RPN2TeX マニュアル


2006/1/10更新

目次

  1. メインウインドウ
  2. RPNによる入力
  3. 「Edit」メニュー
  4. 「Operators」メニュー
  5. 「Symbols」メニュー
  6. 環境設定

1. メインウインドウ

スタック表示部
スタックの内容とプレビュー画像を表示します。表示されるスタックは8個ですが、内部的には20個のスタックを保持しています。
入力フィールド
このフィールドを選択することにより、RPNの入力を行います。
スタック全消去ボタン
全てのスタックの内容を消去します。
スタック個別消去ボタン
スタックの一部を選択的に消去します。
スタック入替ボタン
スタックの内容を入れ替えます。
スタック個別編集ボタン
スタックを個別に編集します。
ライブプレビュー切替ボタン
このチェックボックスをチェックしておくと、スタックの内容に合わせてプレビュー画像が表示されます。
プレビューボタン
全スタックのプレビュー画像を生成し、スタック表示部に表示します。
注:プレビューを表示するには、pdflatexもしくはlatexとdvipsがインストールされている必要があります(pTeX package for MacOSX等からダウンロードできます)。また、コマンドパスの設定が必要な場合があります。
コピーボタンとコピー対象スタック選択プルダウンメニュー
コピーボタンを押すと、コピー対象スタック選択プルダウンメニューで指定した番号のスタックの内容がクリップボードにコピーされます。
自動括弧付け選択ボタン
このチェックボックスをチェックしておくと、入力中に括弧が必要な場合、式の内容に応じて適切な括弧の大きさを判断し(といっても2種類だけですが)、自動的に括弧を付けます。

2. RPNによる入力

2.1 演算子の適用

+, -, *, / , !は演算子として機能します。/は除算の記号(÷)を入力するためではなく、分数を入力するために使います。

+, -, *, /については、左側にバックスラッシュを付けると、スタックへの演算子の適用を解除できます(例:\+ x)。

2.2 負号の入力

負号は、~(チルダ)で入力します。-xという出力を得るためには、x ~と入力します。

2.3 等号・不等号の入力

等号・不等号は、= < >で入力します。1 < 2という出力を得るためには、1 [Enter] 2<と入力します。

2.4 添字の入力

上添字は、^で入力します。x^{2}という出力を得るためには、x [Enter] 2^と入力します。
下添字は、_(アンダーバー)で入力します。x_{1}という出力を得るためには、x [Enter] 1_と入力します。

2.5 コンマ(カンマ)の入力

コンマ(カンマ)は,で入力します。x, yという出力を得るためには、x [Enter] y,と入力します。

2.6 ダッシュの入力

ダッシュは、'で入力します。x'という出力を得るためには、x 'と入力します。

2.7 f(x)のような関数の入力

f(x)という出力を得るには入力フィールドにx [Enter] f [Enter] \funcとタイプします。日本語との対応は以下のようになっています。
日本語: xという変数を持ったfという関数
入力:x[Enter]f[Enter]\func [Enter]
このほか

でも同様の入力ができます。


3. 「Edit」メニュー

Edit -> Stackにはスタックの操作を行うためのコマンドが用意されています。

Edit

スタックの内容の直接編集します。

Swap

スタックの内容の入れ替えます。

Clear

スタックの内容を消去します。

Clear all

スタックの内容を一括消去します。


4. 「Operators」メニュー

Operatorsメニューを使うと、演算子パレットから演算子を適用することができます。


メニューの項目を選択すると以下のようなパレットが表示されるので、適用する演算子をダブルクリックします。


「Apply」ボタン
選択されている演算子を入力フィールド及びスタックに適用します。
「Insert」ボタン
選択されている演算子を入力フィールドに挿入します。

この他にも入力フィールドで演算子名を直接タイプし、エンターキーを押すことで適用も可能です。

《RPN2TeX独自で定義されている演算子について》

演算子にはRPN2TeX独自で定義されているものがあります。例えば、\diff2がそれにあたります。\diff2は演算子パレットでは以下のように表示されます。

この画像の中に出てくる[1]や[2]は「演算子を選択するとスタックnの内容が[n]に置き換えられる」ことを意味します。

[1]や[2]の配置は一見分かりにくいように見えるかもしれませんが、日本語的には以下のような対応になっています。

[2][1]微分
入力例: f[Enter]x[Enter]\diff2

[3][2][1]階微分
入力例: f[Enter]x[Enter]n\diff3

[2][1]積分
入力例: x[Enter]y[Enter]\int2

[4][3][2]から[1]まで積分
入力例: x[Enter]y[Enter]a[Enter]b[Enter]\int4

[3]において[2][1]への極限
入力例: x[Enter]x[Enter]\infty[Enter]\lim3

[4][3][2]から[1]までの総積
入力例: k[Enter]k[Enter]1[Enter]10[Enter]\prod4

[4][3][2]から[1]までの総和
入力例: k[Enter]k[Enter]1[Enter]10[Enter]\sum4

5. 「Symbols」メニュー

Greek, AMS, Othersの各メニューを選択することにより、入力パネルから記号を入力できます。ボタンの右側に表示されたaやbなどの文字を入力すると、対応する文字を入力フィールドに挿入できます。

例えば\alphaと入力するには、「Symbols」メニューからGreekを選択した後、aキーを押します(より高速入力するには、コマンドキー + G等のキーボードショートカットを使うと良いです)。


6. 環境設定

FileメニューからPreferences...を選択すると下のような環境設定ウインドウが表示されます。上部のタブを選択することにより、プレビュー関連の設定と、追加演算子の設定を切り替えられます。

設定後、OKボタンを押すと設定が確定され、環境設定ウインドウが閉じられます。Cancelボタンを押すと、設定は確定されず、環境設定ウインドウ内の変更箇所は破棄されます。

6.1 「Preview」タプ

「Preview」タプからは数式のプレビューに関連する設定が行えます。

Compiler
プレビューを表示する為に使用するコマンドを設定します。pdflatexの方が高速にプレビューを表示できます。
Path settings
latexとdvipsのコマンドパスを設定します。
Preamble
プレビューを表示するときに使うプリアンブルを設定します。
Pt size
プレビューの画像の大きさを設定します。

6.2 「Additional operators」タプ

「Additional operators」タプでは、RPN入力で用いる演算子の定義を行うことができます。

演算子の追加方法
演算子のリストの左下にある「+」ボタンをクリックします。
演算子の削除方法
削除したい演算子を選択し、演算子のリストの左下にある「-」ボタンをクリックします。
既に存在する演算子の編集方法
編集したい演算子のNameもしくはContentをダブルクリックすると、編集可能な状態になります。

6.2.1 演算子について

RPN入力で用いる演算子は、演算子名(Name)と演算子内容(Content)の2要素から成ります。

演算子名とは、RPN入力を行っている際に、演算子として認識される文字列です。

演算子内容とは、演算子が認識された際に、演算子名と置き換えられる文字列です。演算子内容には、#1や#2という形式で引数を指定することができます。演算子が適用される際に、#1は1番目のスタック、#2は2番目のスタック・・・に置き換えられます。

また、引数に自動的に括弧を付けたいときは、#b1や#b2という形式で引数を指定します。

6.2.2 演算子を新しく作る際の注意点及び制限事項

演算子を新しく作る際には、以下の点に注意する必要があります。


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