光村ライブラリー
光村ライブラリーによせて
ちょっと紹介
小学校国語の教科書が本(ハードカバー)になりました。もし、あなたが使っていた教科書が光村(みつむら)図書なら、また読めますね。
「光村ライブラリー」は低学年5巻(第1巻から第5巻)、中学年6巻(第6巻から第11巻)、高学年6巻(第12巻から第17巻)、詩1巻(第18巻)の全18巻。第5、11、17巻は物語でなく説明文です。昭和46年度から平成12年度の教科書から、支持された作品を収録してあります。
教科書とちがって、作品のみを収録してあります。学習の手引き、漢字の紹介などはありません。漢字にはふりがながつき、読みやすくなっています。勉強を感じさせる部分を抜いたことで、じっくりと作品を味わえるわけです。
初めて作品を知る子どもも、教科書で作品に出会った大人も、世代を超えて楽しめる本だと思います。
出版を知って…
絵本をよく読むようになる前だったかな。ふと、国語の教科書作品を読みたくなりました。といっても、自分の教科書はすでに処分しているので、あきらめていました。
それから何年かたち、この「光村ライブラリー」を知ったときはおどろきました。自分が使っていた教科書と同じ出版社であるし、教科書でしか読めない作品もあるしで、なおさらうれしかったです。教科書作品を本として出版していただき、感謝しています。
さっそく図書館にリクエストをしました。自分だけが読むより、もっと多く方に読んでもらいたかったのです。やっぱり18巻全部は無理と思っていましたが、なんとリクエストを受け入れていただきました。図書館のみなさま、ありがとうございました。
でも不思議なもので、国語ぎらいの私がなぜ教科書作品を? 国語はきらいだけど、お話は好きなのかもしれませんね。
ぱっと見た感じ
作品は教科書に掲載された雰囲気そのままです。絵も同じようですし、文字の大きさもほぼ同じです(学年が低いほど大きい)。表紙も教科書そっくりならいいなと思いましたが、古さを感じさせないシンプルにしたのは正解でしょう。
国語の教科書作品から想う
教科書作品から、思い出したことをつづってみました。私が使った教科書は、光村図書のものでした。
おおきなかぶ
小学校1年生のときの「おおきなかぶ」。これは絵本にもありますが、私は絵本を読んでもらった覚えがないので、教科書で初めて知りました。絵本を知ったのは、大人になってからでした。
私が小学校高学年のころ、近所の1年生に教科書を見せてもらい、「おおきなかぶ」を読んでいたものです。読んでみたさもあるけど、自分が好きな作品を見つける楽しみもあります。見つけたときは、うれしかったなあ。「おおきなかぶ」は教科書(光村図書)の定番みたいですね。
好きなシーンはやっぱり、みんなでかぶを引っぱるうんとこしょ、どっこいしょ
のところです。リズミカルだったり、くり返しのセリフって覚えてしまいますよね。
このかけ声、クラスの子が重いものを運ぶときにまねしていました。例えばそうじの時間にうんとこしょ、どっこいしょ
と机を運んだりね。作品の名ゼリフを自分で使ってみるのが、クラスのちょっとした流行でした。
絵本で出回っているからか、「おおきなかぶ」は「光村ライブラリー」に未掲載です。私が持っている「おおきなかぶ」は福音館書店の絵本です。
どろんこ祭り
6年生の授業で「どろんこ祭り」の絵話をやりました。教科書から自分なりにお話をまとめ、絵を描き、クラスみんなの前で語るわけです。
班ごとの発表でした。班は全部で10あり、1班4人ぐらいでお話をまとめます。ひとりひとりがちがうシーンを受け持ちました。そのときに、私が作ったものが見つかりました。たしか絵は、宿題で描いたような気がします。

絵の左上に(4) せっちゃんにおいついて みごとにどろをペシャンとぬり付けた。
と書いてあります。これはお話の後半あたりかな。ラストではなさそうです。私の4シーン目のあとに、5シーン目もあったのでしょう。

絵の裏は文になっています。紙芝居風ですが、宿題で仕上げるには絵と文を別々の紙にできないので、こういう形になったのかな。文を書くのは気が乗らなかったからか、文字が荒れています(笑)。
こんな感じでも、私にとっては貴重なもの。それで「どろんこ祭り」は心に残る作品になりました。この絵は、とっておいてよかったです。作品を読むだけでなく、こういった経験から作品に親しむのもありかな、と思いました。そんなこと、小学生当時は全然思わなかったけどね(笑)。
「どろんこ祭り」は「光村ライブラリー第15巻」にも掲載しています。



