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| 礼文島日記 |
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6月7日 出発 結婚して丸二年になる。記念に夫婦で北海道の礼文島に行くことにした。6月の北海道は昔からの憧れである。あれこれ日程を考え、こんな感じで回ることになった。 6月7日 東京(羽田)14:00→(全日空67便)→15:30札幌(新千歳) ……札幌市内 札幌(泊) 8日 札幌8:30→(スーパー宗谷1号)→13:28稚内 ……稚内(港)15:10→(船)→17:05礼文(香深) 礼文(泊) 9日 礼文島滞在 礼文(泊) 10日 礼文島滞在 礼文(泊) 11日 礼文(香深)8:45→(船)→10:40稚内(港) ……稚内(空港)14:50→(全日空574便)→16:40東京(羽田) 家の前で二人ならんで写真を撮っておく。ちょっと早めだが出かけることにする。時計は11時20分を回ったところだ。1時間くらいで羽田空港に着いた。今日は14時00分の全日空67便に乗る。バースデー割引で予約しておいた航空券を受け取り、チェックインする。出発まで時間があるので、空港ビル4階にあって、滑走路に面したイタリアンレストランに入る。スパゲッティを食べていると飛行機が次々と飛び立って行くのが見えた。 13時20分を過ぎたので、そろそろ搭乗口に向かうことにする。早めに出発したつもりだが空港にいるとすぐに時間が過ぎてしまう。荷物検査に2度も引っかかって乗るのに手こずる。三脚を預け、アーミーナイフを機長預かりにしてなんとか飛行機に乗る。機内はけっこうすいていた。ラッキィ池田に似ている人がいるかと思ったら、みつこさんが「あ、ラッキィ池田だ」という。どうやら本人だったようだ。彼に会えたのがラッキィだったのかどうかはわからない。 ぼうっとしていると瞬く間に飛び立ち空の中に浮かんだ。一面に白い雲が広がっている。地球の果てまで続いているようだ。みつこさんは早くも寝てしまっている。私もうとうと眠ってしまう。雲の下に降りてくると大味に整然と区画整理された畑や田んぼが見えてくる。北海道の大地だ。まもなく着陸。15時半ごろ新千歳空港に着いた。「着いたね」と言い合う。飛行機から降りるとやっぱりちょっと涼しい。三脚とナイフを受け取ってJRの駅に向かう。ちょうど15時49分の快速が出るので飛び乗った。札幌駅で地下鉄に乗り継いで、今夜の宿すすきのの東急インにようやくたどり着く。荷物を置いて少し休む。 夕食はおいしい札幌のラーメンを食べる予定である。まだ17時で食べるには早いがみつこさんも私もおなかがすいたので、もう食べにいこうと意見が一致。休憩もそこそこに出かけることにする。 札幌ラーメン めざすラーメン屋はインターネットで調べた「薫薫(くんくん)」という店だが、南7条西9丁目という住所しかわからない。地図でみると東本願寺に近いようだ。ちょっとこわいすすきのの裏通りを抜けて寂しいところに来た。「ラーメン」というのぼりをみつけては、この店か?と近づいてみるが違った。ところどころにラーメン屋はあるが、ここも違う、こっちも違うと探して、「五丈原(ごじょうげん)」という繁盛している有名そうなラーメン屋を素通りして、ようやく「薫薫」を見つけた。店の中をのぞくと客は誰もいなくて店のおじさんがあくびをしていた。不安になって戻ろうとするが、みつこさんが「ここがいいって来たんでしょ」というので、意を決して入ることにする。 メニューはしょうゆ、塩、味噌とあるが二人とも塩ラーメンを注文する。手づくり水ぎょうざも一皿(5コ入り)頼んでおく。HPでの評判通りラーメンはかつおだしが効いていて、とてもおいしかった。水ぎょうざもおいしいのでもう一皿頼んでしまった。満腹になって東急インの横にあるロビンソンというデパート地下のスターバックスでお茶をする。お茶がすんでも19時だった。今日は札幌によさこい祭があるらしい。そういえば、札幌に向かう電車の中でおばさんたちがそんな話をしていた。街角はとても賑やかで恐いくらいだ。少し散歩しようと思ったが、けっこう寒いので早々に部屋に引き上げて、テレビを見ることにした。 6月8日 スーパー宗谷 朝6時半に目を覚ます。今日は札幌から礼文島へ移動する日である。仕度をして7時半ごろチェックアウト。タクシーであっという間に札幌駅に着いてしまった。8時30分発の特急スーパー宗谷1号までまだ時間があるので駅構内のミスタードーナッツで朝食をすませる。