Peace Night 9(日刊スポーツ、しんぶん赤旗)

『日刊スポーツ』2007年11月17日

「憲法9条守ろう」イベントに1000人


 憲法9条を守ろうと、首都圏の大学生らが16日夜、「Peace Night 9」と題したイベントを早稲田大(東京都新宿区)で開き、約1000人が参加した。

 作家の大江健三郎氏らが2004年につくった「九条の会」の呼び掛けで東京、慶応、明治、中央、和光など各大学につくられた「九条の会」の学生らが企画した。

 評論家の加藤周一さんが「老人と学生」とのテーマで講演。最後に「日本のこれからを担う私たちは、主権者として9条の道を選びたい」とするアピールを採択した。

 賛同人としてあいさつした「九条の会」事務局長の小森陽一東大教授は「各地で九条の会がつくられ草の根の運動が広がって以降、九条を変えない方がよいと考える人が増えた」と分析。早稲田大の水島朝穂教授は「9条を守ろうと主張するよりも、『憲法を変えてもよい』と考えている人と憲法の役割について議論してほしい」と訴えた。


『しんぶん赤旗』2007年11月17日

拝啓9条様
学生が集結

“あなたの道を選びたい”

早稲田大学に千百人

 「祖母から長崎の原爆の話を聞きました。憲法を絶対変えちゃいけない」(早稲田大学商学部の学生)—早稲田大学(東京都新宿区)で十六日夜、学生「九条の会」による秋の大集会「Peace Night 9」(同実行委員会主催)が開かれました。千百人の学生らが参加し、戦争の放棄や軍隊の不保持を明記した憲法九条を大切にしようとの思いがあふれました。

 改憲の動きに対し、学生が九条について考えようと千人規模で集まったのは、近年にはないことです。会場には「憲法について学びたくて参加しました」(早稲田大学の三年生)「護憲か改憲かまだ迷ってます」(首都大学の女子学生)など開場前から多くの人が並び、貸し切りバスで参加した学生グループや教授の車に乗って遠方から来た学生もいました。

 九条を自分たち自身の問題として考えようと「九条と私」をテーマに高校生や学生、院生が発言しました。考古学を学ぶ院生が「拝啓九条様 あなたのことを思うと夜も眠れません」と熱烈な“ラブレター”を読み上げると笑いが起こり、平和をつくってきた人類の歴史を受け継ぎ仲間とともに発信しようとの訴えに拍手が起こりました。

 ジャズシンガーの形岡七恵さんが「イマジン」と、被爆したために恋人と結ばれることもかなわない女性の悲しみをつづった歌「晴れ着の娘」を歌うと、会場は静まり返りました。

 「九条の会」の呼びかけ人の一人である加藤周一さん(評論家、作家)が「老人と学生」と題して講演。加藤氏は、なし崩しに始まる戦争の危険性を語り、九条を守るたたかいに学生が立ち上がろうと呼びかけました。

 集会では「私たちは誰も殺したくない、誰にも殺されたくない。だから、憲法九条の道を選びたい」とのアピールを確認。集会の賛同人として、東京大学の小森陽一教授と早稲田大学の水島朝穂教授が参加しました。

改憲国民投票法案情報センター