絵本書名か行
「か」で始まる絵本
からだであそぼう あし
この絵本は、静かに読む、読んであげるというより、足を動かしてわいわいやろうという感じです。絵本を読んだり聞いている時間より、足を動かす方が長くなるかもしれませんね。
で、足のどこを動かすというと、足の指です。足の指なんて、日常生活ではあまり動かしませんよね? 「かいじん これができるか」の指示どおり、足の指を動かしてみましょう。
いろいろありますが、例えば、足の指でグー、チョキ(親指だけのばす)、パー。絵本のゆうたくんはできなかったけど、私はうまくできました。
こんなの余裕って? いやいや、まだまだ。本編のお話ではありませんが、絵本の最後にある「足ほぐしあそび」。これは、なかなか難しかったです。足の指を一本ずつ開いたり閉じたりなどは、できませんでした。年をとると、体がかたくなるのかな…。
でもまあ、できても、できなくても、そんなことはどうでもいいのです。書名に「からだであそぼう」とあるように、体のチェックではなく、遊びですからね。気楽にやりましょう。
できないことも考えてか、絵本には、足の指のストレッチみたいなことも出ています。足の指を、手でつまんでのばしたり。足と手であく手をしたりなどなど。私はお風呂でやってみましたが、足がぽかぽかするみたいでいい気持ちです。たまには、足の指も動かしてみませんか?
2004年10月30日更新
がぶりもぐもぐ!
「かがくとなかよし」シリーズ。あとがきにも書いてある通り、食物連鎖のお話です。小さな芽をイモムシが食べ、イモムシをキリギリスが食べ、キリギリスをクモが食べ…と続きます。
人間は食物連鎖で上位だから、何かに食べられてしまうことは、例外を除けばないから安心です。でも、ほかの動物たちは、食うか食われるかの中で生きています。植物の場合でも、土から植物が育ち、その植物を虫や動物が食べ、動物や虫は死んだら土へ帰り…と、動物と縁があるものです。
どんな食べ物でも、もともとは命が宿っていたもの。そう思うと、食べ物を粗末にできないのでは? 何かに食べられる危険がなく、生きられる立場に感謝しないとね。
シンプルで繰り返しが多いお話だから、一度絵本をめくれば最後までめくってしまいますよ。
2003年9月29日更新
があこちゃん
あひるのがあこちゃんは、お母さんの肩掛け、ぼうし、くつを身にまとって大人の気分。
子どものころ、一度ぐらいは大人のまねをしたことがあるでしょう? 身近なところで言葉なんかを。があこちゃんも大人の言葉で、けろたんや、けろのに、声をかけています。
大人の世界は、子どもにとってはあこがれるものかもしれません。それで背伸びをして、大人の世界を味わうのかも。大人の世界に踏み込むと、一歩成長した気分にはなりますね。
でも、別に先を急がなくても、いずれ大人になるもの。子どものころは一度しかないから、今を楽しまないともったいない気がしますが…。
子どもより、大人の方が先を急ぐことがあるかもしれません。例えば子どもに、絵本より童話にしなさい、なんていっていませんか? そうあせらずに、この絵本を読んでみましょうよ。
2003年8月15日更新
かえるのレストラン
池にある、レストランでのお話。お店がはすの葉っぱの上だからか、お客は5人で満員です。店長のかえるのルーは、お客がいても昼寝をしたり、お客がいなければ歌の練習をしたりと、のんびりお店をやっています。のんびりやっていれば、なにもトラブルはないと思ったら…。
ルーは、お客さんのちょうちょうのリクエストに答えたために、トラブルをおこしてしまいました。けれども、トラブルにあったもうひとりのお客、かたつむりくんはいいよ、いいよ
と水に流します。
お店とお客の心のつながり。私はこういった、のんびりとこじんまりしたお店はいいなあと思います。実際はいろいろ大変だと思いますが。
2003年6月22日更新
かいじゅうのこんだて
「わははは! ことばあそびブック」シリーズ。1じ いちじく 1こ
、2じ にんじん 2ほん
というように、かいじゅうが次々食べる数え歌。時間と食べ物が語呂合わせでおもしろいです。
でも、オチはちょっとかわいそう。8じ、9じあたりがやばかったかな…。とはいうものの、かわいそういじゃ
という文でも、やっぱり笑ってしまいます。シリーズ名の通り、笑える絵本です。
2003年6月4日更新
帰ってきた おとうさんはウルトラマン
「おとうさんはウルトラマン」シリーズ。
前作「おとうさんはウルトラマン」は父と子の関係でしたが、この作品はどちらかというとお父さんが主役。しかも、バルタン星人のお父さんも出てきます。ウルトラマンとバルタン星人。2タイプのお父さんが出てくるわけです。
例えば「おとうさんはやくそくをまもる」のお話。待ち合わせで、ウルトラマンは時間にきびしいです。予定時刻をすぎると、3分しか待てません。一方、バルタン星人は自分にきびしいです。予定時刻をすぎても、ずっと待ち続けます。確かに、どっちも約束を守っているけど(笑)。
同じシーンでも、いろいろなお父さんがいるだなあ。この2人お父さんを、比べながら読むのがおもしろいです。あなたのお父さんは、どちらのタイプでしょうか?
