|
| しょっぱなからの憎しみ | | 作成日時: Sep 14, 2004, 05:34 PM |
説明できるならとっくに説明していた。作家ほど、話すことが下手な人間はいない。だから「書く」のだ。
言葉は嘘をつくためにある。真実を伝えるにはあまりに脆弱で、完成されていないもの。
感情を表現する語彙が唯一、最も真実に近い。
彼女の目はわたしを憎んでいた。信じられない。笑いかけながら、わたしを蔑んでいた。
「あなたに似た人がいたわ」
彼女は笑っていた。微笑みかけながらわたしまで憎むとは、
「そのおれに似ていた奴は相当にひどい奴だったんだろ。」
「そう、結局あなたもおなじ。」
傷つくことを言ってくれるじゃないか。 |
|
|