勉強でしか聞くことのない「小林秀雄」を、作家として認識した最初。

「この孛星が、不思議な人間厭嫌の光を放ってフランス文学の大空を掠めたのは、一八七〇年より七三年まで、十六歳で、既に天才の表現を獲得してから、十九歳で自らその美神を考察するに至るまで、僅かに三年の期間である。」

この「ランボウ1」の文頭で、読むことで得られる最高の衝撃を食らわせてくれた。詩そのものを今ひとつ感じきれないながらも、単純な思考の数限りない混濁の言葉が微かながらもわたしに刺激を与える。そう、小林秀雄の言葉を通して。
他人に伝える手法が、こうも美しく琴線を刺激するものであるということに驚き、憧れた。

もうぼろぼろになっている。大きな本棚を買ったあかつきには、是非全集を・・・と思っているが、いまだ文庫のままだ。

 




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