#33_善城寺のタブノキ

- わあ、大きな木。タブノキだね。

- 木のそばに
山口市指定天然記念物 善城寺のタブノキ
と書いてある。これがタブノキだ。

- いい枝振りねえ。枝が大きいから、ぼうで支えてあるよ。

- 木の中にお地蔵さんみたいな石像がある。

- こんなところに…。ここなら雨にもぬれないし、いいところにいるね。

- タブノキの奥が善城寺だ。

- 三十五番ね。おまいりおまいり…。

- すぐとなりにも札所があるよ。

- うす暗くて中があんまり見えないね。

- ちょっと入ってみよう。

- なんかいっぱいある。どれが札所だろ?

- 二十七番はここみたい。

- おまいりおまいり…。

- 三十四番はここだな。

- いたっ。しっぽ、しっぽふんでる。

- ごめん。暗くてわかんなかった。

- もうもうっ。おまいりおまいり…。

- 三十六番もあった。

- おまいりおまいり…。

- いっぺんに3つも札所をいっちゃった。

- ここだけでもいっぱいあったね。お寺の門のところにもあったし。

- 札所はもうひとつあるよ。いってみよう。

- 三十一番はお寺の奥かあ。

- 階段上っていたら海が見えた。まちのそばの、あれが秋穂漁港だろう。

- 絵本にあった港ね。ずいぶん高いところまで登ってきたんだ。

- 階段の一番上に着いた。ここが札所だ。

- お堂がふたつあるよ。

- 奥の赤い屋根がそうだ。三十一番と書いてある。

- おまいりおまいり…。もう札所はないよね?

- このあたりはないみたい。まちまでもどらないと。

- その前に、ちょっと休んでいこうよ。

- そうしよう。またまた寄り道しちゃったな。
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