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| 『ジンジャーとフレッド』 | | 作成日時: Dec 11, 2004, 09:37 PM |

本家、ジンジャー・ロジャース&フレッド・アステアを真似た往年の芸人コンビが、30年ぶりに再会、とあるクリスマス特番のテレビ番組に出演するため。
ジンジャーこと、アメリオ(ジュリエッタ・マシーナ)は30年ぶりに再会する元相棒に会うことへの嬉しさと戸惑い、方やフレッドこと元男前のピッポ(マルチェロ・マストロヤンニ)は歳は食っても、おとぼけと、女好きと、思ったようにならなかった自分の人生の皮肉を冗談と笑いで紛らわせている。
マシーナは最初は、相棒に会うことを番組に出る理由と思いこんでいた。しかし、牛が出てくる、小人楽団が出てくる、奇跡を起こす神父が出てくる、霊界からの声を録音したという夫婦が出てくる・・・なんと低劣なことよ、テレビというのは。自分たちが何のためにここにいるのか、馬鹿らしくなる・・・「オレ達は本物の芸人だ」とマストロヤンニ。いざ本番、マシーナは「踊りきろう」という、芸人魂がわき出てくる。
ところが停電、二人で暗がりの中、舞台にしゃがみ込んで気持ちを出し合うシーンは感動する、「オレは病気だ、入院するんだ」、マシーナの目は恋人、妻、母親のような眼差し。停電が復旧、再度二人は踊る、マストロヤンニはタップの途中で転けてしまうが、観客も拍手拍手。曲は、本家の二人が踊った曲のメドレー。
さすがに、二人とも本当に歳をとっているのでそんな派手なダンスは無理無理、ただ老いた芸人の生き様と、映画への最大級の愛情とテレビに対する侮蔑を示すフェリーニの想いがうまく融合している良い映画。
P.S 本当は本家並みに踊ってくれたら、もっと感動できたかもね。でも、マストロヤンニのタップ、老齢ながら拍手拍手。あこがれの俳優です。 |
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