15分位前になったので改札を入る。みつこさんが昼の分の弁当を買っておいた方がいいと言うので札幌名物鮭めしを二つ買う。8番ホームに上がるとまもなく4両編成の特急が苗穂方向から入線してくる。むかし高校生のとき乗った急行宗谷はオンボロのディーゼルカーだったが、いまはステンレス車体のスマートなスーパー宗谷。261系という振り子型のディーゼル特急だ。内装も外国のデザインを取り入れたとかで原色を使った斬新なものになっている。 スーパー宗谷に乗るのは北海道の広さと礼文島の遠さを実感したいからである。飛行機で稚内に行ってしまえばすぐなのだが、あまりに味気ない。定刻8時30分に札幌を出発した。旭川を過ぎて青葉に覆われた塩狩峠を越え、天塩川の悠然とした流れを左に見て列車は走る。牧場に牛がたくさんいた。サロベツ原野を過ぎると利尻島が見えて来た。みつこさんと一緒に左右対称に美しくそびえる利尻富士を眺める。そうして13時28分稚内に着いた。空気が冷たい。長そで2枚を重ねて着て、それでもちょっと寒いくらいだ。 ペンションう〜に〜 稚内から礼文島へはフェリーに乗る。駅の観光案内所でフェリー乗り場への道順を訊く。ついでに最終日に宗谷岬に行くのでその方法も訊いておく。レンタカーが良いようである。次のフェリーは15時10分発礼文島香深(かふか)港行きである。切符を買ってしばらくぼうっと待っていると乗船時間になって船に乗る。船前方のじゅうたん敷きになっているところに座った。周りはおじさんおばさんばかりだ。出発時刻が来て船が動き出す。左前方に利尻島が見える。利尻島が左真横に来た頃にようやく正面に平たい礼文島が見えて来た。初めて見る島だ。淡い緑で覆われている。時間通り17時5分、いまは礼文島唯一のフェリーターミナルとなっている香深港に着いた。 港に降りると今夜から3泊するペンションう〜に〜のおばさんが迎えに来てくれていた。このおばさんが宿のオーナー古川さんであった。ワゴン車に乗って5分ほどで水色3階建てのう〜に〜に着く。「う〜に〜」という名前が面白い。バス・トイレ付きの快適な部屋だ。廊下などところどころにオーナー夫婦が描いた油絵が飾り付けてある。夕食前に宿の前を散歩する。オーナーが夕食は18時に遅れないようにというのでちょうどの時間に食堂に行く。今日は洋食のコースになっている。食前酒のワインで乾杯。舌ビラメやタコのお刺身に、カレイのフライ、糠ほっけのマリネなど次々と出てくる。もちろん、うにも食べた。食事が充実していてみつこさんも大喜びだ。みつこさんの場合、旅の善し悪しは、食べものの善し悪しとイコールである。デザートのチーズケーキを平らげるともう満腹で動けない。部屋に戻って風呂にはいるまで小一時間ほど寝てしまう。みつこさんはその間、風呂に入っていたようだ。オーナーにすすめられて明日は早く出発することになったので、早めに寝ることにする。 6月9日 北の4時間コース 部屋の中が明るいのは電気をつけているからだと思っていたが、もう夜が明けていた。まだ4時半である。もう一眠りして6時過ぎに起きる。普段なら考えられない早さだ。体も重くなく、すんなりと起きた。空は晴れている。朝日がまぶしい。 今日はフェリーターミナルの停留所を7時45分に出るバスに乗って、北の4 時間コースと言われているハイキングコースを行く。礼文島は細長い馬の顔のようなカタチをしていて、その左側の耳の部分を歩くコースである。ボリューム満点の朝食を平らげ、準備をして7時30分にペンションう〜に〜を出発。オーナーの旦那さんが香深のフェリーターミナルまで送ってくれた。 バスは高校生や地元のおじさんおばさんを乗せて島の東海岸沿いの道をのんびりと走る。一時間ほど乗って浜中(はまなか)集落を過ぎたところのレブンアツモリソウ群生地の前で降りる。停留所ではないがフリー区間といって、どこから乗ってもどこで降りてもいいことになっている。白く咲いている天然記念物のレブンアツモリソウを見て、島北西部にある西上泊(にしうえどまり)の集落までおよそ2キロのバス道をとことこ歩いて行く。西上泊でトイレ休憩。ここには売店もあって観光バスが何台も来ていて賑わっている。 ここまで歩いて来て、ちょっと寒かったのでタオルを首に巻くことにする。みつこさんも持ってきたカーディガンを着た。ここからは人一人分の幅の山道を、次の集落、鉄府(てっぷ)に向かって登って行く。高い木のない尾根なので容赦なく風が吹きつけてきて寒い。タオルを首に巻いてよかった。両側が海で柵も手すりもないところがあって、いまにも海に落ちそうだ。どこに行ってしまうんだろうと恐くなる。