まんいんでんしゃ
絵本
表紙:特製版
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- これは乗り物絵本でもあるし、おもしろい絵本でもあるな。「まんいんでんしゃ」といっても、疲れる感じはしない。かたくるしくなくないね。

- かたくるしくないのは、絵のおかげもあるよ。ちょっと変わったおもしろい絵だ。

- 色鮮やかだよね。お客さんもいろいろいる。絵本だから笑っていられるけど、本当にこんなお客さんがいたらちょっと…。

- 本物の電車にも、くまさんと、とらさんのように、所かまわず押し入りする人がいるね。押しつぶされて、いのししのこどもたちみたいになっちゃうよ。

- でも、いくら押す人でも、はりねずみさんが乗っていたら、針が痛くて押せないだろうな。

- はりねずみさんも、混んでいる電車に乗っているのがまた…。どっちもどっちだね。

- だから笑えるんだよ。

- わにさんも笑える。席をひとりじめのつもりじゃないのに、ひとりじめ。

- そこ、笑えるよね。まあ、わにさんは体が長いからしょうがない。ロングシートは、わにさんにぴったりだ。

- ロングシートは、わにさんの指定席だったりして。

- そうそう。「おれは、これでも指定券を持っているんだよ」なんてね。

- 絵本の電車も、いろんなお客さんがいるなあ。

- そうだね、本物の電車もそうだけど。本物の電車のお客さんも、この絵本のまねをしてるのかな? お手本じゃないのに。

- この絵本が、本物をお手本にしたんだよ。今度電車にのったら見てみようか?

- うーん、あまり見たくないね。絵本だけでいいよ。
