シチューはさめたけど…
絵本
ピキとクリより

- 「シチューはさめたけど…」。本の名前に「…」みたいな点があるのはめずらしいな。

- そうねえ。絵本にはそうないよね。絵はちょっとくずした感じ。なんだか変わってるねえ。

- それにしては、いい味でてるよ。

- シチューが?

- 絵本もいいお話でいい味でてる。シチューも、うさぎがくまにシチュー作りをたのむぐらいだから、おいしいだろう。

- でも、うさぎはシチューを食べられない。くまとけんかしてしまったから…。

- けんかはいやだね。うさぎは、あっさり家を飛び出すんだもん。シチューの味を忘れたのかな?

- うーん…。シチューの味もだけど、うさぎは、くまをすきってことも忘れたのかもね。くまも、うさぎことを…。

- このお話、仲がいいほどけんかするというもんかな?

- そんな気もする…。本当の仲ならけんかをしても、また仲良くなるよね?

- うん、きっと。もしけんかをしても、気持ちまでさめなかったらね。
けんかは仲良しの証
仲良しだったのに、いやなことが目についてついけんかをしてしまった…。こんなこと、普段あるでしょう?
けんかをするってことは、それだけ相手のことを知っていること。けんかをしたときこそ、本当の仲かどうか試されると思うのです。もしけんかをしても、一息ついて、よく思い出してみましょう。
いいことや大切なことは、なくして初めて、そのよさに気がつくかもしれません…。