みつこさんとはげまし合って登り降りする。紫や黄色い花が咲いているがゆっくり見ている余裕はない。急斜面を降りて西海岸沿いの広い道に出る。ようやく落ち着いてしばらく歩くと鉄府の集落である。ここにもバスが来ていて観光のおじさんおばさんがたくさん集まっている。商店はない。時計を見たら10時半だった。円弧を描くゴロタノ浜という海沿いの道をたらたら歩く。往きのフェリーの中で一緒になったおばさんたちの集団と偶然すれ違って、びっくりする。また正面に急な細い階段が見えて来る。かなりきつい急坂を休みながら登る。もう汗だくである。霧が出てきたが左右の眼下に海が広がって眺めは良い。登り切ったところはゴロタ山という。標高は180メートルで今日の最高地点である。急斜面の下に海が見える。山頂付近は広くなっていて、若者たちが弁当を食べているので私たちもおにぎりを食べることにした。ちょうど12時を回ったところだ。 スコトン岬 ごはんを食べ終わって再び出発。なだらかな坂を花を見ながら降りて行くと舗装道路に出る。礼文島の北端、今日の終点スコトン岬に向かってなだらかな道をのんびり歩く。ところどころに白や紫の花が咲いていてきれいだ。さらに広いバス通りに出て、寂しい集落を抜ける。無人の小学校があった。スコトン岬まであと300メートルという看板がある。13時半を過ぎた。最後の最後にもうひと頑張りしてスコトン岬に着いた。ようやくたどり着いて二人で達成感を味わう。結局、4時間コースを5時間以上かけて歩いた。曇っていた空が再び晴れてきた。 広くなったところには売店があって日本最北限の地とある。トイレを済ませて売店の後ろにある岬の突端で記念撮影をする。戻ってくるとちょうど14時で帰りのバスが停まっていた。14時3分のバスはまもなく発車。疲れて眠ってしまって帰り道のことはほとんど覚えていない。 6月10日 礼文林道 腿が痛い。ふくらはぎが痛い。完全に筋肉痛である。昨日の山歩きが祟って足がとても重くなっている。昨日は16時前にはう〜に〜に着いた。工夫の行き届いた和風料理で満腹になって礼文島の長い一日を終えた。 そして今日も懲りずに島の南の方を歩こうと思っている。最初はう〜に〜から桃岩展望台まで行って帰って来るだけの予定だったが、朝食のとき、オーナーに「午後はどうするの?」と言われ、もう一つ礼文林道の途中まで行って帰ってくるコースを追加することになった。結局、午前中に礼文林道へ行って、昼に香深港近くの「ちどり」という店でウニ丼とほっけのちゃんちゃん焼きを食べ、午後に桃岩展望台に行くことに決めた。「ちどり」は炉ばた焼きの店だ。インターネットにも出ていたし、オーナーも勧めてくれた。 8時ごろにう〜に〜を出発。西岸の元地(もとち)に向かうバス道をジグザグと進む。途中に砂利道が北の方向に分かれている。この道が礼文林道である。クルマも入れる幅の広い道だ。入口付近は林道らしく高い木もある。おばさんたちの団体に遭遇してしまって、その勢いに圧倒されながら進む。赤や紫の小さい花がたくさん咲いている。10時前にはレブンウスユキソウ群生地に着いた。午前はここが折り返し地点となる。レブンウスユキソウは咲いていないが紫の花がたくさん咲いている。風が強い。 おばさんたちの集団と一緒になってしまったのでトイレは大混雑だ。しばらく休んで来た道を引き返す。帰りは一人二人すれ違ったくらいで他は誰もいない。11時過ぎに港まで戻って来る。昼にはちょっと早いが「ちどり」に入る。テーブル真ん中の炭の炉に火がついていて暑い。ウニ丼とほっけのちゃんちゃん焼き定食を注文する。 桃岩展望台 ほっけのちゃんちゃん焼きは網の上で味噌とネギを乗せたほっけを焼くというもので、焼けたところから味噌を付けて食べて行く。熱くて手まで焼けそうだが、ほっけはうまい。ウニ丼も出てくる。ムラサキウニが花びらのように放射状に整然と並んでいる。丼は小さめだが、みつこさんと二人でわけて食べる。満腹になった。 炉ばたは暑いので、店の出入口の横に座ってしばらく涼む。充分休憩して、午後のコースに向かうことにする。12時15分ごろ出発。丘の上の礼香寺という寺を過ぎたところを左に細い道を進む。午前中は通り過ぎたところだ。小川に沿って山道を登って行く。クルマの通れる舗装道路と交差したりして道が複雑になっているが、まっすぐ進む。展望台に近づくに連れて草木の高さが低くなり、風が強くなる。上の方は階段になって来て、昨日ほどではないが登りがきつい。風に飛ばされそうになりながら進んで桃岩展望台に着いた。13時半ごろ着いたので1時間ちょっとかかったことになる。 