大根はエライ
絵本

ピキとクリより

- 大根かあ。今までえらいなんて思わなかった。大根は、見かけることも食べることも多いからね。

- 大根の食べ方、絵本にいろいろ出てるなあ。

- ああ。大根いっぱい食べるなら、おでんや煮物だ。やわらかく煮えて、大根に味がしみてるのがおいしいよね。

- うん。それでピキは、大根一本ぐらい食べてしまいそうなんだから。

- ははは、そこまでないって。生なら、大根なますがすき。酢のものを食べるとさっぱりするー。

- 大根おろしもさっぱりするよ。

- そうそう。大根おろしはいろんなものに合うよね。大根おろしは、大根の先より太いところがいい。先の方は辛くて辛くて。

- 辛いというか、ぴりぴりするね。

- クリは大根すき?

- 大すきってほどでもないし、きらいでもない。ピキは?

- ぼくもそんなところ。

- 大根がきらいって、あまり聞かないよね。にんじんやピーマンがきらいなのは聞くけど。

- にんじんもピーマンもおいしいのにー。

- ピキはよく食べるからね。それにしても大根って、種類もいっぱい、食べ方もいっぱいあるなあ。こんな野菜、ほかにあったかな?

- うーん、どうだろうねえ。大根は言葉まであるし。

- 大根って、食べるばっかりでないね。大根足ってほら、この前読んだ絵本「ベーコンわすれちゃだめよ!」(さく:パット ハッチンス、やく:わたなべ しげお、偕成社)にもあったじゃない?

- それそれ。女の人の足を、
ふといだいこんが
といっていたなあ。笑っちゃったよ。大根言葉もあるし、大根絵本もあるし。やっぱり大根ってすごい。
誰もが知っている大根だけど…
「大根はエライ」という書名で、え? と思って絵本を開いてみると…。いやあ、見事に見抜かれました。大根の料理、言葉、種類、効能、ルーツ…と、あらゆる角度から大根を紹介。紹介といってもかたくるしくなく、ふむふむと読みいってしまいます。大根は身近な野菜だけど、知っているようで知らないものですね。
後半の赤いページは、大根の白さがさえてなんと派手なんでしょう。ちょっと笑ってしまいました。この絵本、八百屋さんやスーパーなどのお店で、大根とならべてもよさそうです。
大根とは全然関係ありませんが、付録にスズキコージさんの「ドラゴン劇場」もついています。切ったり折ったりと作れば、竜退治の舞台ができあがります。
大根のお値段
6ページ目。野菜が値札とともにならんでいます。大根は1本250円。高いです。ねぎ200円、きゃべつ150円もちょっと高い。大根は冬が旬なので、絵本の絵は夏のものかもしれませんね。
いつだったでしょうか。私のところで、大根があまりにも豊作なので、畑で処分しているニュースを見ました。収穫前の大根をトラクターで粉砕…。うわー、もったいない。安値すぎるため、出荷すれば農家の方が赤字になるそうです。
かと思えば、2004年秋の台風では野菜の価格が急上昇。大根だと1本150円ぐらいはしていました。普通のにんじん2本分ぐらいの長さでほっそりしたものがね。でも年末ごろには、大根足のようなものが100円以下に。いつもの旬の値段に落ち着ついていました。
やっぱり大根って、平均的に安いですね。大根が安く買えるのも、農家や市場の方の努力もあるでしょうけど、 何事にも負けずにすくすく育つ大根もほめてあげたいです。安くておいしい大根、ほんとにえらい。大根さん、これからもお世話になります。

写真は2005年1月に買った丸い大根。1玉40円でした。
意外と知らない七草
25ページ目。七草が出ています。大根の絵本で、七草が出てくるとは思っていませんでした。七草のスズシロが大根なんですね。

絵本の七草は絵なので、実際に見てみました。スズシロは、小さいながらも大根の形をしています。
私が買った七草セット(200円)です。スズナは赤と白が売っていました(買ったのは赤)。セリ、スズナ、スズシロはわかったけど、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザはどれがどれだか…。なんか春菊みたいなのも入っているけど、どうでしょうか。地方によってはそろえられないのかな?
七草がゆなどの料理では、七草を切って使いますよね。ですから料理だけを見ても、草と名前が一致せずにわかりません。料理前の七草を、見て触れておくのもいいと思います。というかそれ以前に、1月7日には七草を食べましょう。