2003年6月4日更新
ガスパールこいぬをかう
「リサとガスパール」シリーズ。
ガスパールは、おばあちゃんから犬をもらって飼うことに。名前はブックルドールにしました。犬を飼えるのはうれしいけど、いろいろと苦労することが…。
ペットを飼ってみたけれど、世話が大変なこともあります。飼ってみて初めてわかることもあります。でも、やっぱりかわいいです。どうする、ガスパール。
ガスパールが犬を飼うということは、ガスパールやリサは犬でないようですね。
2003年6月4日更新
かぼちゃスープ
ねこと、りすと、あひるがしあわせにくらしてきました。スープを作るときは、ねこがかぼちゃを切り、りすがかきまぜ、あひるが味付け。演奏会をするのも、ふとんを作るのも、なにをしても役目が決まっていました。しかし、あひるがほかのことをやりたいといいだして、大げんかになります…。
あひるはわがままでしょうか? なにか変わったことをやってみたいと思うだろうし…。けんかするほど仲がいいとは、こういうことかな。
「き」で始まる絵本
きりかぶ
「きりかぶのおはなし」シリーズ。
としをとった木は、きりかぶにされてしまいました。もう花を咲かせることも、こかげを作ることもできません。すっかりやくたたずになってしまったなあ…
。そこへ動物たちが次々とやってきました。
絵本に出てくるきりかぶは、定年退職をした方を想像しました。第二の人生探しみたいなところがね。木を切られてきりかぶになってしまったように、気持ちの切り替えというか、前のことはこだわらずにやってみようと感じました。なかなか難しいことではあるけれど…。
何か物事に取り組んでいる姿勢は、周りから見ていても活力が伝わってきますよね。絵本のきりかぶも同じ。きりかぶの表情を、初めのページから順に追っていくとわかります。絵を見ているだけでも、きりかぶの力がもらえそうです。
お話は堅苦しくなく、絵もかわいらしく明るい色彩なので、誰にでも受け入れやすい作品だと思います。
「きりかぶのおはなし」シリーズは、ほかに「きりかぶのともだち」「きりかぶのたんじょうび」があります。
2004年2月29日更新
きみとぼく
ぼく(ロボット-O)と、H-ロボットはいつもいっしょ。ぼくは故障もしないし、正確に動きます。それにくらべ、H-ロボットは失敗ばかり…。そんなロボットのお話。
H-ロボットの「H」は、ヒューマン(人間)の「H」では? 人間はまちがえたり失敗したりします。ロボットのように、正確に動くことはできないのです。しかし人間は、夢を見たり感情があったり、ロボットにないところがあります。
H-ロボットのセリフで、
しっぱいしても まちがえても ぼくがぼくらしく いられるせかいをつくる…
どちらがいいと決めつけず、お互いのいいところや個性を認めあうのって、大切だと思いました。
きっとみんなよろこぶよ!
