共同通信 2007年10月11日
ISAF参加は憲法に抵触 首相、衆院予算委で
福田康夫首相は11日午前の衆院予算委員会で、民主党の小沢一郎代表が提唱しているアフガニスタン本土での国際治安支援部隊(ISAF)への参加に関し「憲法で規定する問題につながってくる可能性があると懸念している」と述べ、武力行使との一体化などを禁じた憲法に抵触する可能性を指摘、参加は困難との考えを表明した。
これに関連し高村正彦外相は、アフガンでの民生分野での支援について「アフガン全土に退避勧告が出ている。(政府が)一般の民間人に帰ってきてくださいと言っている中で、これ以上文民を増やすことは難しい」として現時点では困難との見方を強調。首相も「文民にお願いする状況ではない」と同調した。
石破茂防衛相は、2003年2月の米補給艦への給油量を防衛省が最近になって約4倍に訂正したのは情報操作ではないかとの問いに「いいかげんな仕事はしていない。情報操作は一切していない」と反論した。
時事通信 2007年10月11日
小沢氏に批判相次ぐ=「ISAF参加、衆院選争点に」−自民各派
自民党各派の総会が11日開かれ、民主党の小沢一郎代表がアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)参加を提唱していることについて、批判の声が相次いだ。
町村派代表世話人の中川秀直元幹事長は、小沢氏が憲法上許されないと指摘するインド洋での海上自衛隊の給油活動を引き合いに「どちらが合憲でどちらが憲法違反なのか。次期衆院選の最大の争点になるだろう」と述べ、ISAF参加の方こそ違憲だと強調した。
麻生派会長の麻生太郎前幹事長も「地上に陸上自衛隊を送ることになるので、イラク派遣の時よりいろいろな問題を抱えているのは確かだ」と懸念を表明。谷垣派の中谷元・事務総長は「(海外での武力行使を禁じた)憲法解釈の変更でやるべきではない。きちんと憲法改正してやるべきだ」と述べた。
一方、山崎派会長の山崎拓前副総裁は、海自の給油活動継続のための新テロ対策特別措置法案について「国民世論の動向がすべてを決するので、選挙区などで国益に資する法案だとご説明願いたい」と訴えた。