#34_秋穂八十八ヶ所(29番)

- そろそろいこうか。まちの中に二十六番札所がある。まちまでもどろう。

- ここは札所のかんばんがあったところ。まっすぐから来たよ。

- そうそう。ここは右から来て、まっすぐの二十六番でお参りした。

- まちの中にもどってきた。右は農協や魚屋さんがあったよね。

- うん、四十一番もあった。今度は左にいこう。曲がったらすぐ右。まっすぐが港なんだけど。

- またまた寄り道なんだ。先に鳥居が見えるよ。あれが札所?

- こことちがう。ここは八坂神社という神社だ。

- ほんと、札所の番号も出てない。ここじゃないみたいね。

- でも、札所はこの近くだよ。まっすぐが神社なら、札所は右の方だ。神社の前の四つ角を曲がってみよう。

- ここじゃない?

- ここだ、二十九番。

- おまいりおまいり…。

- 次は二十五番もあるけど、秋穂漁港が近いな。

- やっと港だ。

- ちょっと寄り道してたからなあ。

- もう、ちょっとどころじゃないよ。札所ばっかりいって。

- それだけここ、秋穂は見どころがあるってことさ。次は港だ。札所を左へ出て、四つ角を左へ曲がったら…。

- 次の角を右。

- 橋がないのに橋? なんだろ?

- 昔、ここに髪解橋という橋があったんだって。

- そうだったんだ。今は川も見えないね。

- おっとっと、バスだ。

- 絵本には、港の入口にバス停があるよ。バスが曲がった方が港?

- バスは左に曲がったけど、地図ではまっすぐの方に港がある。ほら、まっすぐ先は空がひらけてる。海が近いよ。
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