子どもたちが、ペンキで家をぬりかえるお話。
表紙を開くと、ペンキの缶と、ペンキがついた足あとが続きます。これはなにかなと思いながらページをめくると、ペンキまみれの子どもたちと犬と猫がいました。
これはどうしたものかと、さらに読んでいくと、あらあら。お父さんとお母さんが留守の間、子どもたちがペンキで家をぬりはじめました。屋根も窓も塀も、家のどこもカラフルに。職人さんでもできないでしょう。
家はきれいにぬれたし、道具のかたづけもやったし、これならきっとみんなよろこぶよ!?
きいちごだより
りすクリくんへ。ずっと前、いっしょに野いちご食べたのおぼえてる? あまくておいしかったね。「きいちごだより」っていう絵本見たら、「くさいちご」。そっくりな絵が出てたから、すぐわかったよ。
ほかにも、いろんないちごが出てる。黄色とか黒とか。黒って変わってるなあ。あとね、きいちごのゼリーや、ジャムの作り方も出てたよ。
また取りにいって、いっしょに作ってみようか。いっぱい取れるといいな。 うさぎピキより。
…といった手紙風の絵本。私も絵本のことを、手紙風に書いてみました。
「く」で始まる絵本
くまさんアイス
こぶたのプリンくんは、町へくまさんアイスを買いに行きました。帰りはケーキ屋へより道。パン屋にも、うさぎさんの家にもよりました。でもやっぱり、おいしい誘いよりもくまさんアイス。家に帰ったプリンくんは、くまさんアイスを見てみると…。
こぶたの名前はプリン。出てくる食べ物もくまの顔をしたアイスや、おひさまのリンゴケーキなど。ケーキやパンはででんと大皿に盛られ、ホットケーキは38枚も重なって登場します。おやつにぴったりで、おいしそうな物がでてくるお話です。
子どもだけで作れそうな、くまさんアイスのレシピもあります。アイス以外のレシピはありませんが、お菓子作りをやっている方なら、レシピなしでも作れるかも。食べてみたいなあ、なんて想像するのもまた楽しいです。
この絵本は、学研おはなしファンファン(1998年5月号)より改訂出版したものです。
2004年2月29日更新
くまのおすしやさん
こぐまのタローくん一家が、おすし屋さんを開くお話。店の名は「からくりずし」。春夏秋の1日づつ、3日限定の営業です。冬は冬眠かな?
まず仕入れは、おとうさんとたろうくんがいっしょにやります。ふき、のいちご、はちみつ、さくらますを取りました。それに動物たちから、たけのこ、わらび、たんぽぽの差し入れもありました。
…と、くればわかるでしょう。そう、春の営業日です。仕込みが出来たら、さあ開店。動物たちの列が、お店に入ります。
このお店は回転寿司です。なのはなときゃべつのちゃきんずし
など、変わったおすしが出ています。春づくしってところですね。
お客の方はというと、おすしを親子がひとりじめしたり、子ども同士が取り合いをしたり。これは、本当のすし屋でもあったりして…。
絵本にも、おすし屋さんのへぃ、らっしゃい!
、へい おまち!
