うさぎさんてつだってほしいの
絵本
ピキとクリより

- うさぎさん、てつだってほしいの。

- うさぎさん? いつもはピキっていうのに…。で、なあに。

- 絵本のことなんだけど…。

- 絵本のことだって?

- 絵本を読んで、思ったことを書きたいけど。なかなか…。

- それはこまったね。で、なんの絵本読んだんだい?

- 「うさぎさん てつだってほしいの」

- え、絵本探しから? やれやれ、てつだってあげなきゃね。

- いや、うさぎさんといってもピキでなくて、この「うさぎさん てつだってほしいの」って絵本なんだけど…。

- あらら、絵本あるじゃない。小さな絵本ね。見せてよ。

- 女の子がお母さんにあげるプレゼントを、うさぎさんと探すお話だよ。お母さんがすきな赤、黄色、緑、青の物をね。

- このうさぎさん、ちょっと変わってない? すらっとした人間みたい。

- うさぎばなれしてるねえ。ピキとちがうよー。でもこのうさぎさん、プレゼントで「あかいけいとのはらまき」を思いつくなんて…。そんなところは、ピキとにてる。

- こらこら、なにがにてるんだよっ。

- ああ、わかったわかった。でもまあ、なんとか書けたよ。てつだってくれてありがとう。うさぎさん。

- ど、どういたしまして。いいのかな、こんなので。ははは…。

- ふふふ…。
うさぎさんとの会話も楽し
女の子とうさぎさん。女の子が「うさぎさん てつだってほしいの」とたのむぐらいだから、前から仲よしなのかな? うさぎさんは、女の子の相談を気持ちよく引き受けます。でも、ちょっとはずした答えを出したり、おとぼけだったり…。そんな会話のやり取りが、読んでいて楽しいです。
あとこのうさぎさん、見かけはスリムでかっこいい(?)。センダックのうさぎさんは、ひと味ちがうぞ。
センダックといえば、代表作のひとつに「かいじゅうたちのいるところ」があります。この絵本の絵も、なかなかいいと思うなあ。

