『朝日新聞』2007年11月22日
イラク復興特措法廃止案、参院審議入り
民主党提出のイラク復興支援特別措置法廃止法案が22日、参院外交防衛委員会で趣旨説明され、法案が審議入りした。同法案はイラクで多国籍軍への輸送支援活動に従事する航空自衛隊を即時撤退させるのが主な内容。同委員会では政府提出の補給支援特措法案の審議が控えているため、27日に委員会採決することで与野党間ですでに合意している。28日の参院本会議で民主党など野党の賛成多数で可決され、衆院に送られる見通しだ。
イラクからの自衛隊撤退は民主党の政権公約。浅尾慶一郎「次の内閣」防衛相は趣旨説明の中で撤退理由として、(1)戦争の大義とされた大量破壊兵器は見つからず、イラクへの武力行使を明示的、直接に認める国連決議もない(2)自衛隊の活動の中心は多国籍軍の後方支援とみられるが政府の情報開示が不十分、などの点を挙げた。
『毎日新聞』2007年11月22日
イラク特措法:廃止法案が審議入り 民主提出、参院委で
民主党が提出したイラク復興特別措置法廃止法案は22日午前、参院外交防衛委員会で趣旨説明が行われ、審議入りした。航空自衛隊を即時撤退させるため、根拠法となっているイラク復興特措法を廃止する内容。
法案提出者である民主党の浅尾慶一郎氏は趣旨説明で「イラク戦争の大義とされた大量破壊兵器はひとつも見つからず、国連決議を正当性の根拠としたイラク復興特措法は土台そのものが崩れている」と指摘した。同法案は野党が多数を占める参院で27日に可決されるが、与党は反対のため、衆院で否決される見通しだ。【山田夢留】