『毎日新聞』広島版 2007年11月4日
9条の会ネット:憲法の危機見据えよう 石坂啓さんが講演 /広島
憲法公布から61年目の3日、県内の9条の会が憲法を守ろうと「9条ピースフェスタinヒロシマ 2007」を中区中島町の広島国際会議場で開いた。九条をテーマにした講演や漫談の他、保育園児らによる歌や朗読あった。
県内には9条の会が54あり、「県9条の会ネットワーク」を作っている。同日の前後で、各地で講演会などを開き、九条を守ろうと訴えている。
1部では、漫画家の石坂啓さんが講演。16歳の長男がいる石坂さんは「今までは、九条のある憲法を、奇跡のように素晴らしい憲法だと子どもに話してきた。でもイラク戦争に日本が自衛隊を派遣してから、説明出来なくなった」と話した。改正された教育基本法については「九条を変えて軍隊を持つには、それを是とする国民を育てる必要があった。戦時中にあった治安維持法と同等のものが、メディア3法、国民保護法、通信傍受法など、ここ数年でばらばらに成立している」と危機感を語った。
2部では、漫談家のナオユキさんが「地球のすみずみに憲法の花を」と題して漫談。九条が変わったら、生活がどう変化するかなどを風刺した。【大沢瑞季】