京都タワー(その1)建築家山田守


町屋手拭を販売している永楽屋のサイトにこのような手拭が紹介されている。なかなか叙情あるではないか。


都市景観の悪者の代名詞のようになっている京都タワー。新しい京都駅建設の時にはとにかく何でも良いから京都タワーが隠れるようにしてくれ!などという声があったとか。
しかし、あらためて目の当たりにした京都タワー。そんなに言うほど悪くはないんじゃなかろうか。

↓夕暮れの京都タワー、これに引きつけられない者はいない(写真はウィキペディアより)


京都タワーの設計者山田守という建築家である。この建築家は知らなかったのだが、調べてみれば調べてみるほど興味深い作品(しかも有名な)を手がけている。

山田守は逓信省関係の建築物、取水所、道路橋、鉄橋、電波塔などの公共施設を数多く手がけてきた。これらは僕が勝手に呼んでいる「機能する建築」の部類に入る。
東京人には武道館、聖橋、永代橋など、お馴染みのものが多い。


山田守建築事務所HPより

旧東京厚生年金病院 1953
長沢浄水場 1957
京都タワービル 1964
東海大学湘南校舎 19621967

逓信省というのは国力に直結するインフラを取り扱ってきた。「逓」は宿駅制度の駅逓から、「信」は電信からとられている。情報、物資の輸送が物理的な世界から、電気通信という仮想的な世界へ移り変わる時代の変わり目。ハイテクな価値観への転換期でもあったにちがいない。それゆえか意外な(コイルやアンテナを思わせる工学的な)曲線によるモダンな意匠の建物が多い。長沢浄水場は特撮マニアの間では有名なロケ地でもあったそうだ。

Posted: 月 - 9月 24, 2007 at 05:37 午後           |


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