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フランスとドイツ 隣り合っている国の例にもれず ドイツとフランスも仲が悪い もともとの人種がまるで違ううえに ナポレオンがドイツの大きな木を みんな切って家具にしてしまったこともあるし プロイセンがフランスで ドイツ語を習わせようとしたこともあるだろう おかげでフランスに行くと まずドイツ語がしゃべれる人がいないし ドイツには150年以上の樹齢の 大木がない ドイツでは美味しいクロワッサンは まず手に入らないが フランスに行きさえすれば どこにでもある バゲットもしかり でもフランスにあるのは その2種類のパンだけだ ドイツにはあと何十種類もの バラエティーがある 音楽の話しをしよう この2つの国の違いは何か それは形式の扱い方にあらわれる フランスで大事なのは その場の閃きとアイデア それを表現する技術である 形式にはとらわれず 早い話しが何をやってもいいのだ ドイツではまず 形式が重んじられる これはこうこうでこうでなければいけない ということが決まっていて それにはまっていないものは問題外だ すべての演奏家の欲求は その枠の中で 表現されなければいけない これは逆に言えばこうとも言える フランス音楽は演奏家の感受性にまかせて 毎回違うふうにひかれるように書かれていて ドイツ音楽は決まりにそってこういう響きになるよう 書かれているというように それぞれの国がそれぞれに頑固なもので ここに問題がおこる フランス人のひくドイツ音楽は 目も当てられない ドイツの言葉が 理解出来てないのだ 本人はいろいろアイデアを盛り込んで 大満足なのだが 形式が無視されているので 何がなんだか良くわからない くにゃくにゃの骨抜きになってしまう その逆でドイツ人のフランス音楽は ありもしない形式を無理矢理作ろうとしているので ぎくしゃくしているし その場の閃きなんてものは 当然どこかに置き忘れ おかげでつまらないこと 隣り合っている国なのに どうしてお互いに少しづつ学ばないのか 不思議に思ってしまう でもそこがまた ユーロが来てもきっと変わらないであろうという ドイツとフランスという国の 魅力にもなっているのかもしれない M.S. |
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