といったかけ声が出てきます。つい、まねをしてしまいそうだなあ。ここは威勢よく、声を出して読みたいですね。
絵はそう和風でないものの、おすし屋さんの雰囲気が味わえる絵本です。
2003年7月29日更新
「こ」で始まる絵本
こぐまのたろ
こぐまのたろと、うさぎのなーちゃんは、木いちごつみに出かけました。木いちごをいっぱいつんだら、たろのお母さんにケーキをやいてもらいます。
絵からもわかりますが、文にもこぐまのたろは、きいろのくまさんです
と書いてあります。黄色のくま? というのもこの絵本は、著者が知り合いの子に、お話と黄色いくまのぬいぐるみをプレゼントしたのがもとだそうです。
なぜたろが黄色なのか、奥付あたりの著者紹介を見ないとわかりません。でもまあ、そんなことは別に知らなくてもいいんです。お話自体に違和感は感じません。
お話は、かくれんぼからはじまります。黄色いたろが、黄色い菜の花畑にかくれたらどうなるでしょう。白い体のうさぎのなーちゃんも、白いクローバー畑にかくれたら…。絵はちょっとした絵探しのようで、お話に引きつけられます。それに、植物から自然と春を感じますね。
お話後半では、たろのお母さんとケーキを作ります。取ってきた木いちごを、ふんだんに使っておいしそう。ちゃんと生地作りから順に描いてあるので、食欲がそそります。食べ物が出ておいしいお話でもあるけど、たろとなーちゃんが助け合うシーンもあって、心温まるお話でもあります。
こぐまのたろシリーズは、2004年2月に限定出版として復刊されました。ほかに「たろとなーちゃん」「たろのえりまき」があります。「こぐまのたろ」「たろとなーちゃん」は春のお話。「たろのえりまき」は冬のお話です。
2004年3月11日更新
こねこのミトン
ねこ好きなリチャードが、子ねこを飼いました。名前をミトンにしました。ある日、ミトンは、おばさんの赤ちゃんからいやがらせを受けてしまい、どこかへ行ってしまいました…。
私だって、飼っているねこがいなくなったらたまりません。特に子ねこは、飼い主のところへ戻らないかもしれないから不安になります。リチャードも同じ気持ちでしょうね。
ミトンがいなくなったとき、お母さんは別のねこを勧めます。でもリチャードはぼくは べつのこねこなんてほしくないんだ…
といい返します。たとえ見かけが同じねこでも、一匹一匹命があります。ミトンに対する想いを感じました。
この絵本を見たくなったのは、同じ著者の「うさぎのマシュマロ」に出ているねこのオリバーが、それはもう、ねこらしく描かれていたからです。
この「こねこのミトン」もなかなか。ねこが、前足を交互に踏むしぐさも描いてあります。これは、ねこを飼っていないと見られないかも。著者はねこ好きなのでしょう。よく観察しています。絵からいろいろなねこの性格も伝わってきました。
2003年9月2日更新
ごちゃまぜカメレオン
カメレオンって、まわりの色にあわせて体の色が変わるよね? でも、このお話に出てくるカメレオンは、まわりの色を取込まずに、ほかの動物のいいところを取り込んでいくのです。
なんでもかんでも、いいところを取り込んだカメレオン。いろんな動物の姿がまざってちょっと変。そんなカメレオンも、変な自分に気がつきます。だから「ごちゃまぜ」なんだね!?
この絵本、ページがちょっと変わっています。文房具のフォルダのタブみたい。ページをめくると、タブの切り込みのところに、動物たちが出てくる仕組みです。その動物たちの色分けがきれいですよ。この絵本には、ミニ版もあります。
2003年6月4日更新
コアラのコーシャ
コーシャはコアラの子。コーシャがひとりでいると、オオムがやってきました。オオムはコーシャにぼくみたいにできる?
というと、飛んでいってしまいました。
コーシャも飛ぼうとしたけど、飛べません。コアラだからね。動物たちは自分ができることを、コーシャにやってみせます。それを見て、コーシャもやってみるけど…。
他人の得意なことは気がつくけど、自分の得意なことはなかなか気がつかないもの。コーシャにだって、あなたにだって、自慢できることあるはずです。
コアラとお花
コアラが花を育てるお話。コアラが、アライグマとアナグマに、花のことを聞いても返事はいまいち。ほらふきというか、物知りぶっています。
腹が立つけど、このままアライグマやアナグマを、相手にしてもしょうがありません。コアラは、ロバから図書館のことを聞いて、自分で調べることにしました…。
後半にコアラは花のことだけでなく、虫や、ほかのこともしることができた
とあります。自分で調べるのと、他人から聞いたのではわけが違います。結果はどうあれ、調べる過程が大事。図書館は知識の宝庫です。
こぐまのともちゃん
白熊の兄あっちゃんと、弟のともちゃんが、はちみつとほしぶどうを、おばあちゃんの家へとどけるお話。途中、りすくん、ねずみくん、うさぎくんが困っているところを助けながら行きます…。
あっちゃんは、なんでも進んでやるタイプ。ともちゃんは、細かいところに気がつくタイプ。ともちゃんが、あっちゃんをフォローしていきます。
なんでも兄が優れているとは限りません。いつも兄弟助け合っていきたいです。

















