カルちゃんエルくん
カルちゃんエルくんはシュレーゲルアオガエルです。
(「カルちゃんエルくんねむいねむい」 おはなしチャイルド第253号 作者のことばより引用)
へえー。そんなカエルの名前、はじめて知りました。種類はさておき、カルちゃんという名前はカエルの「エ」、エルくんはカエルの「カ」を抜いていますね。
この「カルちゃんエルくん」シリーズは、絵から楽しむ絵本です。
「ねむいねむい」では、たんぽぽ、つくしなど。「あついあつい」では、とまと、かぼちゃなど。「たかいたかい」では、木の実やトンボなど。「いいないいな」では、土の中で眠るとかげ、いもむしなど。どの絵本も、動植物たちから四季を感じさせてくれます。
カルちゃんエルくんあついあつい
表紙にとまとが実っています。とまと好きな私は「あついあつい」の表紙に目がいってしまいます。絵本を開けば、とまと畑です。とまとも、あついあつい
というのを読むと、実際の畑でも声が聞こえてきそうです。だからとまとは「あついあつい」と赤くなるのかな、なんて。
とまとだけでなく、カルちゃんエルくんもあついあつい
です。すずしいところを探しに、畑をはねまわります。とまと畑、かぼちゃ畑、きゅうり畑、とうもろこし畑と…。
どの野菜の葉も青々としげり、実があついあつい
といっているのを見ると、やっぱり夏野菜なんだなって思います。今は野菜も年中出回っているので、気がつきにくいです。ちなみに、さといも畑のさといもは「あついあつい」といいません。
野菜は食べる部分を見るのが多いだけに、畑で実っているのを見られるのはいいですね。一本の茎から、咲いている花もあれば、小さな実もあります。食べごろの大きな実もあります。それぞれ成長がちがうのです。野菜は食べ物でも、生き物でもあるんだなあ。
元気がいいカルちゃんと、夏ばて気味のエルくんは、愛嬌があってすきです。特にエルくんの、ぐたーとしたようすが。そんな2ひきを追っかけるように、ページをめくってしまいます。