標高244メートルの山のてっぺんである。東と西の海が見えるが霞んでいてはっきりしない。近くの桃岩、猫岩は見えても遠くの利尻島はうっすらとしか見えない。晴れていて天気はいいのだが、霞と風がちょっと残念。 汗をかいたところに強風が吹きつけて来るので、けっこう寒い。みつこさんが寒そうにしている。早々に戻ることにする。今日はもう下るだけなので気が楽である。降りてくれば風も弱くなる。1時間もしないで港の近くまで来た。フェリーターミナル近くの野崎水産というところに入って、二人の実家に持っていく土産を買う。お兄さんがしきりに生ウニを薦めてくれたが、昆布など買って店を出る。高台までまた登る。小学生が「こんにちは」と挨拶してくれる。15時半ごろペンションう〜に〜に到着。夕食まで疲れた体を休めることにする。夕食にはアワビの刺身やカニが出た。おいしく食べて満腹。この二日間、当初の計画以上に歩いてさすがに疲れた。しかし体を動かした後の疲れはなかなかいい心地がするものだ。 6月11日 稚内行きフェリー ペンションう〜に〜の朝は早い。朝食が7時からなので今日も6時半に起床。2日目以降は毎日6時半までに起きている。早寝早起き、適度に運動もして健康的である。 今日は8時45分発のフェリーで礼文島を発つ。とても過ごしやすかったう〜に〜とも今日でお別れである。朝ごはんを食べて仕度をしてチェックアウト。8時過ぎにオーナーが他の客2組も乗せてフェリーターミナルまで送ってくれた。 稚内に向かう朝のフェリーは団体客がいくつも重なってとても混んでいた。行列の後ろの方から乗ったので座れないかと心配したが、客室に入ってみつこさんがおじさんおばさんに場所を詰めてもらったのでなんとかじゅうたん敷きの一隅に居場所を得た。窓の外は真っ白の空で他に何も見えないが、船が動き出した。稚内には10時40分に着く。ちょっと窮屈だがここで約2時間を過ごすことになる。もっとも客室に座れたのはいいほうで、もっと遅くに乗った人の中には客室の外の廊下に座っている人たちもいた。部屋ではおじさんおばさんたちがいっせいに眠りだしたり、お菓子を食べだしたりしている。風が強いので少々揺れたが稚内に着いた。14時50分稚内発の全日空羽田行きに乗るまでレンタカーを借りて宗谷岬など回ることにする。港から少し歩いたところにあったトヨタレンタリースの事務所に入ると白いヴィッツを貸してくれた。 宗谷岬 11時過ぎに稚内市内を出発。まず近くのノシャップ岬に行く。記念写真を撮って再びクルマに乗る。稚内市街を通り抜け、こんどは宗谷岬へ向かう。海岸の先に宗谷岬に続く丘が見える。快適なドライブである。もうすぐ岬というところで右折して少し寄り道をする。2日目に稚内駅の観光案内所で勧められた道だ。宗谷丘陵をゆっくり走る。「熊出没」という看板があった。二日前に熊が出たとニュースで放送していたのを思い出す。熊が出たという宗谷牧場では黒い色の肉牛がのんびり草を食べていた。 しばらく走って日本最北端の宗谷岬に着いた。売店がいくつもあって観光地が唐突に現れた感じである。クルマを停めて「日本最北端の地」の碑があるところに向かう。ヤンキーたちののろのろした記念撮影が終わるのを待っていたら観光バスが何台も到着してあっという間におじさんおばさんたちの波にもまれる。順番待ちも何もなく、不幸なことになる。それでも負けずに自分勝手な連中を押しのけて二人で記念写真を撮るが、風が強くて髪がバサバサになった。せっかく日本の北端まで来たのに大変である。 ここからは帰り道である。レンタカーを返す前にガソリンを入れたら、「日本最北端給油証明書」というのをもらった。13時半頃稚内空港に着いた。白いヴィッツを返す。空港のレストランで遅めの昼ごはんを食べて、全日空574便に乗った。定刻は14時50分だが、14時45分には飛行機は動き出していた。 この機内にもおじさんおばさんの団体がたくさんいる。今回の旅行で一番思い知らされたのは中高年の恐るべきパワーであると言っていい。高度成長期に働き盛りを過ごした人たちは、やはり無敵である。 窓の外を見る。空には雲も多かったが陸地も見えて、名寄近くの朱鞠内湖(しゅまりないこ)、旭川市街、早池峰山、仙台市街などが確認できた。少しずつ東京に近づいて来る。羽田空港到着も定刻16時40分より早く16時25分であった。モノレールと京浜東北線を乗り継いで自宅に到着。二人で無事の帰宅を喜ぶ。かばんの荷物を開けたら、楽しい旅の思い出がたちまち部屋中に広がった。 |
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