十二支のおはなし

絵本

「十二支のおはなし」表紙

ピキとクリより

うさぎピキ
やっぱり12月の本屋さんは、クリスマスの絵本がいっぱいだなあ。お正月の絵本はちょっとしかなかった。十二支の絵本を買いに行ったんだけどね。
りすクリ
そうそう。お正月の絵本コーナーが、あったことはあったけど…。クリスマスがすぎないと、お正月の雰囲気が出ないのかな。
うさぎピキ
うーん…。お正月よりクリスマスが先にあるからね。まあ、十二支の絵本を買うつもりだったから、お正月の絵本コーナーがあってよかった。
りすクリ
なんていいながら、どれ買うか迷ってたじゃない。
うさぎピキ
そんなこといったって、みんな十二支のお話なんだよ。どれ選んでもいいだけに、いろいろあると目移りしてしまうー。
りすクリ
ねこが出てくるお話がいくつかあるね。
うさぎピキ
そう、同じお話があるよ。でもさ、絵本それぞれ絵はちがうし、お話もちょっとちがうところがあるんだ。
りすクリ
ねこが出てくる十二支のお話は、全国で語り継がれているそう。「十二支のはじまり」(佼成出版社)に、全国にいろいろなお話があるって、書いてあったよ。
うさぎピキ
だから、いろんなお話があるんだ。ぼくは「十二支のおはなし」(岩崎書店)を買ったけど、いろんな十二支の絵本を読んでみたくなるな。
りすクリ
あの「十二支のおはなし」かあ。絵がおもしろいね。
うさぎピキ
うん、ぼくはこの絵がすき。最後のねこのシーンも、この絵本がおもしろかった。
りすクリ
ねこもおっちょこちょいというか、なんというか…。
うさぎピキ
だから笑える。ほかの干支も、いい顔しているな。
りすクリ
顔が大きめに描いてあるから、表情がわかるね。とら、たつ、いのししは、ページいっぱいに出てきて迫力あるねえ。
うさぎピキ
絵もいいけど、文もにわとりは おだやかに とりなしたって、さりげなくだじゃれで笑った。
りすクリ
笑いのツボが…。いいけど。
うさぎピキ
笑って新年迎えた方がいいじゃない。♪ね、うし、とら、う、うさぎの、う。
りすクリ
干支にうさぎが出てるからって、はしゃいでいるなあ。

選ぶ楽しみ、比べる楽しみ

ねこが出てくる十二支のお話だけでも、いろいろな作品があります。例えば…。

「十二支のはじまり」(作:谷 真介、絵:赤坂 三好、佼成出版社)は、へびと、たつが競り合うシーンや、ねこが顔を洗うわけも書かれています。出典元は岡山県に伝わるお話だそうです。最後のページに、十二支について簡単な説明もあります。

「十二支のはじまり」(作:岩崎 京子、絵:二俣 英五郎、教育画劇)は、ほかの動物たちが、十二支に入れなかったわけがわかります。文は、語尾が「…だと」と語りかける感じです。絵では、かみさまの顔が見えません。

というように、それぞれのお話があるわけです。干支の由来話は、その土地その土地で語り継がれているうちに微妙に変わっていったのでしょうね。

なので、それぞれ文を読み比べたり、絵を見比べてみるのも、おもしろいですよ。いろいろな絵本から、自分の好きな一冊を見つけてみましょう。

私は書店で、十二支の絵本のどれを買おうか迷いましたが、悩んだというより、選ぶ楽しさを感じました。

十二支の絵本

十二支とねこ

十二支のおはなし
作:内田 麟太郎/絵:山本 孝/岩崎書店
じゅうにしのおはなし
作:ゆきの ゆみこ/絵:くすはら 順子/ひさかたチャイルド
十二支のはじまり
作:岩崎 京子/絵:二俣 英五郎/教育画劇
十二支のはじまり
作:谷 真介/絵:赤坂 三好/佼成出版社
十二支のはじまり
作:長谷川 摂子/絵:山口 マオ/岩波書店

そのほかの十二支

ね,うし,とら……十二支のはなし
作:ドロシー バン ウォアコム/絵:エロール ル カイン/ほるぷ出版
十二支のお節料理
作:川端 誠/BL出版
十二支の年越
作:川端 誠/リブロポート
十二支のことわざえほん
作・絵:高畠 純/教育画劇

このほかにも十二支の絵本はありますよ。

干支のまち宮崎県延岡市北方

絵本とは関係ありませんが、干支にちなんでひとつ。

干支の町宮崎県延岡市北方 案内板

宮崎県延岡市北方(旧北方町は延岡市に合併)では、地区を十二支にわけています。ちゃんと住所にも干支が入っているとか。そんな北方で見かけた干支を紹介します。

宮崎県延岡市北方の位置(地図:Mapion)