がちょうときつね

絵本

「がちょうときつね」表紙

ピキとクリより

うさぎピキ
ふふふ。ちょっとおもしろ話かな。がちょうがきつねにあぶない!って注意するけど、きつねは聞いてくれない。なぜって? がちょうがいってること、まちがいばかりでね。にれの木と、かしの木をまちがえたりとか。
りすクリ
それ、木がきつねの方にたおれたときでしょ。そんなとき、木の名前なんてどうでもいい。がちょうは、きつねにあぶない!と教えたのに、がちょうをばかって。ちょっといいすぎじゃない? だから、ひどいめにあうんだよ。
うさぎピキ
どっちもどっち。がちょうは物の名前をまちがえるし、きつねはこわいもの知らずで。
りすクリ
ま、まあね。いや、やっぱりそうかな…。がちょうは頭いいかも。
うさぎピキ
きつねにあぶない!って教えるから?
りすクリ
いや。がちょうはわにをくすぐって、きつねを助けるでしょ。あと、きつねがわしにつかまったときに、湖の上を飛んでいるわしをアタック。きつねを湖に落したりね。
うさぎピキ
そうか、地面に落としたら痛いよね。
りすクリ
この絵本でいうなら、ピキはがちょうタイプだね。
うさぎピキ
いやー、ぼくって頭いいっ。
りすクリ
いやいや、物の名前をまちがえるところが。この前買い物で、豆腐のもめんと、きぬをまちがえなかった? 他にも、じゃがいものだんしゃくと、メークインを…。
うさぎピキ
ぼくは、そんなまちがいしないけどなー。クリが買い物行ったときじゃない?
りすクリ
んんん…。
うさぎピキ
がちょうタイプは、クリだったな。だんしゃくとメークインのちがいわからないなんて、ばかなやつがいるもんだ。
りすクリ
もう! きつねのまねなんかして。

たとえ「ばか」といわれても

がちょうときつねは、でこぼこコンビ。きつねが、がちょうをおそう、というのはよくある話。でもこの絵本は、がちょうが、きつねを助けるんだよ。めずらしいね。

がちょうは、きつねにばか!っていわれても、何回もうまく助ける。「ばか」っていう方が「ばか」だったりして。うーん、どうだろう。