ふくろうのそめものや

絵本

「ふくろうのそめものや」表紙

白からほかの色になるお話は?

りすクリ
ねえねえ、ピキ。ピキは白いうさぎだけど、体をそめてみたいなーって思わない? この絵本みたいに。
うさぎピキ
「ふくろうのそめものや」みたいに? それ、からすが真っ黒になるお話でしょ。からすみたいになりたくないなあ。
りすクリ
ピキも絵本のからすと同じ白だから、ほかの色になってみたいかな? と思って。ほら、白いうさぎが、ほかの色になるお話があるでしょ。「子うさぎましろのお話」とか「シーツうさぎフウフウ」とか。
うさぎピキ
そうだねえ。ましろは自分で黒くなったなあ。なりたくてなったわけじゃないけど。フウフウは、いろんな色になってきれいだった。それと「わたしのワンピース」は? うさぎの色は変わらないけど、あのワンピースもきれいだよ。
りすクリ
あのワンピースも、初めは白だよね。白はいろんな色になれるんだ。いいなあ。

「ふくろうのそめものや」くらべ

うさぎピキ
クリが「ふくろうのそめものや」を出してきたから、こっちも…。
りすクリ
あれ? ちがう「ふくろうのそめものや」。
うさぎピキ
へへ、いろいろあるみたい。
りすクリ
ピキがもってるのは、山口マオさんの絵だね。日本民話って書いてあるよ。
うさぎピキ
クリのは、文が松谷みよ子さん、絵は和歌山静子さん。「あかちゃんのむかしむかし」って書いてあるね。「ふくろうのそめものや」は昔話だよ。
りすクリ
昔話は、いろいろな絵本があるよね。
うさぎピキ
うん、著者によってちがう。語り継がれているから、その土地その土地のお話があるだろうなあ。
りすクリ
ピキがもってる山口マオさんの、セリフがお店屋さんみたいでいいねえ。
うさぎピキ
へい。なにいろにそめましょうって、お店に行ったみたいでのってくるでしょ。
りすクリ
絵本のように、こっちも「そうだな…」といってしまいそう。それとそれと、ふくろうの顔つきもいいと思うよ。
うさぎピキ
からすのいろいろな注文に、ひきつってる顔つきがまた…。そうそう、クリがもってる松谷みよ子さんのもいいよ。鳥の名前がいろいろ出てるし。
りすクリ
えっと、名前が出てるのは…。みやまかけす、しじゅうから、かわせみ。
うさぎピキ
なかなか見られない鳥たちだ。ふくろうや、からすは見てわかるけど、ほかの鳥は見かけてもわからないな。
りすクリ
鳥は小さいし、すばしっこいからね。
うさぎピキ
うん。あとは…。全部の色がまざってしまう前に、黄色に青を重ねているシーンがあるでしょ。色をまぜると別の色になるんだな、ってわかるよ。
りすクリ
でしょ。色の混ぜ合わせも、このお話の見どころだよ。
うさぎピキ
でもさ、このお話、いいところに目がついたもんだ。だからからすは黒なのかあー。
りすクリ
「かあー」といえば、どっちの絵本も、からすの鳴き声で終わってる。
うさぎピキ
ほんと。これも昔話で伝わってるのかな? おもしろいね。この鳴き声、なんか笑ってくるな。まぬけなからすがないてるみたいで。
りすクリ
ふふふ、おかしなお話だよね。

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