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『ショコラ』


amazonで「ショコラ」、DVDで検索するとやたらアダルト出てきて笑えます(余談)
考える時間を作りたくなくて、出来るだけ映画見たり、CD聴いたりしている。
ジュリエット・ピノシュがジプシーの血のっけのあるチョコレート作りの名人、娘と一緒にフランスのとある村へやってくる。古き因習の凝り固まったなかで、掟破りのチョコ作りを始める・・・。50年代の時代設定が、どうにも19世紀っぽく感じます、これも宗教を知らぬ日本人が故かも。いまだにこういう町はあるのかもしれない。「郷に入れば郷に従え」を守らないことを、時代を進ませるという解釈で上書きするのも、ここ最近のイラクのことを考えるとどうかなと思う。・・・まあ、これは思想的な面での戯言。
映画は、映像がとてもきれいで、雰囲気が素晴らしい。物語、もしくは寓話風なんだけれど、たまにジョニー・ディップとピノシュの愛の営みや、放火など不意に現実に引き戻されるところがある。ディケンズの「クリスマス・キャロル」みたいで、ストーリーは面白いな。村長は新しい時代に乗り変わってくるし、キャリー=アン・モスは、少し歳食って見えるけれど、きっちりお堅い後家さんを演じ切ってるし、ジョニー・ディップは手がハサミじゃないからギターうまいし。
最後のあたりで、娘がピノシュが常に持ち歩いていた母親の遺灰をこぼしてしまうところ、あのときの娘が母親を思いやるシーンは泣けます、子供は純粋に謝ることが出来る、わたしにはそれがどんなに難しいことか。そして、ラスト、その遺灰をピノシュが窓から北風にまかせ空に舞わせる。ああ、こうしてジプシーの血は新しく地に根付くのか。こういう終わらせ方、いや、こういうエンディングを意識して本が書ける人がうらやましい。でも、これは本当に「良いこと」なのだろうか、わたしは不安に思う。
P.S チリ入りのチョコレート、食べてみたい。本当にあんな効果あるのだろうか。

 




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