PIPPINをネットワークに(その2)
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(その1)の方法では、PippinをEthernetのネットワークに参加させるためにゲートウェイ
となるMacintoshが必要で、必ずこのMacintoshを起動させておかなければなりません。
これはちょっと面倒なので、ハードウェアによるゲートウェイを試してみました。
ハードウェアによるゲートウェイとしては、シリアルポートを
用いるものやSCSIポートを用いるものなどがあります。
今回私が試したのは、シリアルポートを用いるもので、
Farallon EtherMac/Powerbook Adapter (PN550C-ADB)です。

このアダプタは必要な電源をADBポートからとるようになっています。
しかし、Pippinでは、シリアルポートは背面にあり、ADBポートは前面にあります。
このため非常に使いにくくなってしまいます。

(実際にやるとこのようになってしまいます。カールコードが伸びきってます。)
Pippinのシリアルポートは9pin(正確にはGEOポートではない)であり、
+5Vを供給できるようになっています。
Pippin用のモデムは、この+5Vによって駆動されています。
そこで、Pippinでは、シリアルポートから+5Vを供給することにしました。
まず、容量が心配なのでPowerMacについて調べてみたところ、
設計上、ADBポートとGEOポート(9pinシリアル)の総出力は500mA以下、
かつ、各機器毎に100mA以下という規定があるようでした。
(シリアルポートにはデバイスをデイジーチェーン接続できないので、
シリアルポートに繋ぐ機器は必然的に100mA以下。
ADBポートにはデバイスをデイジーチェーンで接続する事が可能であるが、
この場合は各機器毎に100mA以下。
さらに、シリアルポート+ADBポートに接続した機器の総和が500mA以下。)
EtherMacは本来ADBから電源供給を受けるものであるから、
Pippinのシリアルポートから電源を供給しても大丈夫でしょう。
9pinシリアルポートから+5Vを取り出すためのコネクタを自作しました。

これは、右上のコネクタが9pinオスで、ここから右下の+5V用プラグと
左側の8pinメスコネクタを分岐させています。
(9pinオスのコネクタなんて売っていないので、8pinのオスに一本追加しました。
いや、これが本当に大変でした。隣のピンと接触しそうで。)

このようにして使います。

Pippinに繋げるとこのようになります。
Pippinにシリアルポートは二つあり、下がモデムポートで上がプリンタポートです。
PEASETurboなどでは、ネットワークに使用するのはプリンタポートと決められてしまっています。
そこで、PEASETurbo+プリンタポートを用いて、接続できるかやってみました。
なお、インストールフロッピーなどが付属していますが、不要です。
Mac(Pippin)自体のネットワーク機能で正常に機能します。
が、当初うまくいきませんでした。
いろいろやってみた結果、モデムポートもプリンタポートも9pinなのに、
+5Vが供給されているのはモデムポートのみでした。
(つまり、プリンタポートは、見た目は9pinなのに、機能的には8pinと何ら変わらない。)
そこで、プリンタポートにも+5Vを出力させることにしました。
ロジックボードを外し、ロジックボードの裏側で、モデムポートの+5Vのピンと
プリンタポートの+5Vが供給されるべきピンとを短絡させました。
下の画像の赤い矢印で示したピン同士を黄色の矢印で示したジャンパ線で短絡させてます。

これで、プリンタポートにも+5Vが供給されました。
再度試したところ、Pippinは何事もなくEthernetのネットワークに接続できました。
なお、ロジックボードを改造しないで、
電源だけモデムポートからもらうような使い方もできます。

接続の手順自体は、(その1)と同様なので、ここでは説明を省きます。
(画面上は全く一緒だから、キャプチャする意味ないし。)
今回は、PEASETurboのCD-ROM(とPEASETurbo+MacFinderのCD-R)を用いた
検証だったので、Pippin側からMacに接続することしかできませんでした。
(その3)では、HDD起動Pippinを用いた双方向接続もやってみます。
LAST UPDATED : 1ST APRIL 2001
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